縁地蔵

東京下町のとある場所に、老人達が自由に集まって話す憩いの広場があります。そこには一体のお地蔵さんがいます。お地蔵さんを囲むように人が集まるので、縁地蔵(えんじぞう)と呼ばれ、まるで老人達の仲間のように、地域で愛されているのです。
さて、水曜朝七時。「銀さん」と「平八」がそろそろやってくる時間ですが、「平八」が来る気配がありません。先にやってきた銀さんはソワソワしています。
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