10 / 14
第010話 予行演習
しおりを挟む
翌日以降、俺は新たな金策を始めた。
これまでと違い、Eランクモンスターを対象とした討伐クエストを繰り返すことにしたのだ。Dランクの我がペット達ならば、Eの敵を乱獲することはワケもない。1回の報酬でいえばDの敵を討伐するほうが優れているが、安全性や数を考慮すればEでちょうどよかった。
「レベルが上がりましたぁ!」
「オラも上がっただー!」
「そら一緒に上がるだろ。同時期に誕生した同ランクなんだから」
ちびちびとペット達が成長していく。
レベルアップによるステータスの向上はさることながら、戦闘経験を積むことで動きもよくなる。ゴブオは敵の攻撃をしばしば避けるし、スラ吉は考えて魔力を消費するようになった。
「おかげさまで俺の冒険者ランクもEにアップした。これは嬉しいことだ。しかし、この所持金は全く嬉しくないな……」
俺は5日で100枚の金貨を稼いだ。
敵が強くなった分、実入りも増えた。
この調子なら、2ヶ月足らずで1,000枚に到達する。
待てない長さではないけれど、待ちたくはなかった。
今すぐにでも美人なエルフを奴隷にしたい。
それに、この苦労をあと2ヶ月も続けるのは無理だ。
早朝に宿屋を発ち、日暮れまで戦い、街に戻るのは夜である。
自由気ままに生きる<冒険者>にあるまじき勤労だ。
日本のブラック企業に務める社畜ではないのだから。
「それにしてもどうやって【テイミング】するかなぁ」
プラチナゴーレムについてだ。
街に向かって夜道を歩きながら考える。
既に敵のあらゆる情報が脳内に詰め込まれている。
姿形、棲息地、行動パターン、エトセトラ……。
今の俺なら“プラチナゴーレムオタク”を自称して問題ない。
「他の人はどうやってつかまえるのですかぁ?」
ゴブオが尋ねてくる。
俺は「色々だよ」と即答し、軽く説明した。
「PTメンバーに協力してもらったり、ペットを駆使したり。ただ、俺の場合はそのどちらも使えないんだよね。PTメンバーなんざいないし、お前達はDランクだから危険過ぎる」
「ぼくたちならだいじょうぶですよぅ!」
「そうだそうだー!」
迷わず「大丈夫じゃないから」と鼻で笑って否定する。
レベル不明のAランクモンスターにDランクを突っ込ませる?
ありえないだろう。自殺志願もいいところだ。
「ま、文字による情報だけを元に考えても絶望しかないな」
俺はそこまで賢い人間ではない。
今のような調子で考えても机上の空論で終わるだけだ。
だから、明日は現地に赴いて未来の相棒を拝むことに決めた。
◇
――翌日。
雑貨屋で2つのアイテムを仕入れて街を発つ。
これらのアイテムを購入するのに、金貨を10枚も使った。
もったいない気もしたが、必要投資と思って割り切る。
「独りだと静かだな……」
目的地に向かう道中。
いつもならゴブオとスラ吉が絶え間なく話しているところ。
どうせ現地に着けばしまうので、今日は2人を出さないでいた。
かつては慣れていたはずの孤独。それが今では寂しかった。
「ご主人様ぁー! ぼくたいくつでしたぁー!」
「あれれー? いつもと違う場所だー!」
だから、俺はペットを召喚することにした。
◇
しばらくして、目的地に到着した。
<メタルマウンテン>と呼ばれる4つの山だ。
山は縦2、横2で並んでいる。
名前にメタルとついているが、鉄鉱山ではない。
山自体は至って平凡で、同様の山はいくつもある。
ただ、4つの山の間……つまり谷の部分が普通と違う。
大きな谷の中央には、液状のメタル材による湖があるのだ。
余談だが、湖のメタル材は固形化すると立派な商品になる。
用途は武器から食器まで様々だが、価値はそれほど高くない。
このメタル湖を死守しているのが、プラチナゴーレムだ。
「賑やかに騒いでくれてありがとうな」
「この後もいっしょがいいですぅ!」
「オラもゴブオに賛成だー!」
「ダメダメ、またあとでな」
俺は山の一つに登った。
それほど労することなく山頂に着く。
山というより丘というほうが適切な標高だからだ。
「お、居るな、プラチナゴーレム」
山頂から湖を眺めて対象を発見。
プラチナで構成された全長5メートルの巨人だ。
人間とは違って全身が角張っている。
プラチナゴーレムの数は10体。
メタル湖を囲むようにバラけて立っている。
各々の距離がかなりあるから、サシで戦えそうだ。
前情報だとタイマンは可能なはずだが、確かめておこう。
「お高いアイテム達よ、俺を助けてくれ!」
雑貨屋で購入したアイテムを取り出す。
まずは、飲むと一時的に身体が軽くなるドリンク『カルクナール』だ。
すかさず使用する。ゴクゴク、ゴクゴク。
「なんだか変な感覚だな」
身体の軽量化が体感で分かる。
ジャンプしたら宇宙まで飛ぶんじゃないか、と思った。
さすがは高級ドリンク。効果は伊達ではない。
「さて続きましては……」
飲むと一時的に翼を授けてくれる『レッドブルー』だ。
これによって得られる翼は、動物みたいに強力ではなかった。
自分の体重を支えながら空を飛び回る程の力はない。
だから、身体を軽くする『カルクナール』と併用する。
軽い身体であれば、高度維持くらいは出来るはずだ。
「うおおお、さっきより更に気持ちわりぃ」
背中に翼が生えたのだ。
服の上から付いているのに、感覚がバッチリある。
自分の意思でパタパタと動かすことが出来た。
「せーのっ!」
その場でジャンプしてみる。
助走を付けていないのに3メートル近く浮いた。
そこから必死に翼をバタつかせてみる。
「結構辛いな……だが、思った通り!」
多少は上下するも、どうにか高度を維持できる。
「これなら!」
その場で何度かジャンプと着地を試し、行動開始だ。
「うおおおお!」
俺は助走を付け、谷に向かって全力で飛んだ。
これまでよりも遙かに高くて勢いよく身体が飛ぶ。
すかさず翼をバタつかせ、高度を維持。
「高度を上げるのはきついが、維持するだけなら慣れたな」
翼の扱いにも慣れてきた。
カルクナールの効果もおおよそ把握した。
助走をつけた跳躍は10メートル近い高さに達する。
俺の身体能力が高ければ、もっと上を目指せただろう。
「ゆっくり……ゆっくり……」
言葉に出しながら、ゆっくりと高度を下げていく。
これは思っていたよりも難しくて、集中力を要した。
「ゴォ?」
高度が下がってくると、近くのゴーレムが俺に気づく。
十中八九プラチナゴーレムだが、一応確認しておこう。
―――――――――――――――――
【名 前】プラチナゴーレム
【ランク】A
【友好度】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
【屈服度】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
―――――――――――――――――
思った通りだ。
そのことに安堵する。
次の瞬間には焦った。
「ゴォオオ!」
俺を視認したゴーレムが突っ込んできたのだ。
俺の落下地点に向けて一直線である。
動きは決して速くないが、この降下ペースだとまずい。
着地した頃にはA級の巨人が待ち受けている事態になる。
「上がれぇえええ!」
翼を全力でバタつかせる。
降下から一転して上昇に切り替えた。
――が、すぐにそれは失敗だと悟る。
「駄目だ! 鳥みたいに空を移動できないぞ!」
俺に出来るのは高度の調整だけだ。
助走による前進がなければ、前後左右に進むのは無理。
つまり、高度を上げたところで意味がないのだ。
再び方針を変更する。
今度は全速力で高度を下げた。
多少の痛みは覚悟で降下する。
地面が近づいたところで、翼を使って勢いを殺す。
「ゴォオオオオオ!」
ゴーレムはすぐ傍まで迫っていた。
もはや考えている余裕はない。
「逃げろぉおおおお!」
俺はゴーレムと反対側に走った。
見る見るうちに差が広がっていく。
ゴーレムの遅さに加えて、カルクナールの効果もあった。
「ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……」
汗だくになりながら<メタルマウンテン>を脱出する。
「ご主人様ぁ、だいじょうぶですかぁ?」
「すごい汗だー!」
安全を確認したところでペットを召喚した。
俺の状態を気にする2人に「問題ない」と返す。
「つよい敵をつかまえる方法は見つかりましたかぁ?」
ゴブオが尋ねてくる。
俺は息を整え、キッパリと断言した。
「見つかったよ。十中八九成功する秘策をな」
「「おおー!」」
俺は一人でも安全に【テイミング】出来る案を閃いていた。
いや、正確には確信したのだ。元からこの方法を考えていた。
自分の馬鹿げた閃きが、通じるであろうと確信したのだ。
マップの形状や先ほどのやり取りから、まず問題はない。
ただ、初日は失敗する可能性が無きにしも非ず。
それでも、真っ向勝負で挑むよりは遙かに現実的だ。
「金を貯めたら捕まえるぜ、プラチナゴーレム」
確かな手応えを抱きながら帰路に就いた。
これまでと違い、Eランクモンスターを対象とした討伐クエストを繰り返すことにしたのだ。Dランクの我がペット達ならば、Eの敵を乱獲することはワケもない。1回の報酬でいえばDの敵を討伐するほうが優れているが、安全性や数を考慮すればEでちょうどよかった。
「レベルが上がりましたぁ!」
「オラも上がっただー!」
「そら一緒に上がるだろ。同時期に誕生した同ランクなんだから」
ちびちびとペット達が成長していく。
レベルアップによるステータスの向上はさることながら、戦闘経験を積むことで動きもよくなる。ゴブオは敵の攻撃をしばしば避けるし、スラ吉は考えて魔力を消費するようになった。
「おかげさまで俺の冒険者ランクもEにアップした。これは嬉しいことだ。しかし、この所持金は全く嬉しくないな……」
俺は5日で100枚の金貨を稼いだ。
敵が強くなった分、実入りも増えた。
この調子なら、2ヶ月足らずで1,000枚に到達する。
待てない長さではないけれど、待ちたくはなかった。
今すぐにでも美人なエルフを奴隷にしたい。
それに、この苦労をあと2ヶ月も続けるのは無理だ。
早朝に宿屋を発ち、日暮れまで戦い、街に戻るのは夜である。
自由気ままに生きる<冒険者>にあるまじき勤労だ。
日本のブラック企業に務める社畜ではないのだから。
「それにしてもどうやって【テイミング】するかなぁ」
プラチナゴーレムについてだ。
街に向かって夜道を歩きながら考える。
既に敵のあらゆる情報が脳内に詰め込まれている。
姿形、棲息地、行動パターン、エトセトラ……。
今の俺なら“プラチナゴーレムオタク”を自称して問題ない。
「他の人はどうやってつかまえるのですかぁ?」
ゴブオが尋ねてくる。
俺は「色々だよ」と即答し、軽く説明した。
「PTメンバーに協力してもらったり、ペットを駆使したり。ただ、俺の場合はそのどちらも使えないんだよね。PTメンバーなんざいないし、お前達はDランクだから危険過ぎる」
「ぼくたちならだいじょうぶですよぅ!」
「そうだそうだー!」
迷わず「大丈夫じゃないから」と鼻で笑って否定する。
レベル不明のAランクモンスターにDランクを突っ込ませる?
ありえないだろう。自殺志願もいいところだ。
「ま、文字による情報だけを元に考えても絶望しかないな」
俺はそこまで賢い人間ではない。
今のような調子で考えても机上の空論で終わるだけだ。
だから、明日は現地に赴いて未来の相棒を拝むことに決めた。
◇
――翌日。
雑貨屋で2つのアイテムを仕入れて街を発つ。
これらのアイテムを購入するのに、金貨を10枚も使った。
もったいない気もしたが、必要投資と思って割り切る。
「独りだと静かだな……」
目的地に向かう道中。
いつもならゴブオとスラ吉が絶え間なく話しているところ。
どうせ現地に着けばしまうので、今日は2人を出さないでいた。
かつては慣れていたはずの孤独。それが今では寂しかった。
「ご主人様ぁー! ぼくたいくつでしたぁー!」
「あれれー? いつもと違う場所だー!」
だから、俺はペットを召喚することにした。
◇
しばらくして、目的地に到着した。
<メタルマウンテン>と呼ばれる4つの山だ。
山は縦2、横2で並んでいる。
名前にメタルとついているが、鉄鉱山ではない。
山自体は至って平凡で、同様の山はいくつもある。
ただ、4つの山の間……つまり谷の部分が普通と違う。
大きな谷の中央には、液状のメタル材による湖があるのだ。
余談だが、湖のメタル材は固形化すると立派な商品になる。
用途は武器から食器まで様々だが、価値はそれほど高くない。
このメタル湖を死守しているのが、プラチナゴーレムだ。
「賑やかに騒いでくれてありがとうな」
「この後もいっしょがいいですぅ!」
「オラもゴブオに賛成だー!」
「ダメダメ、またあとでな」
俺は山の一つに登った。
それほど労することなく山頂に着く。
山というより丘というほうが適切な標高だからだ。
「お、居るな、プラチナゴーレム」
山頂から湖を眺めて対象を発見。
プラチナで構成された全長5メートルの巨人だ。
人間とは違って全身が角張っている。
プラチナゴーレムの数は10体。
メタル湖を囲むようにバラけて立っている。
各々の距離がかなりあるから、サシで戦えそうだ。
前情報だとタイマンは可能なはずだが、確かめておこう。
「お高いアイテム達よ、俺を助けてくれ!」
雑貨屋で購入したアイテムを取り出す。
まずは、飲むと一時的に身体が軽くなるドリンク『カルクナール』だ。
すかさず使用する。ゴクゴク、ゴクゴク。
「なんだか変な感覚だな」
身体の軽量化が体感で分かる。
ジャンプしたら宇宙まで飛ぶんじゃないか、と思った。
さすがは高級ドリンク。効果は伊達ではない。
「さて続きましては……」
飲むと一時的に翼を授けてくれる『レッドブルー』だ。
これによって得られる翼は、動物みたいに強力ではなかった。
自分の体重を支えながら空を飛び回る程の力はない。
だから、身体を軽くする『カルクナール』と併用する。
軽い身体であれば、高度維持くらいは出来るはずだ。
「うおおお、さっきより更に気持ちわりぃ」
背中に翼が生えたのだ。
服の上から付いているのに、感覚がバッチリある。
自分の意思でパタパタと動かすことが出来た。
「せーのっ!」
その場でジャンプしてみる。
助走を付けていないのに3メートル近く浮いた。
そこから必死に翼をバタつかせてみる。
「結構辛いな……だが、思った通り!」
多少は上下するも、どうにか高度を維持できる。
「これなら!」
その場で何度かジャンプと着地を試し、行動開始だ。
「うおおおお!」
俺は助走を付け、谷に向かって全力で飛んだ。
これまでよりも遙かに高くて勢いよく身体が飛ぶ。
すかさず翼をバタつかせ、高度を維持。
「高度を上げるのはきついが、維持するだけなら慣れたな」
翼の扱いにも慣れてきた。
カルクナールの効果もおおよそ把握した。
助走をつけた跳躍は10メートル近い高さに達する。
俺の身体能力が高ければ、もっと上を目指せただろう。
「ゆっくり……ゆっくり……」
言葉に出しながら、ゆっくりと高度を下げていく。
これは思っていたよりも難しくて、集中力を要した。
「ゴォ?」
高度が下がってくると、近くのゴーレムが俺に気づく。
十中八九プラチナゴーレムだが、一応確認しておこう。
―――――――――――――――――
【名 前】プラチナゴーレム
【ランク】A
【友好度】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
【屈服度】☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
―――――――――――――――――
思った通りだ。
そのことに安堵する。
次の瞬間には焦った。
「ゴォオオ!」
俺を視認したゴーレムが突っ込んできたのだ。
俺の落下地点に向けて一直線である。
動きは決して速くないが、この降下ペースだとまずい。
着地した頃にはA級の巨人が待ち受けている事態になる。
「上がれぇえええ!」
翼を全力でバタつかせる。
降下から一転して上昇に切り替えた。
――が、すぐにそれは失敗だと悟る。
「駄目だ! 鳥みたいに空を移動できないぞ!」
俺に出来るのは高度の調整だけだ。
助走による前進がなければ、前後左右に進むのは無理。
つまり、高度を上げたところで意味がないのだ。
再び方針を変更する。
今度は全速力で高度を下げた。
多少の痛みは覚悟で降下する。
地面が近づいたところで、翼を使って勢いを殺す。
「ゴォオオオオオ!」
ゴーレムはすぐ傍まで迫っていた。
もはや考えている余裕はない。
「逃げろぉおおおお!」
俺はゴーレムと反対側に走った。
見る見るうちに差が広がっていく。
ゴーレムの遅さに加えて、カルクナールの効果もあった。
「ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……」
汗だくになりながら<メタルマウンテン>を脱出する。
「ご主人様ぁ、だいじょうぶですかぁ?」
「すごい汗だー!」
安全を確認したところでペットを召喚した。
俺の状態を気にする2人に「問題ない」と返す。
「つよい敵をつかまえる方法は見つかりましたかぁ?」
ゴブオが尋ねてくる。
俺は息を整え、キッパリと断言した。
「見つかったよ。十中八九成功する秘策をな」
「「おおー!」」
俺は一人でも安全に【テイミング】出来る案を閃いていた。
いや、正確には確信したのだ。元からこの方法を考えていた。
自分の馬鹿げた閃きが、通じるであろうと確信したのだ。
マップの形状や先ほどのやり取りから、まず問題はない。
ただ、初日は失敗する可能性が無きにしも非ず。
それでも、真っ向勝負で挑むよりは遙かに現実的だ。
「金を貯めたら捕まえるぜ、プラチナゴーレム」
確かな手応えを抱きながら帰路に就いた。
0
お気に入りに追加
69
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
男女比がおかしい世界に来たのでVtuberになろうかと思う
月乃糸
大衆娯楽
男女比が1:720という世界に転生主人公、都道幸一改め天野大知。 男に生まれたという事で悠々自適な生活を送ろうとしていたが、ふとVtuberを思い出しVtuberになろうと考えだす。 ブラコンの姉妹に囲まれながら楽しく活動!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる