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第003話 投資ブックの説明①
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投資ギルドは、想像以上に大きな施設だった。
学校の体育館どころか、東京ドームと同等の大きさだ。
そして、当然のように平屋である。
「たしかにここの場所を知らないのはよそ者だわな」
主人の反応に納得する。
これだけ大きな施設、現地の人間なら絶対に知っている。
利用しなくてもどこにあるかは分かるだろう。
俺は扉に手を掛ける。
扉は無数にあり、俺が手を掛けているのはその一つ。
出入りが激しいようなので、邪魔にならないようすぐに入った。
「でけぇ……!」
それが中の感想だ。
巨大面積を誇る投資ギルドの内装は、区切りのないワンフロアだった。
一人掛けのカウンターテーブルが等間隔にずらりと並んでいる。
テーブルの形は正方形に近く、間隔はかなり広くとられていた。
テーブルとテーブルの間は、大人が三・四人並べるくらいの広さだ。
それぞれのカウンターテーブルに、受付嬢が立っている。
彼女らが受付嬢だと分かるのは、全員が同じ服を着用しているからだ。
襟元の黒いリボンが可愛らしい、落ち着いたグレーの服である。
まず間違いなく、それが投資ギルドの制服なのだろう。
テーブルを挟んだ受付嬢の対面に椅子がある。
テーブルの上には、辞書の如き分厚さの本が置かれていた。
客の大半は、受付嬢ではなく、その本に視線を落としながら話している。
俺は空いている席に座ることにした。
怒られたりしないかと、席へ近づく程に高まる不安。
しかし、何の問題もなかった。
「いらっしゃいませ」
俺が座ると、受付嬢は最高の営業スマイルでお辞儀したのだ。
黒色のセミロングな髪をした人で、歳は俺よりも少し上。
美人だし、まさに理想のお姉さんといった感じである。
「初めて利用するので、よかったら詳しく教えて頂けませんか?」
初利用ということでカモられないか不安だった。
しかし、美人にカモられるのであれば悔いは無い。
そう思い、俺は己がビギナーであることを明かした。
「かしこまりました。では、利用方法の説明をさせていただきます」
受付嬢は「失礼します」と断りを入れてから、テーブルの本をめくった。
パラパラと見えた感じだと、どのページも同じような形式で書かれている。
受付嬢が開いたページもまた、垣間見えたページと大差なかった。
たくさんの項目があり、多くの情報が記載されている。
しかしながら、俺には項目の殆ど全てが理解できなかった。
この時点で、自分に投資は向いていない気がしてならない。
それでも、女神ヴィータのオススメだから頑張ってみることにした。
「投資ギルドでは、冒険者の発行している株式の売買が可能です。各テーブルに置かれているこの本は『投資ブック』と呼ばれ、投資に必要な情報が記載されています。各項目についてのご説明は要りますでしょうか?」
俺は「要ります」と即答した。
各項目の詳細こそ、まさしく必要不可欠の情報だ。
なにせ俺には、書かれている項目がサッパリなのだから。
「わかりました。では、こちらのサンプルページを用いて、簡単なご説明をさせていただきます」
受付嬢は細くて綺麗な手で、一番上の項目を指した。
その手が示す箇所に、俺の視線が向かう。
===============
【銘柄名】
トウキチ・フジヨシ
===============
冒険者の名前を指しているのだろう。
――という俺の読みは、見事に的中していた。
受付嬢が「銘柄名とは投資対象となる冒険者のお名前です」と言ったのだ。
「すると次に続く【年齢】、【性別】、【職業】というのは、この冒険者の年齢やらを示しているということか」
今回の場合、【年齢】は二十七、【性別】は男、【職業】は剣士だった。
受付嬢は笑顔で「その通りでございます」と頷く。
ここまでは俺にも理解できる。
読んで字の如くな内容だからだ。
問題なのはその先。
「【ランク】は冒険者ランクを表しております」
「冒険者ランク?」
首を傾げる俺。
それを見て驚く受付嬢。
「失礼ですが、冒険者についてあまりご存じではないのでしょうか?」
ここにきて受付嬢の営業スマイルが崩れる。
間違いなく、俺の質問が酷すぎたのだろう。
「実は……そうなんですよ。今回の投資を機に勉強していこうと思いまして」
受付嬢の表情が戻る。
素直に話したことが奏功したのか?
「かしこまりました。では、冒険者ランクについてご説明をさせていただきます」
どうやら問題なかったようだ。
どっかの世間知らずなボンボンとでも思われたのだろう。
実際、女神から一億もらってのスタートだからそんなものだ。
「冒険者は、上から順にS、A、B、C、D、E、Fと七段階にランク付けされます。始まりは皆Fであり、クエストを達成することで加算される『勲功ポイント』が一定基準を超えることで上のランクへと昇格できます」
ゲームやラノベでもよく見る仕様だ、問題ない。
俺は「なるほど」と相槌を打ち、話の先を促した。
「同様にクエストにもランクがあり、冒険者が受注出来るのは自身のランク以下のクエストまでとなっております。当然ながら、高ランクになるほど報酬も高くなります」
勲功ポイントの仕様などが説明されていない。
投資の本筋からは逸れるので省略したのだろう。
「よく分かりました。ありがとう。次の項目をお願いします」
項目はまだ十一個も残っている。
聞いておいてなんだが、サクサクいきたいので進めることにした。
「【活動内容】はその冒険者がどういった活動をしているのかが書かれています。ただ、こちらは本人が自分で執筆するものとなっており、誇張気味に書かれる傾向があるようです」
「そうなんですか。すると、このサンプルページの人は控え目なんですね」
受付嬢は「そうなりますね」と笑った。
サンプル銘柄の『トウキチ・フジヨシ』の【活動内容】はたったの一行だ。
===============
【活動内容】
妻のネネラ・フジヨシとPTを組み、適正ランクのクエストを行って参ります。
===============
受付嬢が次の説明を始める前に、パラパラと投資ブックをめくってみた。
誇張かどうかは分からないが、他の冒険者の【活動内容】は充実している。
なかには【活動内容】だけで一ページ埋め尽くしている者もいた。
そんなにも書き込む熱意は良いが、読む側は大変そうだ。
ページをサンプルに戻し、次の項目を促す。
「次の【価格】ですが、よく見て頂けると分かる通り――」
そう言われたので、とりあえず凝視してみる。
===============
【価格】
売:二万〇〇五〇(五十)/二万〇〇六〇(十五)/二万〇〇七〇(二十四)
買:二万〇〇四〇(二十)/二万〇〇三〇(十三)/二万〇〇二〇(三十二)
===============
「――<売>では、株を売ろうとしている人の希望価格が書かれています。価格の横にある括弧内の数字は、売り数量を書かれています。<売>と<買>のどちらも、条件の良い順に上位三つまで書かれております」
つまり、一番安い売り手の提示額が二万〇〇五〇ゴールドであり、一番高い買い手の提示額が二万〇〇四〇ゴールドということか。
「サンプルページだと売買希望者の価格が均衡していますが、実際には大きく乖離していることも多々あります。たとえば、<売>の最良条件が二万一〇〇〇であるのに対し、<買>の最良条件が一万七〇〇〇などということです」
理解は出来た。
しかし、それが意味することは分からない。
「このサンプルページの場合、俺がこの株を買いたいなら、二万〇〇五〇ゴールドが必要になるってことでいいのですか?」
「即決で買いたいのであればそうなります。それか、他の買い手と同じように二万〇〇四〇ゴールドで買い注文を出しておくか。仮に二万〇〇四〇で注文を出された場合、<買>の二万〇〇四〇の括弧内数字が二十から二十一に増えます」
即決で買いたいなら売り手の条件に合わせ、即決が嫌なら買い希望を出して売り手が即決で売ってくるのを待てということだ。
「質問だけど、もし俺が二万〇〇四〇で買い注文を出した後、誰かが二万〇〇四〇で売り注文を出したらどうなるの? 俺以外にも二〇個の買い注文があるわけだけど……」
「その場合は、注文の早い方から順に処理されます」
「すると俺は二十一番目に買えるということか」
受付嬢が「その通りです」と微笑む。
今のところ、高卒ニートの俺でも分かる内容だ。
ただ、致命的な問題がまだ解決していない。
すぐに質問したいところだが、まずは項目の話を聞こう。
学校の体育館どころか、東京ドームと同等の大きさだ。
そして、当然のように平屋である。
「たしかにここの場所を知らないのはよそ者だわな」
主人の反応に納得する。
これだけ大きな施設、現地の人間なら絶対に知っている。
利用しなくてもどこにあるかは分かるだろう。
俺は扉に手を掛ける。
扉は無数にあり、俺が手を掛けているのはその一つ。
出入りが激しいようなので、邪魔にならないようすぐに入った。
「でけぇ……!」
それが中の感想だ。
巨大面積を誇る投資ギルドの内装は、区切りのないワンフロアだった。
一人掛けのカウンターテーブルが等間隔にずらりと並んでいる。
テーブルの形は正方形に近く、間隔はかなり広くとられていた。
テーブルとテーブルの間は、大人が三・四人並べるくらいの広さだ。
それぞれのカウンターテーブルに、受付嬢が立っている。
彼女らが受付嬢だと分かるのは、全員が同じ服を着用しているからだ。
襟元の黒いリボンが可愛らしい、落ち着いたグレーの服である。
まず間違いなく、それが投資ギルドの制服なのだろう。
テーブルを挟んだ受付嬢の対面に椅子がある。
テーブルの上には、辞書の如き分厚さの本が置かれていた。
客の大半は、受付嬢ではなく、その本に視線を落としながら話している。
俺は空いている席に座ることにした。
怒られたりしないかと、席へ近づく程に高まる不安。
しかし、何の問題もなかった。
「いらっしゃいませ」
俺が座ると、受付嬢は最高の営業スマイルでお辞儀したのだ。
黒色のセミロングな髪をした人で、歳は俺よりも少し上。
美人だし、まさに理想のお姉さんといった感じである。
「初めて利用するので、よかったら詳しく教えて頂けませんか?」
初利用ということでカモられないか不安だった。
しかし、美人にカモられるのであれば悔いは無い。
そう思い、俺は己がビギナーであることを明かした。
「かしこまりました。では、利用方法の説明をさせていただきます」
受付嬢は「失礼します」と断りを入れてから、テーブルの本をめくった。
パラパラと見えた感じだと、どのページも同じような形式で書かれている。
受付嬢が開いたページもまた、垣間見えたページと大差なかった。
たくさんの項目があり、多くの情報が記載されている。
しかしながら、俺には項目の殆ど全てが理解できなかった。
この時点で、自分に投資は向いていない気がしてならない。
それでも、女神ヴィータのオススメだから頑張ってみることにした。
「投資ギルドでは、冒険者の発行している株式の売買が可能です。各テーブルに置かれているこの本は『投資ブック』と呼ばれ、投資に必要な情報が記載されています。各項目についてのご説明は要りますでしょうか?」
俺は「要ります」と即答した。
各項目の詳細こそ、まさしく必要不可欠の情報だ。
なにせ俺には、書かれている項目がサッパリなのだから。
「わかりました。では、こちらのサンプルページを用いて、簡単なご説明をさせていただきます」
受付嬢は細くて綺麗な手で、一番上の項目を指した。
その手が示す箇所に、俺の視線が向かう。
===============
【銘柄名】
トウキチ・フジヨシ
===============
冒険者の名前を指しているのだろう。
――という俺の読みは、見事に的中していた。
受付嬢が「銘柄名とは投資対象となる冒険者のお名前です」と言ったのだ。
「すると次に続く【年齢】、【性別】、【職業】というのは、この冒険者の年齢やらを示しているということか」
今回の場合、【年齢】は二十七、【性別】は男、【職業】は剣士だった。
受付嬢は笑顔で「その通りでございます」と頷く。
ここまでは俺にも理解できる。
読んで字の如くな内容だからだ。
問題なのはその先。
「【ランク】は冒険者ランクを表しております」
「冒険者ランク?」
首を傾げる俺。
それを見て驚く受付嬢。
「失礼ですが、冒険者についてあまりご存じではないのでしょうか?」
ここにきて受付嬢の営業スマイルが崩れる。
間違いなく、俺の質問が酷すぎたのだろう。
「実は……そうなんですよ。今回の投資を機に勉強していこうと思いまして」
受付嬢の表情が戻る。
素直に話したことが奏功したのか?
「かしこまりました。では、冒険者ランクについてご説明をさせていただきます」
どうやら問題なかったようだ。
どっかの世間知らずなボンボンとでも思われたのだろう。
実際、女神から一億もらってのスタートだからそんなものだ。
「冒険者は、上から順にS、A、B、C、D、E、Fと七段階にランク付けされます。始まりは皆Fであり、クエストを達成することで加算される『勲功ポイント』が一定基準を超えることで上のランクへと昇格できます」
ゲームやラノベでもよく見る仕様だ、問題ない。
俺は「なるほど」と相槌を打ち、話の先を促した。
「同様にクエストにもランクがあり、冒険者が受注出来るのは自身のランク以下のクエストまでとなっております。当然ながら、高ランクになるほど報酬も高くなります」
勲功ポイントの仕様などが説明されていない。
投資の本筋からは逸れるので省略したのだろう。
「よく分かりました。ありがとう。次の項目をお願いします」
項目はまだ十一個も残っている。
聞いておいてなんだが、サクサクいきたいので進めることにした。
「【活動内容】はその冒険者がどういった活動をしているのかが書かれています。ただ、こちらは本人が自分で執筆するものとなっており、誇張気味に書かれる傾向があるようです」
「そうなんですか。すると、このサンプルページの人は控え目なんですね」
受付嬢は「そうなりますね」と笑った。
サンプル銘柄の『トウキチ・フジヨシ』の【活動内容】はたったの一行だ。
===============
【活動内容】
妻のネネラ・フジヨシとPTを組み、適正ランクのクエストを行って参ります。
===============
受付嬢が次の説明を始める前に、パラパラと投資ブックをめくってみた。
誇張かどうかは分からないが、他の冒険者の【活動内容】は充実している。
なかには【活動内容】だけで一ページ埋め尽くしている者もいた。
そんなにも書き込む熱意は良いが、読む側は大変そうだ。
ページをサンプルに戻し、次の項目を促す。
「次の【価格】ですが、よく見て頂けると分かる通り――」
そう言われたので、とりあえず凝視してみる。
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【価格】
売:二万〇〇五〇(五十)/二万〇〇六〇(十五)/二万〇〇七〇(二十四)
買:二万〇〇四〇(二十)/二万〇〇三〇(十三)/二万〇〇二〇(三十二)
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「――<売>では、株を売ろうとしている人の希望価格が書かれています。価格の横にある括弧内の数字は、売り数量を書かれています。<売>と<買>のどちらも、条件の良い順に上位三つまで書かれております」
つまり、一番安い売り手の提示額が二万〇〇五〇ゴールドであり、一番高い買い手の提示額が二万〇〇四〇ゴールドということか。
「サンプルページだと売買希望者の価格が均衡していますが、実際には大きく乖離していることも多々あります。たとえば、<売>の最良条件が二万一〇〇〇であるのに対し、<買>の最良条件が一万七〇〇〇などということです」
理解は出来た。
しかし、それが意味することは分からない。
「このサンプルページの場合、俺がこの株を買いたいなら、二万〇〇五〇ゴールドが必要になるってことでいいのですか?」
「即決で買いたいのであればそうなります。それか、他の買い手と同じように二万〇〇四〇ゴールドで買い注文を出しておくか。仮に二万〇〇四〇で注文を出された場合、<買>の二万〇〇四〇の括弧内数字が二十から二十一に増えます」
即決で買いたいなら売り手の条件に合わせ、即決が嫌なら買い希望を出して売り手が即決で売ってくるのを待てということだ。
「質問だけど、もし俺が二万〇〇四〇で買い注文を出した後、誰かが二万〇〇四〇で売り注文を出したらどうなるの? 俺以外にも二〇個の買い注文があるわけだけど……」
「その場合は、注文の早い方から順に処理されます」
「すると俺は二十一番目に買えるということか」
受付嬢が「その通りです」と微笑む。
今のところ、高卒ニートの俺でも分かる内容だ。
ただ、致命的な問題がまだ解決していない。
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