時渡りの路地

過去の波

「ん～～」
目を覚ますと智恵と真理菜の事故当日だった。
「よし、事故から救うぞ!!!!!」
と大吾は意気込んでいた。
そしてあの時通りに夜ご飯の時間になった。ガシャンと冷蔵庫を開けた妻　智恵がいった。
「ごめん。うどん切らしちゃってた。かってくるね。」
慌てて大吾は、
「待って!!他ので大丈夫!!」
「うーん、でもいいよ!!いってくるよ!」
その時大吾はハッと思い出した。アリオスから救えるのは、、どちらか片方だけだと言われていた事を。
そして、智恵に私か真理菜が死ぬ事があったら、真理菜を助けてあげてと言われていた事を。色々な思いが込み上げてきたが、これも智恵のためだ。
「ああ、行ってらっしゃい」
こらえていた涙が一気に溢れ出た。
「何で泣いてるの？まあいいや、行ってきます。」
ガチャンとドアが閉まった。
その時、後ろから声がした。真理菜だ。
「お父さん、何で泣いてるの?」
この子にはもう少し大きくなってから話そう。
「なんでもないよ。真理菜今日からお母さんはおばあちゃんの家でくらすって」
「そうなんだ、、、」
「終わりましたか？」
アリオスが話しかけてきた。
「はい。」
と答える。そして、魔法陣をくぐった。
するとあの時の１本の路地についた。アリオスがいた。
「あれ？アリオスさん何で、、、？」
アリオスは慌てて
「生きてたんですね!!!!????」
「はい、、、？後ろにいませんでした???」
「は？　私はずっとここにいましたが？それより娘さんだけですか？
奥さんは?」
「はあ？？貴方が片方だけと言ったんでしょう？!?!?」
アリオスは少し黙ったあと重い口をひらいた
「それは私の偽物です。とにかく無事で娘さんと帰って来れて良かったですね。」
アリオスは手から風を出して2人を送り届けた。
そのあとアリオスは呟いた。
「、、、、、要、、、、、!!!!!!!!!!!!!!!!!!」