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第1章
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「「「ごちそうさまでした!」」」
無事に完食した私たち。元々、一般的なパフェより大きくて具沢山な事が売りのお店で、食べるのに時間がかかる。
それに加えて、私が特大パフェを注文した事により、食べ終わるのに時間がかかってしまった。
お会計を済ませ、外に出る頃には陽が傾き始めていた。
「どうする~? プリでも撮りに行く?」
「良いですね! 駅前のプリクラ、新機種出たらしいですよ」
「……あ、ごめん。私、この後用事があって帰らないと行けないんだよね」
「そっか~。それは仕方ないね。誘っておいてなんだけど、また今度でも良いかな?」
「大丈夫です! せっかくなら3人で撮りたいですもの! そのかわり今度プリ行く時は沢山撮りましょう!」
「え? 行きたかったんじゃないの? 2人で行ってきて全然……」
「ダメだよ! 私は3人で行きたいの。ほら、光莉は予定があるなら早く帰る!」
「2人ともありがとう! それじゃ、また来週」
◇◇◇
「やばいやばいやばい。このままだと配信の時間に遅れちゃう。あと30分でお家帰れるかな……」
思ったよりパフェ食べるのに時間使っちゃったんだよね。
配信予定がなかったら、プリも撮りに行きたかったし、ハシゴしてもうちょっとお菓子食べたかった……
初配信の内容は決めたけど、挨拶もまだ決まってないし、リスナーさんと上手くお話できるかわかんないし、何より緊張する。
真横を通り過ぎる電車を見ながら、走る。
この次の電車に乗らないと、初配信遅刻する。
初配信から遅れるVtuberとか印象最悪すぎるよ。
走って走って走って、なんとか間に合った。
空いている席に座り、ほっと息をつき携帯を取り出すとキラッターの通知が来ていた。
『配信待機!!』
『初配信楽しみにしています』
いつも反応くれるフォロワーさん達だ。
楽しみにしてくれてるの、嬉しいな。
早く帰って配信つけたいな~。
そんな思いを胸に私はまた走り出すのだった。
無事に完食した私たち。元々、一般的なパフェより大きくて具沢山な事が売りのお店で、食べるのに時間がかかる。
それに加えて、私が特大パフェを注文した事により、食べ終わるのに時間がかかってしまった。
お会計を済ませ、外に出る頃には陽が傾き始めていた。
「どうする~? プリでも撮りに行く?」
「良いですね! 駅前のプリクラ、新機種出たらしいですよ」
「……あ、ごめん。私、この後用事があって帰らないと行けないんだよね」
「そっか~。それは仕方ないね。誘っておいてなんだけど、また今度でも良いかな?」
「大丈夫です! せっかくなら3人で撮りたいですもの! そのかわり今度プリ行く時は沢山撮りましょう!」
「え? 行きたかったんじゃないの? 2人で行ってきて全然……」
「ダメだよ! 私は3人で行きたいの。ほら、光莉は予定があるなら早く帰る!」
「2人ともありがとう! それじゃ、また来週」
◇◇◇
「やばいやばいやばい。このままだと配信の時間に遅れちゃう。あと30分でお家帰れるかな……」
思ったよりパフェ食べるのに時間使っちゃったんだよね。
配信予定がなかったら、プリも撮りに行きたかったし、ハシゴしてもうちょっとお菓子食べたかった……
初配信の内容は決めたけど、挨拶もまだ決まってないし、リスナーさんと上手くお話できるかわかんないし、何より緊張する。
真横を通り過ぎる電車を見ながら、走る。
この次の電車に乗らないと、初配信遅刻する。
初配信から遅れるVtuberとか印象最悪すぎるよ。
走って走って走って、なんとか間に合った。
空いている席に座り、ほっと息をつき携帯を取り出すとキラッターの通知が来ていた。
『配信待機!!』
『初配信楽しみにしています』
いつも反応くれるフォロワーさん達だ。
楽しみにしてくれてるの、嬉しいな。
早く帰って配信つけたいな~。
そんな思いを胸に私はまた走り出すのだった。
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