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ローブ姿のショタはまっすぐ俺のところへと走ってきて、身を屈める。
「もう、あいつらしつこい!」
涙目で眉を吊り上げながらプリプリと怒っていた。
「ハーリス、どうしたのです?」
リーキ、否、ネギがローブ姿のショタに向かって話しかける。
「ミーのことをちびっ子ちびっ子って言って子ども扱いするんだ。ミーはもう15歳で魔術師としても一人前だって言うのに!」
涙目でそう訴えてくるが、俺の世界ではまだ15歳なんて中学3年生か高校生に成り立てという年齢だ。十分子ども扱いされる年齢だ。
しかも、彼の身長の小ささも相まってそれが更に酷くなっていっているのだろう。
そんな分析をしていると、
「ハーリスくん! いきなり逃げるだなんてダメでしょ……お?」
そう言ってやってきたのは、見知った顔。俺と同じ様に左頬に火事で負ったと思われるケロイド痕がついている、加藤の姿だった。
「おー! 田中。やっと気が付いたんだな! きいてくれよ、俺たち異世界転生したらしいぜ! まるで小説やファンタジーゲームみたいな感じだ!」
そういうのが大・大・大好物な加藤が目を輝かせながら俺に近寄ってくる。
「お前は、本当に異世界に飛ばされたと思っているのか?」
「うん!!」
加藤は濁りの一切無い綺麗な眼で俺を見つめつつ、大きく頷いた。
「加藤様は真っ先にご納得して頂けました。順応性が高い方ですね」
女神はニコニコと笑いながら答える。
そんな事で友人を褒められても全く嬉しくない。
「だって、一回くらいは憧れない? 異世界転生とか時間跳躍とか。浪漫だよ、浪漫!」
「自爆は男の浪漫みたいなニュアンスで言うな。俺はそんなのに憧れたことなんて一度も無い」
俺がそうつっぱねると、
「えー、田中はやっぱりリアリストなんだなぁ。ファンタジーとか読もうぜ☆ きっと、そんなのに憧れ始めるから。今度貸す……あ、そういえば、向こうの世界では俺たちは死んでいることになってるから、本を貸すのは無理だなー」
こりゃ参ったという加藤のトーンはいつも通りだった。
「……死んだことがショックじゃないのか?」
俺はあえてこの質問を加藤に投げかける。
「いや、まぁ、ショックじゃないっていったら嘘になるけど、そんなことを今更蒸し返したってどうにかなるわけでもないし、今此処に生きていることを大事にしていかないとダメかなぁって」
「加藤……」
「だって、ゲームが現実になったんだよ! 好き勝手し放題じゃん!」
「……加藤?」
俺は加藤に向けていた【コイツ、いい奴だな】ゲージが一気に急上昇して、その倍のスピードで急降下した。
コイツはどこでもゲーム馬鹿なのだ。
「そういえば、鈴木は?」
「鈴木ならもうすぐ来るよ」
加藤が言ったとほぼ同時で首筋にケロイド痕を残した鈴木がやってくる。
「よ。田中、起きた?」
呑気そうに挨拶をする鈴木。
「いやぁ。大変なことになったねぇー。異世界だって、俄かには信じがたいけど、そっちの女神さんの話では、オレたち田中のオマケ扱いで来られたらしいよ。いやぁ、あっちでは死んじゃったらしいけど、セカンドライフっていうの? そういうのを田中のおこぼれでやっていけるらしいから、ありがとうな、田中!」
鈴木もどうやら話を全部聞かされたらしい。それをどことなく受け入れている様子だ。
ということは、そんな話を全く信じてないのは俺だけなのか?
「はい、軍師様だけですよ。私の話を信じてないのは。どうぞ、この世界の女神であるイデオスカの話を信じてください。そして、この世界をお救い下さいませ」
俺の両手を握ってまっすぐな瞳で俺を見るイデオスカ。
でも、何処と無くその目は曇っているような気がした。
「イデオスカ」
「なんですか、軍師様?」
「俺に何か隠し事はしていないだろうな?」
「!?」
イデオスカの握った手がピクッと微かに動いた。
俺の一言で何か動揺をしてしまっている様子だ。
「な、んのことでしょうか? 私には見当もつきません」
さらに、眉も軽く引きついて、瞳孔が若干開いた。
明らかに嘘をついている。
「本当に何も俺に隠していることはないか? この世界の女神としての意地に賭けても」
「~~~~~~!!!」
今度は目が泳ぎ始める。
「す、すごい」
「あの女神様がこんなにも動揺しているだなんて」
そんな様子を、リーキとショタが感心しながら眺めていた。
「さすが軍師としての能力が高いお方だ」
ネギ、否、リーキはそう言って俺を褒めていた。
「田中はミステリーとかサスペンスとか好きだからねぇ。そういう描写なんて朝飯前でしょ」
鈴木はそう言って注釈を入れる。
たしかに、そういう描写はごまんと見てきたが、それよりも、俺の勘が言っているのだ。
この女神はどこか怪しすぎると。
「まぁ、今回の脅しはこれくらいにしてやるが、こんな俺を軍師にまでさせて、お前らは何をさせる気なんだ? 暗黒時代を照らすという意味を説明しろ」
「あ、その話、俺も聞いていなかった」
「オレも」
どうやら、先に目が覚めた二人は異世界へと転生したということは聞かされたらしいが、ソレより先の話、目的の話はまだ聞かされていなかったようだ。
「その説明は僕が致しましょう」
リーキが一歩前にでる。
「このマセーリングには、“暗黒因子”という結晶のようなものが点在し、其処から邪悪な魔物や悪い事が起こってしまうことで、世界は大混乱となりました。それが“暗黒時代”と呼ばれるものです。世界の各国の王はその暗黒因子を消滅させるべく、勇者一行を各国から送り込んでは魔物や暗黒因子そのものを殲滅させるという作戦を取ってきました。しかし、因子の数は半端なく多く、しかも其処から生み出される魔物も討伐を重ねるごとに凶悪なものとなり、当初山のようにいた勇者一行たちは次々と倒れ、今やゼロに。暗黒因子の数は始めより減ったといっても未だ点在していることは間違いなく、国々は勇者を募ってはいますが、今やそんな死にに行くようなジョブへは誰も就こうともせず、困り果てていたんです」
リーキの表情が曇り始めた。
「そんな時、司祭である僕が朝の日課である礼拝をしていると、そこへ、この女神様が降臨なされたのです! 古の経典に『世界が危機に瀕し、女神が降りし時、やがて暗黒を照らすモノ現れる』と書かれていたので、真っ先に女神様に頼み込んだんです。そしたら……」
「女神の特権で、俺たちが召喚されたと」
「その通りです!」
リーキは若干鼻息を荒く答える。
「俺たちにそんな危険な物体を壊せと言うのか?」
「いえ、そんな客人に恐ろしいことをさせられませんよ」
リーキはそう答えるので、俺の頭には疑問符が浮かぶ。
良くある異世界転生なんかは勇者として旅に行かせるような感じなのだが、そういうことじゃないとなると一体。
「軍師様は僕たちの指南をして頂きたいのです。軍師として!」
「は?」
2度目の間抜けな声が出てしまったのは言うまでも無い。
「もう、あいつらしつこい!」
涙目で眉を吊り上げながらプリプリと怒っていた。
「ハーリス、どうしたのです?」
リーキ、否、ネギがローブ姿のショタに向かって話しかける。
「ミーのことをちびっ子ちびっ子って言って子ども扱いするんだ。ミーはもう15歳で魔術師としても一人前だって言うのに!」
涙目でそう訴えてくるが、俺の世界ではまだ15歳なんて中学3年生か高校生に成り立てという年齢だ。十分子ども扱いされる年齢だ。
しかも、彼の身長の小ささも相まってそれが更に酷くなっていっているのだろう。
そんな分析をしていると、
「ハーリスくん! いきなり逃げるだなんてダメでしょ……お?」
そう言ってやってきたのは、見知った顔。俺と同じ様に左頬に火事で負ったと思われるケロイド痕がついている、加藤の姿だった。
「おー! 田中。やっと気が付いたんだな! きいてくれよ、俺たち異世界転生したらしいぜ! まるで小説やファンタジーゲームみたいな感じだ!」
そういうのが大・大・大好物な加藤が目を輝かせながら俺に近寄ってくる。
「お前は、本当に異世界に飛ばされたと思っているのか?」
「うん!!」
加藤は濁りの一切無い綺麗な眼で俺を見つめつつ、大きく頷いた。
「加藤様は真っ先にご納得して頂けました。順応性が高い方ですね」
女神はニコニコと笑いながら答える。
そんな事で友人を褒められても全く嬉しくない。
「だって、一回くらいは憧れない? 異世界転生とか時間跳躍とか。浪漫だよ、浪漫!」
「自爆は男の浪漫みたいなニュアンスで言うな。俺はそんなのに憧れたことなんて一度も無い」
俺がそうつっぱねると、
「えー、田中はやっぱりリアリストなんだなぁ。ファンタジーとか読もうぜ☆ きっと、そんなのに憧れ始めるから。今度貸す……あ、そういえば、向こうの世界では俺たちは死んでいることになってるから、本を貸すのは無理だなー」
こりゃ参ったという加藤のトーンはいつも通りだった。
「……死んだことがショックじゃないのか?」
俺はあえてこの質問を加藤に投げかける。
「いや、まぁ、ショックじゃないっていったら嘘になるけど、そんなことを今更蒸し返したってどうにかなるわけでもないし、今此処に生きていることを大事にしていかないとダメかなぁって」
「加藤……」
「だって、ゲームが現実になったんだよ! 好き勝手し放題じゃん!」
「……加藤?」
俺は加藤に向けていた【コイツ、いい奴だな】ゲージが一気に急上昇して、その倍のスピードで急降下した。
コイツはどこでもゲーム馬鹿なのだ。
「そういえば、鈴木は?」
「鈴木ならもうすぐ来るよ」
加藤が言ったとほぼ同時で首筋にケロイド痕を残した鈴木がやってくる。
「よ。田中、起きた?」
呑気そうに挨拶をする鈴木。
「いやぁ。大変なことになったねぇー。異世界だって、俄かには信じがたいけど、そっちの女神さんの話では、オレたち田中のオマケ扱いで来られたらしいよ。いやぁ、あっちでは死んじゃったらしいけど、セカンドライフっていうの? そういうのを田中のおこぼれでやっていけるらしいから、ありがとうな、田中!」
鈴木もどうやら話を全部聞かされたらしい。それをどことなく受け入れている様子だ。
ということは、そんな話を全く信じてないのは俺だけなのか?
「はい、軍師様だけですよ。私の話を信じてないのは。どうぞ、この世界の女神であるイデオスカの話を信じてください。そして、この世界をお救い下さいませ」
俺の両手を握ってまっすぐな瞳で俺を見るイデオスカ。
でも、何処と無くその目は曇っているような気がした。
「イデオスカ」
「なんですか、軍師様?」
「俺に何か隠し事はしていないだろうな?」
「!?」
イデオスカの握った手がピクッと微かに動いた。
俺の一言で何か動揺をしてしまっている様子だ。
「な、んのことでしょうか? 私には見当もつきません」
さらに、眉も軽く引きついて、瞳孔が若干開いた。
明らかに嘘をついている。
「本当に何も俺に隠していることはないか? この世界の女神としての意地に賭けても」
「~~~~~~!!!」
今度は目が泳ぎ始める。
「す、すごい」
「あの女神様がこんなにも動揺しているだなんて」
そんな様子を、リーキとショタが感心しながら眺めていた。
「さすが軍師としての能力が高いお方だ」
ネギ、否、リーキはそう言って俺を褒めていた。
「田中はミステリーとかサスペンスとか好きだからねぇ。そういう描写なんて朝飯前でしょ」
鈴木はそう言って注釈を入れる。
たしかに、そういう描写はごまんと見てきたが、それよりも、俺の勘が言っているのだ。
この女神はどこか怪しすぎると。
「まぁ、今回の脅しはこれくらいにしてやるが、こんな俺を軍師にまでさせて、お前らは何をさせる気なんだ? 暗黒時代を照らすという意味を説明しろ」
「あ、その話、俺も聞いていなかった」
「オレも」
どうやら、先に目が覚めた二人は異世界へと転生したということは聞かされたらしいが、ソレより先の話、目的の話はまだ聞かされていなかったようだ。
「その説明は僕が致しましょう」
リーキが一歩前にでる。
「このマセーリングには、“暗黒因子”という結晶のようなものが点在し、其処から邪悪な魔物や悪い事が起こってしまうことで、世界は大混乱となりました。それが“暗黒時代”と呼ばれるものです。世界の各国の王はその暗黒因子を消滅させるべく、勇者一行を各国から送り込んでは魔物や暗黒因子そのものを殲滅させるという作戦を取ってきました。しかし、因子の数は半端なく多く、しかも其処から生み出される魔物も討伐を重ねるごとに凶悪なものとなり、当初山のようにいた勇者一行たちは次々と倒れ、今やゼロに。暗黒因子の数は始めより減ったといっても未だ点在していることは間違いなく、国々は勇者を募ってはいますが、今やそんな死にに行くようなジョブへは誰も就こうともせず、困り果てていたんです」
リーキの表情が曇り始めた。
「そんな時、司祭である僕が朝の日課である礼拝をしていると、そこへ、この女神様が降臨なされたのです! 古の経典に『世界が危機に瀕し、女神が降りし時、やがて暗黒を照らすモノ現れる』と書かれていたので、真っ先に女神様に頼み込んだんです。そしたら……」
「女神の特権で、俺たちが召喚されたと」
「その通りです!」
リーキは若干鼻息を荒く答える。
「俺たちにそんな危険な物体を壊せと言うのか?」
「いえ、そんな客人に恐ろしいことをさせられませんよ」
リーキはそう答えるので、俺の頭には疑問符が浮かぶ。
良くある異世界転生なんかは勇者として旅に行かせるような感じなのだが、そういうことじゃないとなると一体。
「軍師様は僕たちの指南をして頂きたいのです。軍師として!」
「は?」
2度目の間抜けな声が出てしまったのは言うまでも無い。
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