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妊娠中
最低な環境
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ドクターヘリに乗って向かった先は県内で1番大きな病院
重度の妊婦さんだけが入院していた
歩くことすら許されない完全なる絶対安静
面会はできたけど、旦那か実の母のみだった
それなのに旦那は月1回来ては
「ここら辺の土地勘がないから、お店開拓してくる」
といって、手土産のカップ麺を私に渡すとすぐ部屋から出ていく
母は
「今は病院にいて、手助けはいらない。むしろ出産した後、手助けしてほしいから」
とお願いしていたのにも関わらず、病院の近くに1ヶ月泊まり毎日何をするわけでもなく病室にきていた
寝たきりで、ご飯を食べる時以外起き上がることを許されない
排便も寝たまま、常にカテーテルが入れられている状態だった
すると、なんの前触れもなく知らない人がいっぱい病室に入ってきた
私は個室だったので、大勢入れる部屋にはいたが、誰がきたのかわからず不安だった
「みほこさん、初めまして。私は〇〇大学の教授です。みほこさんの妊娠はごく稀に起こりうる症状なので、是非生徒たちに生で見せたいのです。病院からは許可は貰いました。ありのままで構いませんので、そのまま寝てて結構です」
こんな失礼な事が普通にありうるのだろうか?
大学に入りたての若い生徒さんらしき人が
「妊娠前に好きだった食べ物は何ですか?妊娠後変わりましたか?」
など、私ではなくてもいいような質問をしてくる
「妊娠初期から入院食なので、変化はわかりません」
嫌味に聞こえるかもしれないが、そう答えた
すると・・・
内診の先生が現れ
「3Dを試したいので、いいですか?」
と部屋に入ってきた
これでうるさい生徒たちはいなくなる・・・と思っていたが甘かった
「3Dでこの症状を見るのは稀な体験なので、各自メモの用意はいいですか?」
大学の教授がそう言った
「え?こんな大勢の前で検査するんですか?」
そう伝えると
「みほこさんの症状はなかなかないんですよ。教科書を見せるより実物見せたほうが早いでしょ?」
と、こちらの意思はおかまいなしだった
恥ずかしさ、大勢の中という緊張、いろいろな感情が渦巻いてストレスが溜まっていった
全ては我が子のため・・・そう思い我慢の日々だった
重度の妊婦さんだけが入院していた
歩くことすら許されない完全なる絶対安静
面会はできたけど、旦那か実の母のみだった
それなのに旦那は月1回来ては
「ここら辺の土地勘がないから、お店開拓してくる」
といって、手土産のカップ麺を私に渡すとすぐ部屋から出ていく
母は
「今は病院にいて、手助けはいらない。むしろ出産した後、手助けしてほしいから」
とお願いしていたのにも関わらず、病院の近くに1ヶ月泊まり毎日何をするわけでもなく病室にきていた
寝たきりで、ご飯を食べる時以外起き上がることを許されない
排便も寝たまま、常にカテーテルが入れられている状態だった
すると、なんの前触れもなく知らない人がいっぱい病室に入ってきた
私は個室だったので、大勢入れる部屋にはいたが、誰がきたのかわからず不安だった
「みほこさん、初めまして。私は〇〇大学の教授です。みほこさんの妊娠はごく稀に起こりうる症状なので、是非生徒たちに生で見せたいのです。病院からは許可は貰いました。ありのままで構いませんので、そのまま寝てて結構です」
こんな失礼な事が普通にありうるのだろうか?
大学に入りたての若い生徒さんらしき人が
「妊娠前に好きだった食べ物は何ですか?妊娠後変わりましたか?」
など、私ではなくてもいいような質問をしてくる
「妊娠初期から入院食なので、変化はわかりません」
嫌味に聞こえるかもしれないが、そう答えた
すると・・・
内診の先生が現れ
「3Dを試したいので、いいですか?」
と部屋に入ってきた
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「3Dでこの症状を見るのは稀な体験なので、各自メモの用意はいいですか?」
大学の教授がそう言った
「え?こんな大勢の前で検査するんですか?」
そう伝えると
「みほこさんの症状はなかなかないんですよ。教科書を見せるより実物見せたほうが早いでしょ?」
と、こちらの意思はおかまいなしだった
恥ずかしさ、大勢の中という緊張、いろいろな感情が渦巻いてストレスが溜まっていった
全ては我が子のため・・・そう思い我慢の日々だった
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