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もちだ すしの

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「…ちょっとまって!!」

俺の脚をグイッと開きそのまま座らせられる。
自分のを見せつけるような格好なんてただでさえ恥ずかしいのに光生は広げられた脚の間に頬杖をついてうつぶせで寝転がっている。

「光生っ…この格好やだ……」

「だって涼が寝てたら俺がキスしてるところ見えにくいじゃん。」

もう見えなくてもいい。むしろ見えない方がいい気がする。

「というか、本当は俺が涼に見ててほしいの。さっき初めてここにキスされたって言ってくれたの俺すっごい嬉しかったんだよね。涼の初めてまた俺がもらっちゃったって。」

恥ずかしくて脚を閉じようと思っていたのにそんな事を言われると閉じられない。

「涼がこうやって恥ずかしがってるのも気持ちよくなってるのも全部俺とじゃなきゃ嫌なんだよ。涼が思ってる以上に俺って嫉妬深いし独占欲の塊なの。」

切ない顔をして話す光生を見てふと今日の苺ちゃんとのことを思い出した。光生が誰かに俺の目の前であーんってしてたら嫌なのになにも考えずにひどいことをしてしまった。
それをまだ気にしているのかはわからないけど暗い表情の光生は見たくない。

「だから俺が涼の初めて奪ってるところ見ててよ。だめ?」

いつもは強引なくせにこういう時に確認するのはずるい。こんなお願いの仕方をされるとなんでも許してしまう。だめじゃないと首を横に何度も振ると、ふふっといつもの笑い声が聞こえてくる。

「今まで初めてしてきたこと全部光生とだよ…光生にしかこんなところ見せられないし…」

「ふっ、当たり前でしょ。誰かに見せてたら俺、怒るどころじゃないから。」
 
さっきまでしおらしくしていた光生はいつのまにかいなく気づけばいつも通りに戻っていた。あんなに甘く切ない顔をしていた光生はどこにいったんだ。

「涼のいつ見てもかわいいね。」

突然話が変わり何かと思えば光生の顔の目の前にある俺のものを指でツンツンと触ってきた。

「あんっ…!いきなり触らないでよ…!」

「だってさっきから触ってほしそうにしてたんだもん。ほら!」

光生にちょっと触られただけで反応したものは触られていない今もピクッと勝手に何度も動いている。

「光生が触るからじゃん……」

「ふーん。じゃあ触らない。」

そう言って光生は俺のものをじーっと見つめてきた。見つめられているだけなのに俺のものはどんどん起き上がっていく。

「ふっ、見てるだけなのに勃っちゃったね。」

えっちな雰囲気に俺が慣れていないことを知っているくせに光生はわざとからかってくる。

「…だってぇ……光生が……」

「俺に見られて興奮した?」

俺の気持ちを簡単に言い当てられ言葉が出ず無言のままコクコクと頷いた。

「素直な涼かわいくて大好き。」

完全に勃ったものを光生が指ですりすりと触れば先走りが溢れてくる。すると舌ですくうように舐められる。

「やぁあんっ!光生ぅ…!」

初めて舐められたその場所は腰が勝手に浮くほど気持ちがよかった。

「ここ舐められるの気持ちいいでしょ?」

「んっ…その言い方、光生は誰かにされたことあるってこと!?」

慣れている光生にムカついて聞けば「ごめん、ごめん!」と笑っていてその余裕に俺の怒りは止まらない。
 
「謝るってことはあるんだ!?」

「まぁあるけど、、あんまり気持ちよくなかったって!」

「俺は初めてなのに光生が初めてじゃないのなんかやだ!!」

わがままで自分勝手なのはわかっている。光生は異常なくらいモテるしそれなりに経験があるのも知っている。だけどどうしても過去のことにやきもちを妬いてしまう自分がいる。

「でも舐めたのは初めてだよ。それにこんなにかわいいわがままで困らせてくれて嬉しくなるのも涼が初めてだし。言ってないだけで俺の初めても涼が全部奪ってるから。」

「…光生の初めても俺?」

「そうだよ。だから機嫌直して?」

そうやって甘えた顔をする光生も俺のものだと思うと怒っていたことなんてもう忘れていて今の俺の頭の中はえっちなことでいっぱいになっていた。
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