13 / 14
プロローグ
vol.13
しおりを挟む
『? 「僕呼びに戻す」...ですか?』
(はい!これでも昔はやんちゃだったんですよ?)
あれは遠い夏の日
田舎にあった実家の周りには自然が溢れ、子供たちの格好の遊び場だった
会社でバリバリ働いていた前世。仲のいい同僚や大学の飲み友には「るーちゃん」と呼ばれていた私ではあるが、昔よく遊んでいた幼馴染のみんなからは「かっしー」と呼ばれていた
(親友曰く、「『るみ』なんて可愛らしい名前はあんたにゃ似合わない」 ...だってさ?)
そりゃそうだ
毎日 木登りやら鬼ごっこに明け暮れて生傷が絶えず、長期休みには同学年の男共と朝から晩まで遊び回っていた
夏には野山を駆け 川へ飛び込む度胸試しを飽きるまでやり、冬には雪原と化した校庭を犬が如く駆け回り(石入りの)雪玉で雪合戦をしたり雪が溶けて泥だらけになるのも構わず取っ組み合ったりした
因みに、小学生時代は毎年 長期休みの終盤に冬には風邪を、夏には夏風邪をひいて最終日に溜まりに溜まった課題という地獄を見るまでが恒例行事だった。よく遊ぶ割に弱っちい体だったと今でも思う
『へぇ、何だか楽しそうですね...』
(流石に中学に上がる頃にはやんちゃさも鳴りを潜めたけどね)
『チュウガク時代はどんな子供だったんですか?』
(...それについては、まあ、おいおい...ね?うん。)
あの暗黒時代は思い出したくもないな...なかなかに、酷かったから...(自分が)
(ダシにされていると理解していてふんぞり返っていた自分の心理が今でもよくわからない...あれはほんとに私だったんだろうか...?)
『??』
(ナンデモナイデスヨ、ふふ...)
(はい!これでも昔はやんちゃだったんですよ?)
あれは遠い夏の日
田舎にあった実家の周りには自然が溢れ、子供たちの格好の遊び場だった
会社でバリバリ働いていた前世。仲のいい同僚や大学の飲み友には「るーちゃん」と呼ばれていた私ではあるが、昔よく遊んでいた幼馴染のみんなからは「かっしー」と呼ばれていた
(親友曰く、「『るみ』なんて可愛らしい名前はあんたにゃ似合わない」 ...だってさ?)
そりゃそうだ
毎日 木登りやら鬼ごっこに明け暮れて生傷が絶えず、長期休みには同学年の男共と朝から晩まで遊び回っていた
夏には野山を駆け 川へ飛び込む度胸試しを飽きるまでやり、冬には雪原と化した校庭を犬が如く駆け回り(石入りの)雪玉で雪合戦をしたり雪が溶けて泥だらけになるのも構わず取っ組み合ったりした
因みに、小学生時代は毎年 長期休みの終盤に冬には風邪を、夏には夏風邪をひいて最終日に溜まりに溜まった課題という地獄を見るまでが恒例行事だった。よく遊ぶ割に弱っちい体だったと今でも思う
『へぇ、何だか楽しそうですね...』
(流石に中学に上がる頃にはやんちゃさも鳴りを潜めたけどね)
『チュウガク時代はどんな子供だったんですか?』
(...それについては、まあ、おいおい...ね?うん。)
あの暗黒時代は思い出したくもないな...なかなかに、酷かったから...(自分が)
(ダシにされていると理解していてふんぞり返っていた自分の心理が今でもよくわからない...あれはほんとに私だったんだろうか...?)
『??』
(ナンデモナイデスヨ、ふふ...)
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて
だましだまし
ファンタジー
私たちの未来の王子妃を影なり日向なりと支える為に存在している。
敬愛する侯爵令嬢ディボラ様の為に切磋琢磨し、鼓舞し合い、己を磨いてきた。
決して追放に備えていた訳では無いのよ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる