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しおりを挟むそれからも変わらずの日々が続いた。
狭い学園内で、リリアナさんを避けることもできず、私は同じことを繰り返してしまう。
このままでは本当に罪を着せられ、国外追放になってしまう。
困ったことになる前にと、両親に相談すれば――
「お前を殿下の婚約者にするためにどれほど苦労したと思ってるんだ。自分が悪かったと、殿下に頭を下げて、詫びるんだ。今更婚約破棄になったら、この家にお前の居場所はないと思え」
「まったく。次期皇太子妃とあろう者が男のひとりも手玉に取れなくてどうするの。それでも私の娘なの。情けない。ひとに頼らず、自分でなんとかなさい」
当てのない答えが返ってきただけだった。
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