幻影の讃美歌

ごさまる

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第二章

〜第23話〜予想外の敵?〜

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ハデスはロネと別れ、ゆっくりと皆の元へ歩いてきた。

「もう、いいのか・・?ハデス」

「はい・・ルシファー様・・ありがとうございます」

ハデスは、ルシファーに一礼すると、ミーミルの側へ行き小さくうなずいたのだった。

                   ************

一行は、新たな「悪」を狩るべく歩きだした。

「🖤おやっ?何やら、三匹はいるわ・・♪」

「・・その様だな・・気を抜くな・・」

奥の方で人影が、うごめいているのが見える。

だんだん人影は、こちら側に向かってくる。

《クックックックッ・・相変わらず・・店長の言いなりだ・・クックックックッ・・》

《・・へッへ・・俺達にとって、その方が都合がイイサ・・へッへぇェぇ・・》

《・・指輪の件にしても・・シッシッシッシッ~奴は顔色変えて真っ先に来やがった・・バカな奴さ・・シッシッシッ~》 

「・・・・誰だろう・・?まさか・・!?」

「悪」の正体は、優の職場の後輩タケオと、店長、トオルであった・・。

「な、なんで・・!?どうしてよっ !!」

愕然としゃがみこむ優・・。

「・・どこで悪意を買っているかなんて・・予想なんて出来ぬものだ・・特に人間はな・・」

「🖤「悪」の感じからして私好みだわっ♪ねぇ~ルシファー様🖤私に狩らせてく・れ・な・いっ🖤」

「・・好きにしろ・・」

「🖤キャア~ !ありがとう♪チュッ🖤」

「は、離れろ !貴様っ!」

「・・ねぇ、ダミアン、本当にセイラ一人で平気なの?」

「♪アハッ、見てなって♪」

《グオォォォ・・クックックックッ・・ネタマシイ・・イ ツ モ オ マ エ ガ ニ ク タ ラ シイイィィ・・》

どんどん近づいてくる「悪」にセイラが一言。

「なめんじゃねぇぞ !クソガキ共がああっ ! !」

「・・えっ?・・・・!?セイラくん?」

          優は、心からセイラに任せようと思いました。

 
「おぉらあああああっ !」

勢いよく走り出したかと思うと、一気に空中高く宙を舞い扇子を思いっきりあおぐ!

!  タッタッタタッタッタ  ! 

「秘技・風神の舞い ! !」

バッバッバッバッバッバッ  !ドゴーン ッンッン !

《ギャアァァァ・・グオォォォ・・ブシュウウ・・》

《・・おのれェぇ・・おぼ、え、てろぇブシュ・・》

「🖤あなた方を覚えて、私に何の特があるのかしらっ?バカも休み休みにしなさ~いっ🖤
さようなら~!エヘッ🖤」

セイラの本性に唖然とする優・・。

「♪アハッ !まあ、気にするでない♪」

「・・そ、そうね・・あはははは・・」

「🖤ダミアン様、三人の魔素の浄化宜しくお願いしま~す🖤」

「♪了~解 ♪ 頂きま~すっ!」

グワァっ!             パックン♪

「♪ご馳走様でしたっ!アハッ♪・・所で、そろそろ私が今、浄化中の魔素を合わせるとミーミルが封印する魔素玉が五つになるぞ・・
タイミングをみて、優に渡さなきゃならないのだっ。
どうする ?ルシファー ?」

ピンク色の玉・・魔素玉を更に「真の闇」の持ち主である優に一旦預けるのだ。

「・・ダミアンの浄化が済み次第・・五つの魔素玉を優に移す・・」
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