19 / 113
第1章
現実逃避 4月28日
しおりを挟む
杏梨の家に50万円をいれてから、10日位たった。
こおりはその後、杏梨の家には行けずにいた。リイトは出てきていない。
杏梨に呼び出されたら優しく応えるようにしていたし、仕事は集中して片付けた。
正直なところ、こおりは今何をしたら良いのかわからなかった。
とりあえず、リイトの指示に従っているだけで、あいりを傷つけた自分の判断は全て間違っているように思え、何もできなかった。
もちろん、あいりからの連絡はない。
通報はされなかったのか、警察も来なかった。
あのとき、あいりが妊娠してもいいと思った。今回のことであいりが妊娠することはあるだろうか?
そういえば、4月9日の週末にあいりが家に来たとき、コンドームをつけずに中に出した。
つまり、2回避妊していないことになる。
もし、あいりが妊娠したら、また一緒にいられるだろうか? また好きと言ってくれるだろうか?
もしかして、リイトに言われて用意したあの50万円はあのお金は出産に向けた費用だろうか?
あいりはお金に困っていたようだった。俺が経済的にあいりを支えれば、あいりの側にいられるだろうか?
警察が来ないのは、俺のこと本当はまだ好きだからだろうか?
あいりのために俺は仕事を頑張る。
こおりは現実逃避に燃えていた。
こおりはその後、杏梨の家には行けずにいた。リイトは出てきていない。
杏梨に呼び出されたら優しく応えるようにしていたし、仕事は集中して片付けた。
正直なところ、こおりは今何をしたら良いのかわからなかった。
とりあえず、リイトの指示に従っているだけで、あいりを傷つけた自分の判断は全て間違っているように思え、何もできなかった。
もちろん、あいりからの連絡はない。
通報はされなかったのか、警察も来なかった。
あのとき、あいりが妊娠してもいいと思った。今回のことであいりが妊娠することはあるだろうか?
そういえば、4月9日の週末にあいりが家に来たとき、コンドームをつけずに中に出した。
つまり、2回避妊していないことになる。
もし、あいりが妊娠したら、また一緒にいられるだろうか? また好きと言ってくれるだろうか?
もしかして、リイトに言われて用意したあの50万円はあのお金は出産に向けた費用だろうか?
あいりはお金に困っていたようだった。俺が経済的にあいりを支えれば、あいりの側にいられるだろうか?
警察が来ないのは、俺のこと本当はまだ好きだからだろうか?
あいりのために俺は仕事を頑張る。
こおりは現実逃避に燃えていた。
0
お気に入りに追加
4
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる