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第7話 冒険者として
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その後も日々の冒険者としての活動を続けていた。
そんなある日、コボルト討伐の依頼を受けた俺はまちっ外れの魔物の森を目指していた。その日は朝の空模様が少し
変だなと感じていたが少しの違和感だけだったので気にしなかった。魔物の森の入り口に到着すると武器を構えて姿勢を小さく木々に身を隠しながら置くへと進んだ。ある程度進むとしゃがみ魔力探知を開始する。魔力ソナーを発信して周囲にぶつける。すると前方400メートル付近に魔物の反応を探知した。
魔物の種類はコボルトだ。およそ7体。一定の間隔横に広がって少しずつこちらに向かってきていた。俺は200メートル付近まで引き付けると立ち上がり水魔法アイススピアを発動。一気に7体を同時攻撃して勝利した。周囲に魔物の気配がないことを確認し、一応魔力探知で確認した。すると森の中心地ここから10キロ付近で大量の魔物の反応を感知した。数約4000体以上。ゴブリン、コボルト、オーガ、スライム、大物のコカトリスなどが町に向かって進行していた。今から町に戻って応援を要請して体制を整えてとかそんな時間は無い。どうすればいいのか考えた結果俺が全部討伐することを決意した。
集団で突進してくる魔物が俺の位置から500メートルまで誘い込んむと広域火属性魔法フレイム・カルマ発動!周囲に火の柱が魔物たちを焼き尽くす。それでもまだ3分の2は残っていた。魔物の進行速度が落ちるのを見逃さず間髪入れず広域土属性魔法アース・ウエーブを発動。周囲の大地に干渉し、土の波を引き起こす。この攻撃によってさらに3分の1が残った。あと少しで討伐完了だ。
続けて広域水属性魔法リヴァイアサンを発動。大量の竜の姿をした大洪水を発生させて残りの魔物たちを一層した。残りの魔力が残量300になったところで討伐完了する。森は大きく壊滅してしまった。討伐された魔物の死体があたり一帯に横たわっている。俺は魔力探知を使って魔物の進行がないことを確認したうえでギルドに報告するため町へ戻った。
体力もだいぶ削られた姿でギルドに到着すると受付の人から心配の顔で話しかけられた。
「どうしたのですか?!ボロボロじゃないですか。何があったんですか?」
心配すると同時に何が起こったのかを知りたがっている。俺は森であった出来事を受け付けの人に話した。すると慌ててギルド本部室へ向かった。暫くすると奥から貫禄のいい男性が出てきた。俺の目の前で立ち止まると話しかけられた。
「今報告を聞いたのだ、魔物の大群進行を独りで討伐したというのは事実か?」
信じられないという顔で質問される。確かに一人で4000以上の魔物を討伐したなんて信じられない話だろう。俺は現地に一緒に来て確認してほしいと伝えると、現場に同行することになった。
現場に到着すると同行していた男性とギルト職員たちは驚きの表情で目の前の現実にたたきつけられた。俺はどうしてこうなったかを包み隠さずすべて話した。黙って聞いていた同行者たちは俺の顔を黙って見つめていた。一通り説明を終えると男性職員が話し出した。
「真実のようだな。確かに10キロ先から進行されていたのなら、応援や体制を整えて討伐なんて不可能だ。今頃町が魔物であふれかえっているのは必至だ。よく阻止してくれた。ギルド職員一同に代わって礼を言う。討伐ご苦労だった。応援の職員をここに呼んで子の魔物たちの片づけをさせる。大変お手数なのだが一度ギルド会館まで来てもらえないだろうか。元々受けていた依頼については討伐完了で書類を作成する。報酬を用意している。それと大量発生した魔物の進行の討伐報酬も用意する。」
一通りの説明を終えると男性職員は早々この場を立ち去った。俺は一度宿に戻り身支度を整えてからギルド会館に向かった。ギルドに到着すると会館にいた人たちが俺を見るなり気勢を上げて大拍手と祝福の声掛けを受けた。大量の魔物の討伐を独りでやり遂げたことが伝わっていたようだ。
多くの人たちから感謝や背中を叩かれたりとお祭り騒ぎになってしまった。そこに先ほどの男性職員が俺の目の前に来ると一瞬で静寂に包まれた。男性職員は俺に一礼するとギルド本部へ来るよう案内された。俺は指示に従って本部の奥にある応接室に入った。中央に置かれたソファーに座るよう指示され、ソファーに腰掛けた。男性職員は向かい側の一人用の椅子に腰かけた。その傍に受付の職員が何かを抱えて立っている。男性は一呼吸置いてから話し始めた。
「まず、最初に受けたコバルト討伐の完了お疲れ様。報酬を渡す。ソフィ、ここに報酬を置いてくれ。」
立っていた職員は応答してから俺の目の前にある机に報酬を置いた。続いて男性職員は話し出した。
「それから、今回の大量魔物進行による単独討伐についてだが。この地の領主に報告したところ貴方は領主のご子息なのですね。それを知らず今まで数々のご無礼をお許しください。ご領主様は大変ご心配されていましたが討伐成功に安堵されおります。しかし一度お屋敷に戻ってきてほしいとのこと。明日にでもお戻りできませんか?」
そんなある日、コボルト討伐の依頼を受けた俺はまちっ外れの魔物の森を目指していた。その日は朝の空模様が少し
変だなと感じていたが少しの違和感だけだったので気にしなかった。魔物の森の入り口に到着すると武器を構えて姿勢を小さく木々に身を隠しながら置くへと進んだ。ある程度進むとしゃがみ魔力探知を開始する。魔力ソナーを発信して周囲にぶつける。すると前方400メートル付近に魔物の反応を探知した。
魔物の種類はコボルトだ。およそ7体。一定の間隔横に広がって少しずつこちらに向かってきていた。俺は200メートル付近まで引き付けると立ち上がり水魔法アイススピアを発動。一気に7体を同時攻撃して勝利した。周囲に魔物の気配がないことを確認し、一応魔力探知で確認した。すると森の中心地ここから10キロ付近で大量の魔物の反応を感知した。数約4000体以上。ゴブリン、コボルト、オーガ、スライム、大物のコカトリスなどが町に向かって進行していた。今から町に戻って応援を要請して体制を整えてとかそんな時間は無い。どうすればいいのか考えた結果俺が全部討伐することを決意した。
集団で突進してくる魔物が俺の位置から500メートルまで誘い込んむと広域火属性魔法フレイム・カルマ発動!周囲に火の柱が魔物たちを焼き尽くす。それでもまだ3分の2は残っていた。魔物の進行速度が落ちるのを見逃さず間髪入れず広域土属性魔法アース・ウエーブを発動。周囲の大地に干渉し、土の波を引き起こす。この攻撃によってさらに3分の1が残った。あと少しで討伐完了だ。
続けて広域水属性魔法リヴァイアサンを発動。大量の竜の姿をした大洪水を発生させて残りの魔物たちを一層した。残りの魔力が残量300になったところで討伐完了する。森は大きく壊滅してしまった。討伐された魔物の死体があたり一帯に横たわっている。俺は魔力探知を使って魔物の進行がないことを確認したうえでギルドに報告するため町へ戻った。
体力もだいぶ削られた姿でギルドに到着すると受付の人から心配の顔で話しかけられた。
「どうしたのですか?!ボロボロじゃないですか。何があったんですか?」
心配すると同時に何が起こったのかを知りたがっている。俺は森であった出来事を受け付けの人に話した。すると慌ててギルド本部室へ向かった。暫くすると奥から貫禄のいい男性が出てきた。俺の目の前で立ち止まると話しかけられた。
「今報告を聞いたのだ、魔物の大群進行を独りで討伐したというのは事実か?」
信じられないという顔で質問される。確かに一人で4000以上の魔物を討伐したなんて信じられない話だろう。俺は現地に一緒に来て確認してほしいと伝えると、現場に同行することになった。
現場に到着すると同行していた男性とギルト職員たちは驚きの表情で目の前の現実にたたきつけられた。俺はどうしてこうなったかを包み隠さずすべて話した。黙って聞いていた同行者たちは俺の顔を黙って見つめていた。一通り説明を終えると男性職員が話し出した。
「真実のようだな。確かに10キロ先から進行されていたのなら、応援や体制を整えて討伐なんて不可能だ。今頃町が魔物であふれかえっているのは必至だ。よく阻止してくれた。ギルド職員一同に代わって礼を言う。討伐ご苦労だった。応援の職員をここに呼んで子の魔物たちの片づけをさせる。大変お手数なのだが一度ギルド会館まで来てもらえないだろうか。元々受けていた依頼については討伐完了で書類を作成する。報酬を用意している。それと大量発生した魔物の進行の討伐報酬も用意する。」
一通りの説明を終えると男性職員は早々この場を立ち去った。俺は一度宿に戻り身支度を整えてからギルド会館に向かった。ギルドに到着すると会館にいた人たちが俺を見るなり気勢を上げて大拍手と祝福の声掛けを受けた。大量の魔物の討伐を独りでやり遂げたことが伝わっていたようだ。
多くの人たちから感謝や背中を叩かれたりとお祭り騒ぎになってしまった。そこに先ほどの男性職員が俺の目の前に来ると一瞬で静寂に包まれた。男性職員は俺に一礼するとギルド本部へ来るよう案内された。俺は指示に従って本部の奥にある応接室に入った。中央に置かれたソファーに座るよう指示され、ソファーに腰掛けた。男性職員は向かい側の一人用の椅子に腰かけた。その傍に受付の職員が何かを抱えて立っている。男性は一呼吸置いてから話し始めた。
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