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45.遺跡の浄化―火の精霊―②
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場は若干穢れているが他の遺跡ほどでもない。それにそこにはサラマンダーの姿もあった。だが精霊だというのに、鎖のようなものが身体に何重も巻き付きその場に縛り付けられている。穢れがある場所にいるため精霊自身に禍々しいものが纏わりついていた。
『サラマンダー!』
『なんだよ、これ……⁈』
『なるほど、これのせいか』
「触るな!」
精霊がワラワラとサラマンダーの元に寄ろうとしていたがそれを急いで止める。精霊を縛り付けるなんざ正気の沙汰じゃない。それに、と眉間に皺を寄せ目を細める。
この場に縛り付けている理由は精霊の力を搾取するため。しかも入り口のことといい隠すことなく堂々と置いているということは。
はっきり言って人間側が仕掛けた罠だろう。精霊を助ければ発動する術がかけられていた。精霊をこの場から動かすつもりもなければ、もし助ける誰かがいればそいつに対し危害を加えるといった類の。
「転移の術がかけられているな」
「ということは我々がどこかに飛ばされるか――」
「誰かが飛んでくるか」
「しかし、このままというわけにもいかないんだろう?」
それぞれが渋い顔をする。クルエルダが言うように俺たちが飛ばされるだけならまだマシだ、もう一度この場に来ればいい。ただ、その逆だとかなり状況が悪くなる。誰かがこの場に来るということは、その人間はイグニート国の人間の可能性が高い。俺は今元の姿に戻っているため誰かが飛んできた時点でアウトだ。
だからといってウィルの言う通りこのままにしておくわけにもいかない。よくよく見てみると力を搾取され続けていたのであろうサラマンダーの様子はどう見ても悪い。相手が精霊のため顔色というのはわからねぇが明らかにぐったりとしている。精霊たちの声も届いているのかどうか。
やることといえばこの場の浄化。ただしサラマンダーをあの鎖から開放させる必要もある。鎖を破るのと浄化をほぼ同時にやるしかない。
「……鎖はなんとかできるか?」
「そうですね……彼女の力を借りましょうか。教会に仕えている身であればその手の魔術は長けているでしょう」
「わ、わたしですか? あの……主に、何をすれば」
「私の術のサポートをお願いします。いやはや恥ずかしい話、私は攻撃型に特化していましてね。ああいう浄化方面は少し不得手でして」
「わかりました、わたしでよければ全力でサポートします」
「アミィはティエラの魔力が足りなかった場合補足してやれ」
「うん!」
「あとは……」
フレイに視線を向ければ何も言わずとも言いたいことがわかったのか、フレイは力強く頷いた。それに頷き返し次にウィルに視線を向ける。何かあった場合コイツになんとかしてもらうしかない。
「お前は、コイツらのことを一番に考えてろ」
「……! わかった、そうしよう」
「鎖が取れ次第すぐに浄化する。それでいいか?」
『わかりました。頼みます、人の子よ』
『ボクたちも力が戻っていれば手助けできたのに~!』
精霊たちには今後の女神のいないこの大地を支えるために力を温存してもらう必要がある。そもそも弱っていたところ穢れの浄化によって若干マシになったというだけだ。ここで余計な力を使わせるわけにもいかない。
「では行きますよ」
クルエルダがサラマンダーに巻き付いている鎖に向かって手をかざす。その後ろで支えるようにティエラとアミィが魔術を展開させていた。
結構頑丈な鎖なのか『紫』のクルエルダでも苦戦を強いられている。浄化方面の魔術は苦手だと言っていたがそれ以上に鎖にかけられている魔術が厄介なんだろう。見たところによると反射魔術もかけられているわ穢れを増幅する術もかけられているわ。サラマンダーをこの場から絶対に逃しやしないという執念深さだけを感じる代物になっている。
ただ教会務めのティエラの力もそれなりのものらしく、光属性の魔術が随分と強い。足りない魔力はアミィが補っているため、時間はかかっているものの一つずつ鎖が剥がれ落ちていった。
「ああもう、魔術の使い甲斐のある術式ですね」
「お前の魔力足りるか?」
「それはご心配なく」
汗流しながら言われても説得力ねぇな、と思いつつも大丈夫って言うんなら大丈夫なんだろう。魔術でできていた鎖がどんどん消えていき、囚われていたサラマンダーの精霊の力も徐々に戻っていっているのを感じる。ただしまだ穢れが残っているためその意識は戻っていない。
「もうそろそろだな」
残り一本、というところでそう口にすれば自然と見守っていたウィルとフレイが身構える。俺もいつでも浄化できるようにと懐に入れていた石を取り出した。
「――解けますよ!」
クルエルダが術式を展開させ、最後の一本を完璧に取り除いたのとほぼ同時だった。一気に精霊の力とはまた違う、別の力がこの場に現れたのを肌で感じた。だがそれに構うことなく俺は穢れの浄化を始めようとしたが突如現れた姿に舌打ちを漏らす。見覚えのあるシルエットだった。
すぐに浄化に取り掛かろうとしていた俺に何かが襲いかかるが、俺は敢えてそれに反応せずに浄化のほうにだけ集中する。俺の視界の端で、剣での鍔迫り合いが起き軽く火花が散っているのが見えた。
「やらせるか!」
「ったくこんなとこに来るクソ共がどこのどいつだっての~! 邪魔してんじゃねぇ、よ……」
ウィルと剣でやり合っていたヤツの視線が、俺に向かうのを感じた。現れた時はあれだけイライラしていた雰囲気だったっていうのにそれが一変する。
「……カイム?」
「……」
「カイムじゃねぇか! やっぱ生きてたんじゃん! やっべぇクソみてぇな気分だったけどオレって超ツイてんじゃねぇか~!」
剣が弾き返された音が聞こえた。ウィルが対応していたはずなのにヤツとの距離が近付いているのを感じる。浄化まではあと一息だ。
「ってかコイツら一体なに? なんだってこんなゴミどもがウジャウジャいるんだってーの。超うぜ~。折角カイムとの感動の再会だってーのに邪魔すぎんだろ。そこの金髪~、何オレとカイムの間に立とうとしてんだテメェゴラ」
その場の禍々しかった空気が一気に清々しくなる。浄化の成功だ。フレイに視線を向ければしっかりと俺に対して頷き、傍にいたアミィを抱えティエラの手を引いた。
「外に向かって走れ!」
サラマンダーの様子の確認をしていたがそんな悠長なことをしている場合じゃない。よりにもよって魔術で転移してきたのがヤツだったとは。俺の声で一斉に駆け出したがそれをヤツは安々と見過ごすわけがない。すぐさま術式が展開されるのを感じ、最後尾を走っていたウィルは振り返り他四人を守るために身構える。
「邪魔だゴミども」
幾多の火の槍が一斉に弾かれるように飛んでいく。流石にあの量だとウィルもサポートにつこうとしているクルエルダも全部は捌けない。ヤツらを逃がすためにその場に留まっていた俺は手をかざし、土の魔術で壁を築き上げすべての火の槍を防いだ。
「アッハ~! カイムも何も衰えてねぇな~! どっかに消えたから周りはお前の魔術が衰えて死んじまったもんだと思ってたけどオレはちゃーんとカイムのこと信じてたぜ~! やっぱすげぇよカイムは!」
「うるせぇな」
床を蹴り素早くヤツとの距離を開けると俺もウィルたちと同様に遺跡の出口のほうに向かって駆け出す。コイツとここでやり合うと間違いなくこの遺跡は崩れる。
「――一度目は逃しちまったけど、二度目はねぇよ」
「カイムッ!」
前を走っていたはずのアミィの悲鳴がここまで聞こえた。
「もう逃してやーらね」
ズッ、と腹の背中と腹の辺りが重く熱くなる。魔術で距離を急速に縮めてきたヤツは俺の真後ろに恍惚な笑みで立っていた。
「テ、メェ……」
身体の力が一気に抜ける。この感覚は初めて自分の魔力をすべて自分の中に閉じ込めた術を使った時と似てる。身体の中を巡る精霊の力が、それを貯える魔力が、ごっそりと自分の身体の中から消えていく感覚。
「ッ、エルダッ……!」
俺の言葉に咄嗟に反応したクルエルダは手をかざした。その瞬間前を走っていたはずの五人の姿が綺麗サッパリ消え失せる。五人だけじゃなく、いつもどこか気配があった精霊たちの姿も。俺が腕につけていたブレスレットを引き千切ったからだろう。
「……自分の腹に剣が刺さった状態で、あのゴミどもを逃がすとはなぁ。すっげぇガッカリ」
身体から引き抜かれたような感覚に襲われたが、腹から血が吹き出してはいない。だがそれでもやっぱり身体に力は入らなかった。
「まぁいいさ。こんな薄汚ぇとこの罠要員って超面倒臭ぇって思ったけど、とんでもねぇお釣りがついてきたな。俺ってやっぱツイてるわ」
意識を失う前に頭の中に出てきたのは、ラファーガの頭だった。すまねぇ、という言葉は形になることなく目の前がブラックアウトする。
『サラマンダー!』
『なんだよ、これ……⁈』
『なるほど、これのせいか』
「触るな!」
精霊がワラワラとサラマンダーの元に寄ろうとしていたがそれを急いで止める。精霊を縛り付けるなんざ正気の沙汰じゃない。それに、と眉間に皺を寄せ目を細める。
この場に縛り付けている理由は精霊の力を搾取するため。しかも入り口のことといい隠すことなく堂々と置いているということは。
はっきり言って人間側が仕掛けた罠だろう。精霊を助ければ発動する術がかけられていた。精霊をこの場から動かすつもりもなければ、もし助ける誰かがいればそいつに対し危害を加えるといった類の。
「転移の術がかけられているな」
「ということは我々がどこかに飛ばされるか――」
「誰かが飛んでくるか」
「しかし、このままというわけにもいかないんだろう?」
それぞれが渋い顔をする。クルエルダが言うように俺たちが飛ばされるだけならまだマシだ、もう一度この場に来ればいい。ただ、その逆だとかなり状況が悪くなる。誰かがこの場に来るということは、その人間はイグニート国の人間の可能性が高い。俺は今元の姿に戻っているため誰かが飛んできた時点でアウトだ。
だからといってウィルの言う通りこのままにしておくわけにもいかない。よくよく見てみると力を搾取され続けていたのであろうサラマンダーの様子はどう見ても悪い。相手が精霊のため顔色というのはわからねぇが明らかにぐったりとしている。精霊たちの声も届いているのかどうか。
やることといえばこの場の浄化。ただしサラマンダーをあの鎖から開放させる必要もある。鎖を破るのと浄化をほぼ同時にやるしかない。
「……鎖はなんとかできるか?」
「そうですね……彼女の力を借りましょうか。教会に仕えている身であればその手の魔術は長けているでしょう」
「わ、わたしですか? あの……主に、何をすれば」
「私の術のサポートをお願いします。いやはや恥ずかしい話、私は攻撃型に特化していましてね。ああいう浄化方面は少し不得手でして」
「わかりました、わたしでよければ全力でサポートします」
「アミィはティエラの魔力が足りなかった場合補足してやれ」
「うん!」
「あとは……」
フレイに視線を向ければ何も言わずとも言いたいことがわかったのか、フレイは力強く頷いた。それに頷き返し次にウィルに視線を向ける。何かあった場合コイツになんとかしてもらうしかない。
「お前は、コイツらのことを一番に考えてろ」
「……! わかった、そうしよう」
「鎖が取れ次第すぐに浄化する。それでいいか?」
『わかりました。頼みます、人の子よ』
『ボクたちも力が戻っていれば手助けできたのに~!』
精霊たちには今後の女神のいないこの大地を支えるために力を温存してもらう必要がある。そもそも弱っていたところ穢れの浄化によって若干マシになったというだけだ。ここで余計な力を使わせるわけにもいかない。
「では行きますよ」
クルエルダがサラマンダーに巻き付いている鎖に向かって手をかざす。その後ろで支えるようにティエラとアミィが魔術を展開させていた。
結構頑丈な鎖なのか『紫』のクルエルダでも苦戦を強いられている。浄化方面の魔術は苦手だと言っていたがそれ以上に鎖にかけられている魔術が厄介なんだろう。見たところによると反射魔術もかけられているわ穢れを増幅する術もかけられているわ。サラマンダーをこの場から絶対に逃しやしないという執念深さだけを感じる代物になっている。
ただ教会務めのティエラの力もそれなりのものらしく、光属性の魔術が随分と強い。足りない魔力はアミィが補っているため、時間はかかっているものの一つずつ鎖が剥がれ落ちていった。
「ああもう、魔術の使い甲斐のある術式ですね」
「お前の魔力足りるか?」
「それはご心配なく」
汗流しながら言われても説得力ねぇな、と思いつつも大丈夫って言うんなら大丈夫なんだろう。魔術でできていた鎖がどんどん消えていき、囚われていたサラマンダーの精霊の力も徐々に戻っていっているのを感じる。ただしまだ穢れが残っているためその意識は戻っていない。
「もうそろそろだな」
残り一本、というところでそう口にすれば自然と見守っていたウィルとフレイが身構える。俺もいつでも浄化できるようにと懐に入れていた石を取り出した。
「――解けますよ!」
クルエルダが術式を展開させ、最後の一本を完璧に取り除いたのとほぼ同時だった。一気に精霊の力とはまた違う、別の力がこの場に現れたのを肌で感じた。だがそれに構うことなく俺は穢れの浄化を始めようとしたが突如現れた姿に舌打ちを漏らす。見覚えのあるシルエットだった。
すぐに浄化に取り掛かろうとしていた俺に何かが襲いかかるが、俺は敢えてそれに反応せずに浄化のほうにだけ集中する。俺の視界の端で、剣での鍔迫り合いが起き軽く火花が散っているのが見えた。
「やらせるか!」
「ったくこんなとこに来るクソ共がどこのどいつだっての~! 邪魔してんじゃねぇ、よ……」
ウィルと剣でやり合っていたヤツの視線が、俺に向かうのを感じた。現れた時はあれだけイライラしていた雰囲気だったっていうのにそれが一変する。
「……カイム?」
「……」
「カイムじゃねぇか! やっぱ生きてたんじゃん! やっべぇクソみてぇな気分だったけどオレって超ツイてんじゃねぇか~!」
剣が弾き返された音が聞こえた。ウィルが対応していたはずなのにヤツとの距離が近付いているのを感じる。浄化まではあと一息だ。
「ってかコイツら一体なに? なんだってこんなゴミどもがウジャウジャいるんだってーの。超うぜ~。折角カイムとの感動の再会だってーのに邪魔すぎんだろ。そこの金髪~、何オレとカイムの間に立とうとしてんだテメェゴラ」
その場の禍々しかった空気が一気に清々しくなる。浄化の成功だ。フレイに視線を向ければしっかりと俺に対して頷き、傍にいたアミィを抱えティエラの手を引いた。
「外に向かって走れ!」
サラマンダーの様子の確認をしていたがそんな悠長なことをしている場合じゃない。よりにもよって魔術で転移してきたのがヤツだったとは。俺の声で一斉に駆け出したがそれをヤツは安々と見過ごすわけがない。すぐさま術式が展開されるのを感じ、最後尾を走っていたウィルは振り返り他四人を守るために身構える。
「邪魔だゴミども」
幾多の火の槍が一斉に弾かれるように飛んでいく。流石にあの量だとウィルもサポートにつこうとしているクルエルダも全部は捌けない。ヤツらを逃がすためにその場に留まっていた俺は手をかざし、土の魔術で壁を築き上げすべての火の槍を防いだ。
「アッハ~! カイムも何も衰えてねぇな~! どっかに消えたから周りはお前の魔術が衰えて死んじまったもんだと思ってたけどオレはちゃーんとカイムのこと信じてたぜ~! やっぱすげぇよカイムは!」
「うるせぇな」
床を蹴り素早くヤツとの距離を開けると俺もウィルたちと同様に遺跡の出口のほうに向かって駆け出す。コイツとここでやり合うと間違いなくこの遺跡は崩れる。
「――一度目は逃しちまったけど、二度目はねぇよ」
「カイムッ!」
前を走っていたはずのアミィの悲鳴がここまで聞こえた。
「もう逃してやーらね」
ズッ、と腹の背中と腹の辺りが重く熱くなる。魔術で距離を急速に縮めてきたヤツは俺の真後ろに恍惚な笑みで立っていた。
「テ、メェ……」
身体の力が一気に抜ける。この感覚は初めて自分の魔力をすべて自分の中に閉じ込めた術を使った時と似てる。身体の中を巡る精霊の力が、それを貯える魔力が、ごっそりと自分の身体の中から消えていく感覚。
「ッ、エルダッ……!」
俺の言葉に咄嗟に反応したクルエルダは手をかざした。その瞬間前を走っていたはずの五人の姿が綺麗サッパリ消え失せる。五人だけじゃなく、いつもどこか気配があった精霊たちの姿も。俺が腕につけていたブレスレットを引き千切ったからだろう。
「……自分の腹に剣が刺さった状態で、あのゴミどもを逃がすとはなぁ。すっげぇガッカリ」
身体から引き抜かれたような感覚に襲われたが、腹から血が吹き出してはいない。だがそれでもやっぱり身体に力は入らなかった。
「まぁいいさ。こんな薄汚ぇとこの罠要員って超面倒臭ぇって思ったけど、とんでもねぇお釣りがついてきたな。俺ってやっぱツイてるわ」
意識を失う前に頭の中に出てきたのは、ラファーガの頭だった。すまねぇ、という言葉は形になることなく目の前がブラックアウトする。
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