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77.暗雲①
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エヴィデンスを出航してどこにも寄らずすぐにリヴィエール大陸の北東に向かう。前にウンディーネの加護でスピードが出るようになったが、ガジェットを取り替えたことによって揺れもだいぶ落ち着いた。これでウィルもそう酔うことはないはずだ。多分。
フレイの部下たちも性能がよくなった船にテンションが上っている様子をちらほら見せているが、その中でも一番興奮してるのはフレイだ。目的地に向かって船を走らせつつ嬉しそうな顔をまったく引っ込めていない。ひたすら部下たちと楽しげに話をしている。
「流石に以前のように水飛沫に襲われる心配はなさそうですね。もっとガジェットと媒体の相互関係を確かめたかったのですが……」
「アンタは見てるだけじゃ済まさないでしょ‼」
「……聞こえてましたか。地獄耳ですねぇ」
「それも聞こえてるからねッ⁈」
そんなやり取りも眺めつつ、性能が上がった船はすぐに目的地に辿り着いた。
「わぁ! フレイが言ってた通り、すごい渦だね!」
「アミィちゃん、乗り出したら危ないですよ」
そういうところは相変わらずか、とアミィたちの様子を視界の端に入れつつ視線を海に落とす。確かにこの大渦も前にはなかったものだ。この辺りは対岸に比べて波もそこまで荒くなく、ミストラル国の漁師たちが時々漁に出れるぐらい。ただ今のこの状態じゃ誰も近寄れない。
少しずつ大渦との距離を縮めつつ、ウンディーネを放り入れる準備をする。とはいえサラマンダーほど弱まっているわけでもないから、ある程度まで行けば自分であの力の渦に突っ込んで行くだろう。
「すごい……! この渦潮に引っ張られないよネレウスが!」
「前は引き込まれそうになって焦りましたからね!」
「やばいっすね! 今のネレウス!」
いやまだ興奮してんのかよと思いつつ、姿を現したウンディーネが一度俺たちに視線を向けたあと大渦に向き直った。横顔しか見えなかったが明らかに気落ちしている。
『私の力が弱まらなければ、これほどの異変を起こすこともなかったというのに……』
『そう言ってもね。ほらウンディーネ、行ってきなよ。少しはマシになるかもよ』
『そうですね。それでは』
ふわっと浮いたウンディーネが渦潮の中に消えていく。流石に大渦とはいえ海はウンディーネの領域だ、中で何か起こる可能性は低いだろう。
しばらく待っていると、大渦は徐々にその規模を小さくさせていた。フレイの船だけじゃなく多少性能のある船なら引き摺り込まれることはないだろうという大きさにまでなり、その中からウンディーネが姿を現す。今は元の姿に戻っていないためわからないが、アミィの目からしたら前よりも光が増しているそうだ。
『やはりすべて落ち着かせる、とまでは行きませんね……』
『おかえりウンディーネ。でも随分マシになったんじゃない?』
『そうですね。私もサラマンダーほど弱っていたわけではないので、これならまだ加護しているところは維持できそうですしこれ以上の異変も起こさせません』
『サラマンダー、主はまだ我々ほど力は戻らないのか』
『……ああ。かなり人間に奪われたからな』
情けない、と小さい姿で落ち込んだサラマンダーにウンディーネとシルフが慰めにいっている。
『残りはシルフですね』
ウンディーネのその言葉にパタパタと飛んでいたシルフが動きをピタリと止める。その様子に首を傾げていたのは人間のほうで、精霊たちは構わずシルフに詰め寄った。
『自分が加護している場所の異変すらもわからんのか』
『なっ⁈ み、みんなわかんなかったんじゃん⁈ 力が弱まってるせいで感知もしにくくなってて……』
『我はわかったがな』
『ノームの場合見るからにすぐわかるものだったでしょー⁈ 実際ウンディーネだってわかってなくて人間に見つけてもらってたじゃん!』
『それは……申し訳ありません……』
『それも仕方がないことだろう……』
ギャーギャーと言い始めた精霊たちに、「確かに」と言葉をこぼしたのはフレイだ。大渦とまでは言わないがそこそこの渦から距離を取るよう船の操作を指示したあと、こっちに来たフレイは精霊たちに視線を視線を向けたまま言葉を続けた。
「ここはあたしが見つけたからよかったものの、シルフはどうするのさ?」
「ウィンドシア大陸ですよね。ラピス教会の方々に連絡を取ってみたんですが、大地の揺れ以外に気になることはなかったそうですし……」
「とはいえソーサリー深緑の穢れは立ち寄った時に祓っただろう? それ以外、となると……」
それぞれが難しい表情をしている中、俺の頭の中に過ぎったのはガジェット職人のオヤジとの会話だった。
「べーチェル国の上空に、竜巻がいくつも発生しているらしい」
前はなかったものの各地に異変が現れるようになった。ならばそれもそうだと考えてもいいだろう。俺の声が聞こえたのか、さっきまで追い詰められていたシルフが物凄い勢いでこっちに飛んできた。
『竜巻⁈ それって本当⁈』
「ああ。実際見てる人間がいる」
『そしたらそれだよ! それそれ! 早速行こうよ! そしたらボクも少しは力が戻って――』
「ねぇシルフ、人は飛べないよ?」
『うっ⁈ き、気合いで飛べよ!』
「貴方が万全ならその力を借りて魔術でも飛べたでしょうけど、今のその様子からだと難しそうですねぇ」
『うぅっ⁈』
図星を突かれて言い返せないシルフに対し精霊たちからは呆れの溜め息が聞こえてきた。次はべーチェル国の上空、で構わないだろうが残念ながら自力で飛べる人間の数は限られている。『赤』か、もしくは『紫』でそれなりに術のコントロールに長けている人間か。ここで言うと俺かエルダしかいない。
二人だけでその竜巻が発生している場所に行ってシルフを放り投げる手もあるだろうが。
「一度ミストラル国に行くか」
俺の言葉に一斉に視線がこっちに向かう。フレイの船であっちこっちに行ったことと、今まで色々とありすぎてほとんど忘れてしまっているんだろう。
「ミストラル国にラファーガのヤツらが船と一緒にいるらしい」
船で移動している間、ガジェットで連絡を取ってみた。前にバプティスタ国の騎士たちから攻撃されて船は一度墜落したようだが、幸いにもラファーガの連中は無事だったようだし船も修理できないほどでもなかったらしい。俺たちがエヴィデンスに向かう数日前に、そこで修理を終えてミストラル国に報告に行ったとエミリアが言っていた。
「カイムのとこの、船?」
「あっ! そっか! その手があった!」
「お前すっかり忘れてたんだな」
首を傾げるアミィに、そういやアミィは実際一度も見たことがなかったなとひとりごちりやっと閃いたフレイに呆れの声を出す。お前、散々俺たちは義賊だって言っていたくせに今の今まで忘れていたのか。
そこでようやくウィルも思い出したようだ。目を丸くし口は「あっ」と声を出していた。そうだよお前ンとこの騎士たちが攻撃した『船』だ。
「飛空艇なら行けるだろ」
フレイの船が水の上を行く船ならラファーガの船は空飛ぶ船だ。性能もそこまで悪くない。ラファーガの船、セリカならべーチェル国の上空にも行ける。
「よし、ならミストラル国に行こう。野郎共、目的地は決まったよ!」
「おぉー!」
海の上に滞在していただけだがフレイの一声で船は進み始めた。
ここまでは随分と順調に進んでいる。精霊たちの力がそれぞれ戻れば各地の異変も多少なりとも収まってくるはずだ。だが、結局女神が姿を現さないことにはどうにもならない。精霊たちが力を合わせれば女神の居場所もわかる、とかだったらそれに越したことはないが、そこまで事が上手く進むかどうか。
そう思っていた矢先にフレイの部下の一人が声を上げた。まるで驚いたような声に自然と傍にいた全員の視線がその部下に向かう。
フレイの部下は、腰が抜けた状態で一点を凝視している。フレイに鍛えられた男たちがそこまで気弱になるはずがない。何事だとその男の視線の先を辿った。
「おやおや、随分と大きな船がいるね」
そこには一人の人間が髪をなびかせながら浮いていた。
フレイの部下たちも性能がよくなった船にテンションが上っている様子をちらほら見せているが、その中でも一番興奮してるのはフレイだ。目的地に向かって船を走らせつつ嬉しそうな顔をまったく引っ込めていない。ひたすら部下たちと楽しげに話をしている。
「流石に以前のように水飛沫に襲われる心配はなさそうですね。もっとガジェットと媒体の相互関係を確かめたかったのですが……」
「アンタは見てるだけじゃ済まさないでしょ‼」
「……聞こえてましたか。地獄耳ですねぇ」
「それも聞こえてるからねッ⁈」
そんなやり取りも眺めつつ、性能が上がった船はすぐに目的地に辿り着いた。
「わぁ! フレイが言ってた通り、すごい渦だね!」
「アミィちゃん、乗り出したら危ないですよ」
そういうところは相変わらずか、とアミィたちの様子を視界の端に入れつつ視線を海に落とす。確かにこの大渦も前にはなかったものだ。この辺りは対岸に比べて波もそこまで荒くなく、ミストラル国の漁師たちが時々漁に出れるぐらい。ただ今のこの状態じゃ誰も近寄れない。
少しずつ大渦との距離を縮めつつ、ウンディーネを放り入れる準備をする。とはいえサラマンダーほど弱まっているわけでもないから、ある程度まで行けば自分であの力の渦に突っ込んで行くだろう。
「すごい……! この渦潮に引っ張られないよネレウスが!」
「前は引き込まれそうになって焦りましたからね!」
「やばいっすね! 今のネレウス!」
いやまだ興奮してんのかよと思いつつ、姿を現したウンディーネが一度俺たちに視線を向けたあと大渦に向き直った。横顔しか見えなかったが明らかに気落ちしている。
『私の力が弱まらなければ、これほどの異変を起こすこともなかったというのに……』
『そう言ってもね。ほらウンディーネ、行ってきなよ。少しはマシになるかもよ』
『そうですね。それでは』
ふわっと浮いたウンディーネが渦潮の中に消えていく。流石に大渦とはいえ海はウンディーネの領域だ、中で何か起こる可能性は低いだろう。
しばらく待っていると、大渦は徐々にその規模を小さくさせていた。フレイの船だけじゃなく多少性能のある船なら引き摺り込まれることはないだろうという大きさにまでなり、その中からウンディーネが姿を現す。今は元の姿に戻っていないためわからないが、アミィの目からしたら前よりも光が増しているそうだ。
『やはりすべて落ち着かせる、とまでは行きませんね……』
『おかえりウンディーネ。でも随分マシになったんじゃない?』
『そうですね。私もサラマンダーほど弱っていたわけではないので、これならまだ加護しているところは維持できそうですしこれ以上の異変も起こさせません』
『サラマンダー、主はまだ我々ほど力は戻らないのか』
『……ああ。かなり人間に奪われたからな』
情けない、と小さい姿で落ち込んだサラマンダーにウンディーネとシルフが慰めにいっている。
『残りはシルフですね』
ウンディーネのその言葉にパタパタと飛んでいたシルフが動きをピタリと止める。その様子に首を傾げていたのは人間のほうで、精霊たちは構わずシルフに詰め寄った。
『自分が加護している場所の異変すらもわからんのか』
『なっ⁈ み、みんなわかんなかったんじゃん⁈ 力が弱まってるせいで感知もしにくくなってて……』
『我はわかったがな』
『ノームの場合見るからにすぐわかるものだったでしょー⁈ 実際ウンディーネだってわかってなくて人間に見つけてもらってたじゃん!』
『それは……申し訳ありません……』
『それも仕方がないことだろう……』
ギャーギャーと言い始めた精霊たちに、「確かに」と言葉をこぼしたのはフレイだ。大渦とまでは言わないがそこそこの渦から距離を取るよう船の操作を指示したあと、こっちに来たフレイは精霊たちに視線を視線を向けたまま言葉を続けた。
「ここはあたしが見つけたからよかったものの、シルフはどうするのさ?」
「ウィンドシア大陸ですよね。ラピス教会の方々に連絡を取ってみたんですが、大地の揺れ以外に気になることはなかったそうですし……」
「とはいえソーサリー深緑の穢れは立ち寄った時に祓っただろう? それ以外、となると……」
それぞれが難しい表情をしている中、俺の頭の中に過ぎったのはガジェット職人のオヤジとの会話だった。
「べーチェル国の上空に、竜巻がいくつも発生しているらしい」
前はなかったものの各地に異変が現れるようになった。ならばそれもそうだと考えてもいいだろう。俺の声が聞こえたのか、さっきまで追い詰められていたシルフが物凄い勢いでこっちに飛んできた。
『竜巻⁈ それって本当⁈』
「ああ。実際見てる人間がいる」
『そしたらそれだよ! それそれ! 早速行こうよ! そしたらボクも少しは力が戻って――』
「ねぇシルフ、人は飛べないよ?」
『うっ⁈ き、気合いで飛べよ!』
「貴方が万全ならその力を借りて魔術でも飛べたでしょうけど、今のその様子からだと難しそうですねぇ」
『うぅっ⁈』
図星を突かれて言い返せないシルフに対し精霊たちからは呆れの溜め息が聞こえてきた。次はべーチェル国の上空、で構わないだろうが残念ながら自力で飛べる人間の数は限られている。『赤』か、もしくは『紫』でそれなりに術のコントロールに長けている人間か。ここで言うと俺かエルダしかいない。
二人だけでその竜巻が発生している場所に行ってシルフを放り投げる手もあるだろうが。
「一度ミストラル国に行くか」
俺の言葉に一斉に視線がこっちに向かう。フレイの船であっちこっちに行ったことと、今まで色々とありすぎてほとんど忘れてしまっているんだろう。
「ミストラル国にラファーガのヤツらが船と一緒にいるらしい」
船で移動している間、ガジェットで連絡を取ってみた。前にバプティスタ国の騎士たちから攻撃されて船は一度墜落したようだが、幸いにもラファーガの連中は無事だったようだし船も修理できないほどでもなかったらしい。俺たちがエヴィデンスに向かう数日前に、そこで修理を終えてミストラル国に報告に行ったとエミリアが言っていた。
「カイムのとこの、船?」
「あっ! そっか! その手があった!」
「お前すっかり忘れてたんだな」
首を傾げるアミィに、そういやアミィは実際一度も見たことがなかったなとひとりごちりやっと閃いたフレイに呆れの声を出す。お前、散々俺たちは義賊だって言っていたくせに今の今まで忘れていたのか。
そこでようやくウィルも思い出したようだ。目を丸くし口は「あっ」と声を出していた。そうだよお前ンとこの騎士たちが攻撃した『船』だ。
「飛空艇なら行けるだろ」
フレイの船が水の上を行く船ならラファーガの船は空飛ぶ船だ。性能もそこまで悪くない。ラファーガの船、セリカならべーチェル国の上空にも行ける。
「よし、ならミストラル国に行こう。野郎共、目的地は決まったよ!」
「おぉー!」
海の上に滞在していただけだがフレイの一声で船は進み始めた。
ここまでは随分と順調に進んでいる。精霊たちの力がそれぞれ戻れば各地の異変も多少なりとも収まってくるはずだ。だが、結局女神が姿を現さないことにはどうにもならない。精霊たちが力を合わせれば女神の居場所もわかる、とかだったらそれに越したことはないが、そこまで事が上手く進むかどうか。
そう思っていた矢先にフレイの部下の一人が声を上げた。まるで驚いたような声に自然と傍にいた全員の視線がその部下に向かう。
フレイの部下は、腰が抜けた状態で一点を凝視している。フレイに鍛えられた男たちがそこまで気弱になるはずがない。何事だとその男の視線の先を辿った。
「おやおや、随分と大きな船がいるね」
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