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しおりを挟む「ちゃんと温かくして寝てよ。涼はいつもすぐ寝落ちするんだから。」
話しながら散歩をすれば楽しい時間は一瞬で終わってしまう。家まで送ってくれた光生は頭を撫でて帰ろうとする。
「光生……」
「ん?」
手を握り引きとめれば不思議そうに振り返る。なんでこんな時に限って鈍感なんだ。
「……家、上がって行く?」
もっと一緒にいたくて勇気を出して誘ってみる。
「いや夜遅いし迷惑かかるからまた今度にする。ありがと。」
きっと俺が気を遣って家に上がってと言ったと勘違いしている。優しく微笑む光生はまた頭を撫でてくれる。
「………親、明日まで帰ってこないし大丈夫だよ…」
「んーん、今度ちゃんと挨拶したいし涼ももう眠たいでしょ?」
いつも俺のわがままをなんでも聞いてくれるのに今日の光生はなんだか変だ。もしかしてもう俺に飽きてしまったのだろうか。
「無理矢理連れ出しちゃってごめんね。遥くんと久しぶりに会ってはしゃぎ疲れたでしょ?電話した時も眠たそうな声してた。」
「……違う、、あの時は、、」
このまま勘違いされたまま光生を帰したくない。
「涼?」
「……光生のこと考えながら1人でしてたの…」
「……え?」
光生は驚いた顔で見てくる。繋いでいる手をギュッとさらに強く握った俺は深呼吸をする。
「……今もいっぱい触られたくて我慢できないから……だから家に来て欲しい……」
こんな恥ずかしいことを言ってしまうほどに、もう俺は限界まで来ている。断られるかもしれないけどもうそれでもいい。
「………だめ?」
黙っている光生を見上げながら聞いてみると首を横に振ってくれる。
「全然だめじゃない。俺もずっと涼に触りたくて我慢してた。」
俺の大好きな顔で笑ってくれる光生の手を引っ張り部屋まで連れて行く。ドアを閉めた瞬間に光生は勢いよく後ろから抱きしめてくる。
「わっ!!光生!?」
そのままクルッと光生の方に向けられすぐに唇が触れる。
「んっ…!!光生……!」
いきなり舌を入れてキスをしてくるから体に力が入らない。そんな俺をその場にゆっくりと押し倒した光生は覆い被さってくる。
「光生待って…!っ…んっ……ベッド行こ……」
「絶対無理。ベッドまで我慢できない。」
両方の手首を床に押さえつけられ何度もキスをされる。いつもより強引な光生はひたすらに激しいキスをしてくる。
「んふぅ……っ……あっ……光生っ…」
だめだ、もうイってしまう。1人でしているときとは比べものにならないくらいに全身がトロトロになる。
「あっ……光生…イく、イくっ…あぁんっ!!」
ビクビクと震える俺を光生は愛おしそうに見つめてくる。
「うぅ……きもちいいっ……」
「ふふっ、ここ気持ちいいの?」
ズボン越しに俺のものを撫でる光生に何度もコクコクと頷く。
「うんっ……おちんちん気持ちいい……」
「ふふっ、かわい。今日の涼はいつも以上にえっちだね。」
ほっぺたを指でスリスリと撫でてくれる光生はゆっくりと服の中に手を入れてくる。
「ぁんっ……光生……っ……んぅ……」
ゆっくりすぎるくらいにおなかや腰を撫でられる。その触り方が恐ろしいくらいにえろくて急に恥ずかしくなってくる。
「やっ……光生だめっ……」
「なんで?俺に触って欲しかったんでしょ?」
そうだけどこんなに丁寧というか大事そうにされると苦しいくらいにときめいてしまうからだめだ。
「今日は超ゆっくりすんの。そしたら涼のことずっと独占できる。」
そんなことを言う光生は俺の服を脱がすとニッと笑う。
「乳首自分で触った?」
これはバレているのだろうか。それともただの質問だろうか。ていうか恥ずかしくて言えないし早く触って欲しい。
「ふふっ、答えてくれるまで触ってあげない。」
黙っている俺にそう言って脇腹やおなかを触れるか触れないかで触る光生はいじわるだ。こんなのどうしたって感じてしまう。
「…んぅ……やだっ……光生早くぅ…っ…」
それなのに微笑むだけの光生は言わないと絶対に触ってくれないらしい。
「うぅ……した……昨日も今日も光生のこと考えながら乳首でオナニーしたっ……!」
「ふっ、涼のえっち。」
いじわるく笑う光生が大好きでしょうがない。見なくてもわかるくらいに勃っている乳首にゆっくりと指は近づいてくる。
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