7 / 18
第007話 無謀な挑戦
しおりを挟む
ぬるま湯に飽きてきた。
あるいは今の限界を知りたかったのか。
どちらなのかは分からない。
「これが大規模ダンジョンか……」
俺は大人数向けの大型ダンジョンにやってきた。
俗に“レイドダンジョン”と呼ばれる場所であり、その規模は通常のダンジョンよりも遙かに大きい。複数のPTが協力して、数十人規模で挑戦するのが一般的なエリアだ。当然ながら、俺は1人である。
高さ約100m、15階層からなる2つの塔<スカイビル>。
2つの塔が最上階で連結されているという、面白い構造だ。
塔が2つなのだから、当然、出入口も2つある。
俺は東側の塔から侵入することにした。
「グォォォ!」
「フンガァ!」
中には様々なモンスターが居た。
敵は基本的に徒党を組んで行動している。
【攻撃予知】があるとはいえ、現状では流石に無理だ。
そう悟ったから、直ちに塔の外に出てステータスを開く。
「何を覚えようかな」
敵に勝つなら成長するしかない。
保留していた成長ポイントを注ぎ込むことに決めた。
覚えようとしているユニークスキルの候補は以下の4つだ。
パッシブ:魔族鑑定
アクティブ:妖精召喚、魔獣召喚、魔物召喚
【魔族鑑定】は敵の名前とレベル、それに弱点が分かるもの。
【召喚】系は名前の通り、従者を1体召喚するものだ。
「仲間を増やすか、自分が強くなるか……」
悩ましい。
頭を抱える要因になっているのは【召喚】系だ。
ユニークスキルの各種【召喚】によって生み出された従者は、死んでも1時間後に目の前で自動蘇生される。俺と一緒で死を気にしないで良いという点は心強い。その反面、従者の強さは主である俺の能力に依存するのが難点だ。妖精、魔物、魔獣が依存するステータスは以下の通り。
妖精:魔力依存
魔獣:脚力依存
魔物:腕力依存
そして、俺のステータスは3つとも低い。
腕力はE、脚力はF、魔力に至っては最低のGときた。
「従者がまだ役に立たなさそうなんだよなぁ……」
俺は悶々と悩み、そして答えを出した。
「よし! 【魔族鑑定】にしよう!」
ここまで1人でやってきたんだ。
今回はいわば集大成となるテストみたいなもの。
どうせなら1人で可能な所まで頑張ってやろう。
俺は【魔族鑑定】を覚え、もう一度<スカイビル>に入った。
「おお……!」
中に入るなり感動する。
敵の姿に変化があったのだ。
弱点箇所が分かりやすく光っていた。
「名前とレベルもよく分かるぜ!」
前方には2種類のモンスターがうじゃうじゃいる。
片方は一つ目巨人“サイクロプス”で、もう片方は牛頭巨人“ミノタウロス”だ。どちらもレベルは12~15。得物はサイクロプスが棍棒で、ミノタウロスが斧だ。どいつもこいつも揃って右利きみたいで、左手には何も持っていない。
「悪いが俺は両手で戦わせてもらうぜ」
【無限収納】を使い、予備のエストックを取り出した。
腕力をEにしたおかげで、二刀流も問題なくこなせる。
「行くぞ!」
一気に駆け出す。
まずは3体のサイクロプスが相手だ。
レベルは12と13と14。
こいつらの弱点は顔面の大半を占める巨大な目。
それとアキレス腱だ。
「「「ゴォオオオ!」」」
サイクロプスが一斉に棍棒を振り上げる。
それに合わせて【攻撃予知】が発動した。
「回避出来るぞ!」
俺は身体の向きを変える。
敵の群れに左肩を向ける格好で横向きになった。
その瞬間、俺の前後に激しく棍棒が打ち付けられる。
地面の揺れが凄まじいが、俺にはカスりもしていない。
「次は俺の番だぜ」
敵の攻撃をかいくぐって懐に潜り込む。
俺の攻撃は奴等の目に届かないから、まずはアキレス腱だ。
背後に回ると2本のエストックを暴れさせた。
我ながら流麗といえる動きで3体のアキレス腱を切り裂く。
「「「グォォォ……!」」」
サイクロプスが仲良くならんで崩落した。
それでもまだ生きている。大柄なだけあってタフだ。
だが、動けなくなった敵など怖くない。
俺は奴等の眼前に移動し、無慈悲な斬撃を放った。
===============
経験値を 2,131 獲得しました
経験値を 3,279 獲得しました
経験値を 4,022 獲得しました
===============
3体分の経験値が入る。
俺のレベルは10で、敵のレベルは12、13、14。
レベル差による経験値の量が大雑把に把握できた。
「今は経験値なんてどうでもいいか」
俺は「ふっ」と鼻で笑う。
そして、向かってくるモンスター達に突っ込んだ。
◇
勢いが良かったのは序盤だけだ。
2階に辿り着いた時点で、俺はヘトヘトだった。
「日本時代の運動不足がたたったな……」
連戦に次ぐ連戦で、スタミナが底を突いていた。
レベルが上がろうとスタミナは変わらない。現実だから、動けば動くだけ疲れてしまう。ゲームキャラみたいに年中無休で動けたらこうはならないというのに。甘受せざるを得ない、引きこもりだった故のスタミナ不足を。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
レベルはいつの間にか12に上がっていた。
だが、成長ポイントを振ろうという気はない。
ポイントは疲弊していない時に考えて振りたいから。
「グォオオオオオ!」
「モォオオオオオ!」
2階の敵もサイクロプスとミノタウロスだ。
「こうなったら行けるとこまで行ってやるぞ」
俺は【無限収納】で武器を異次元に収納した。
両腕が棒のようになっており、剣を振るう元気がないのだ。
だから敵の攻撃を【攻撃予知】で回避して突破してやる。
最上階まで行ったら、飛び降りて街へ死に戻りだ!
覚えてからいまだに経験していない【自動蘇生】を使ってやる。
「うおおおおおおおおおお!」
俺は手ぶらで突っ込む。
様々な角度から迫り来る攻撃を回避する。
身体を傾け、時には横になったり跳んだりしてかわす。
スッ、スッ、スッとかわし、軽やかに3階へ到着。
「ヒヒィン!」
3階には大勢のケンタウロスがいた。
下半身が馬で上半身が人間のモンスターだ。
武器は槍と弓の2種類で、動きがべらぼうに速い。
レベルはサイクロプス達と同じだが、こいつの方が強そうだ。
「「ヒヒィイイイイイン」」
「「ヌォオオオオオオオ」」
4体のケンタウロスが襲ってくる。
槍持ちが2体と弓持ちが2体で遠近に対応した連携だ。
「やべっ……!」
発動した【攻撃予知】に絶句する。
無数の矢と凄まじい槍の刺突が待っているのだ。
「おらあああああああああ!」
それでも避けた。
完全に攻撃を回避しきって、奥を目指して走る。
だがそこに――。
「うおっ」
ケンタウロスの矢が襲い掛かった。
俺の背中に矢が食い込み、血が流れている。
痛みはない。流石は【痛覚遮断】だ。
おかげで問題なく走れ――。
「あ……れ……?」
身体の力が抜けていく。
矢の傷は浅くはないが、致命傷ではない。
なのに身体が動かなかった。
それになんだか、声が出しにくい。
「こ……これ……は……」
毒矢に違いない。
毒はおそらく麻痺の類だろう。
俺は【異常耐性】を覚えていないから毒を防げない。
「クソッ……ここまでか……」
最上階から飛び降りる予定だったのに。
まさか3階でモンスターにぶっ殺されるとはな。
これが今の実力ということか。
「ヒヒィィン!」
迫り来る槍持ちのケンタウロス。
「次は召喚獣を連れて戻ってくるからな」
俺は死を悟り目を瞑る。
しかし、死ぬことはなかった。
「まだ生きているぞ! 回復係! この少年を治療しろ!」
「俺達は敵の動きを食い止めるぞ!」
「おうよ!」
周囲から声が聞こえてきた。
何事かと、俺は目を開けてみる。
そこには<紅蓮の騎士団>の面々がいた。
数は10人で、フレッドの姿はない。
「そこの君、大丈夫?」
女が軽やかに敵を倒して声を掛けてくる。
この女のことは、街で見たのでよく覚えていた。
フィオナだ。
“紺碧の戦乙女”の二つ名を持つ同い年の女騎士。
「あぁ、大丈夫だよ」
――これが俺と彼女が初めてした会話だった。
あるいは今の限界を知りたかったのか。
どちらなのかは分からない。
「これが大規模ダンジョンか……」
俺は大人数向けの大型ダンジョンにやってきた。
俗に“レイドダンジョン”と呼ばれる場所であり、その規模は通常のダンジョンよりも遙かに大きい。複数のPTが協力して、数十人規模で挑戦するのが一般的なエリアだ。当然ながら、俺は1人である。
高さ約100m、15階層からなる2つの塔<スカイビル>。
2つの塔が最上階で連結されているという、面白い構造だ。
塔が2つなのだから、当然、出入口も2つある。
俺は東側の塔から侵入することにした。
「グォォォ!」
「フンガァ!」
中には様々なモンスターが居た。
敵は基本的に徒党を組んで行動している。
【攻撃予知】があるとはいえ、現状では流石に無理だ。
そう悟ったから、直ちに塔の外に出てステータスを開く。
「何を覚えようかな」
敵に勝つなら成長するしかない。
保留していた成長ポイントを注ぎ込むことに決めた。
覚えようとしているユニークスキルの候補は以下の4つだ。
パッシブ:魔族鑑定
アクティブ:妖精召喚、魔獣召喚、魔物召喚
【魔族鑑定】は敵の名前とレベル、それに弱点が分かるもの。
【召喚】系は名前の通り、従者を1体召喚するものだ。
「仲間を増やすか、自分が強くなるか……」
悩ましい。
頭を抱える要因になっているのは【召喚】系だ。
ユニークスキルの各種【召喚】によって生み出された従者は、死んでも1時間後に目の前で自動蘇生される。俺と一緒で死を気にしないで良いという点は心強い。その反面、従者の強さは主である俺の能力に依存するのが難点だ。妖精、魔物、魔獣が依存するステータスは以下の通り。
妖精:魔力依存
魔獣:脚力依存
魔物:腕力依存
そして、俺のステータスは3つとも低い。
腕力はE、脚力はF、魔力に至っては最低のGときた。
「従者がまだ役に立たなさそうなんだよなぁ……」
俺は悶々と悩み、そして答えを出した。
「よし! 【魔族鑑定】にしよう!」
ここまで1人でやってきたんだ。
今回はいわば集大成となるテストみたいなもの。
どうせなら1人で可能な所まで頑張ってやろう。
俺は【魔族鑑定】を覚え、もう一度<スカイビル>に入った。
「おお……!」
中に入るなり感動する。
敵の姿に変化があったのだ。
弱点箇所が分かりやすく光っていた。
「名前とレベルもよく分かるぜ!」
前方には2種類のモンスターがうじゃうじゃいる。
片方は一つ目巨人“サイクロプス”で、もう片方は牛頭巨人“ミノタウロス”だ。どちらもレベルは12~15。得物はサイクロプスが棍棒で、ミノタウロスが斧だ。どいつもこいつも揃って右利きみたいで、左手には何も持っていない。
「悪いが俺は両手で戦わせてもらうぜ」
【無限収納】を使い、予備のエストックを取り出した。
腕力をEにしたおかげで、二刀流も問題なくこなせる。
「行くぞ!」
一気に駆け出す。
まずは3体のサイクロプスが相手だ。
レベルは12と13と14。
こいつらの弱点は顔面の大半を占める巨大な目。
それとアキレス腱だ。
「「「ゴォオオオ!」」」
サイクロプスが一斉に棍棒を振り上げる。
それに合わせて【攻撃予知】が発動した。
「回避出来るぞ!」
俺は身体の向きを変える。
敵の群れに左肩を向ける格好で横向きになった。
その瞬間、俺の前後に激しく棍棒が打ち付けられる。
地面の揺れが凄まじいが、俺にはカスりもしていない。
「次は俺の番だぜ」
敵の攻撃をかいくぐって懐に潜り込む。
俺の攻撃は奴等の目に届かないから、まずはアキレス腱だ。
背後に回ると2本のエストックを暴れさせた。
我ながら流麗といえる動きで3体のアキレス腱を切り裂く。
「「「グォォォ……!」」」
サイクロプスが仲良くならんで崩落した。
それでもまだ生きている。大柄なだけあってタフだ。
だが、動けなくなった敵など怖くない。
俺は奴等の眼前に移動し、無慈悲な斬撃を放った。
===============
経験値を 2,131 獲得しました
経験値を 3,279 獲得しました
経験値を 4,022 獲得しました
===============
3体分の経験値が入る。
俺のレベルは10で、敵のレベルは12、13、14。
レベル差による経験値の量が大雑把に把握できた。
「今は経験値なんてどうでもいいか」
俺は「ふっ」と鼻で笑う。
そして、向かってくるモンスター達に突っ込んだ。
◇
勢いが良かったのは序盤だけだ。
2階に辿り着いた時点で、俺はヘトヘトだった。
「日本時代の運動不足がたたったな……」
連戦に次ぐ連戦で、スタミナが底を突いていた。
レベルが上がろうとスタミナは変わらない。現実だから、動けば動くだけ疲れてしまう。ゲームキャラみたいに年中無休で動けたらこうはならないというのに。甘受せざるを得ない、引きこもりだった故のスタミナ不足を。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
レベルはいつの間にか12に上がっていた。
だが、成長ポイントを振ろうという気はない。
ポイントは疲弊していない時に考えて振りたいから。
「グォオオオオオ!」
「モォオオオオオ!」
2階の敵もサイクロプスとミノタウロスだ。
「こうなったら行けるとこまで行ってやるぞ」
俺は【無限収納】で武器を異次元に収納した。
両腕が棒のようになっており、剣を振るう元気がないのだ。
だから敵の攻撃を【攻撃予知】で回避して突破してやる。
最上階まで行ったら、飛び降りて街へ死に戻りだ!
覚えてからいまだに経験していない【自動蘇生】を使ってやる。
「うおおおおおおおおおお!」
俺は手ぶらで突っ込む。
様々な角度から迫り来る攻撃を回避する。
身体を傾け、時には横になったり跳んだりしてかわす。
スッ、スッ、スッとかわし、軽やかに3階へ到着。
「ヒヒィン!」
3階には大勢のケンタウロスがいた。
下半身が馬で上半身が人間のモンスターだ。
武器は槍と弓の2種類で、動きがべらぼうに速い。
レベルはサイクロプス達と同じだが、こいつの方が強そうだ。
「「ヒヒィイイイイイン」」
「「ヌォオオオオオオオ」」
4体のケンタウロスが襲ってくる。
槍持ちが2体と弓持ちが2体で遠近に対応した連携だ。
「やべっ……!」
発動した【攻撃予知】に絶句する。
無数の矢と凄まじい槍の刺突が待っているのだ。
「おらあああああああああ!」
それでも避けた。
完全に攻撃を回避しきって、奥を目指して走る。
だがそこに――。
「うおっ」
ケンタウロスの矢が襲い掛かった。
俺の背中に矢が食い込み、血が流れている。
痛みはない。流石は【痛覚遮断】だ。
おかげで問題なく走れ――。
「あ……れ……?」
身体の力が抜けていく。
矢の傷は浅くはないが、致命傷ではない。
なのに身体が動かなかった。
それになんだか、声が出しにくい。
「こ……これ……は……」
毒矢に違いない。
毒はおそらく麻痺の類だろう。
俺は【異常耐性】を覚えていないから毒を防げない。
「クソッ……ここまでか……」
最上階から飛び降りる予定だったのに。
まさか3階でモンスターにぶっ殺されるとはな。
これが今の実力ということか。
「ヒヒィィン!」
迫り来る槍持ちのケンタウロス。
「次は召喚獣を連れて戻ってくるからな」
俺は死を悟り目を瞑る。
しかし、死ぬことはなかった。
「まだ生きているぞ! 回復係! この少年を治療しろ!」
「俺達は敵の動きを食い止めるぞ!」
「おうよ!」
周囲から声が聞こえてきた。
何事かと、俺は目を開けてみる。
そこには<紅蓮の騎士団>の面々がいた。
数は10人で、フレッドの姿はない。
「そこの君、大丈夫?」
女が軽やかに敵を倒して声を掛けてくる。
この女のことは、街で見たのでよく覚えていた。
フィオナだ。
“紺碧の戦乙女”の二つ名を持つ同い年の女騎士。
「あぁ、大丈夫だよ」
――これが俺と彼女が初めてした会話だった。
0
お気に入りに追加
1,046
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
クラス転移したひきこもり、僕だけシステムがゲームと同じなんですが・・・ログアウトしたら地球に帰れるみたいです
こたろう文庫
ファンタジー
学校をズル休みしてオンラインゲームをプレイするクオンこと斉藤悠人は、登校していなかったのにも関わらずクラス転移させられた。
異世界に来たはずなのに、ステータス画面はさっきやっていたゲームそのもので…。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【R18】異世界に来たのに俺だけ経験値がセックスな件〜エロスキルで成り上がる
ビニコン
ファンタジー
突然の学校のクラス全員が転生からの、テンプレ通りの展開で始まる、職業はエロ賢者というアホのような職業だった。
アホのような職業で直ぐに使えないと判定からの、追放されることになる。
ムッツリスケベであった陰キャ主人公が自分の性欲を解放していき、エロで成り上がる。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、pixivにも投稿中。
※小説家になろうでは最新『勇者祭編』の中盤まで連載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる