11 / 76
ポリコレポリス魔法学校入学①
しおりを挟む
寝ぼけた目をこすり、カーテンを開けて、強い日差しに目を細める。
とうとう入学の日がやって来たのだ。
昨日は女児たちからお別れ会を受け、丸一日遊んだ。
魔術学校に通うためにアデ先生の家に止まり一夜を明かした私はこれからの期待に胸を膨らませて大きく体を伸ばした。
ところで……、
「ところで、なんで先生が私のベッドで寝ているんです?」
「えへへ」
「えへへじゃないです。出て行ってください」
寝起き早々にアデ先生をベッドから蹴落とし、朝ご飯の支度をする。
「冷蔵庫勝手に使いますけど良いですよね?」
「良いですよー。その代わりちゅーしてくださーい」
うざったく私の足に抱き着いてくるアデ先生の頭を踏みつけ、床とキスをさせる。
冷蔵庫を開けて、卵とソーセージを焼いていると、匂いを嗅ぎ付けたアデ先生がキッチンにまでやってきた。
「あれ? お皿二つあるけど、これってもしかして私の分?」
「そうですよ」
「あれ? アーシャちゃんってもしかして優しい子?」
「あなたが変態だから蹴っているだけで、普通の人相手にそんなことはしませんよ。それに、家に泊めてもらっているのですからね。ついでにやることは大した労力ではありません」
「ううう……。お母さん……。あたし……。ようやく結婚したよ……。こんなに可愛いお嫁さんができた……」
「勝手に結婚させないでくれ」
「えー。ねえねえ。ほんきで私と結婚考えてみない?」
「子供も作れないのに結婚なんて考えるか」
「え? 作れるよ?」
「は?」
「ちょっと体を弄れば男性器だって生やせるよ。じゃあいつ式上げる?」
「そもそも私はまだ子供だ。結婚して良い年ではない」
「でも、今9歳になったんでしょ? あと4年もすれば13歳だしもうすぐ結婚できる年じゃん!」
「まだ4年もある! というより、この国ではそんなに早く結婚するのか!」
「そうだよ。じゃないと早死とか多いからね」
私の前世でも、早死の多い地域では早い年で結婚して子供を作っていた記憶がある。
そうか。この国も早死が多いのか。
「それなら私はアリスと結婚する」
「じゃあ、私は愛人ってことで」
「アリスが承知しないだろう。いいから早く喰え。洗い物がしたいんだ」
支度を終えてアデ先生に手を引いてもらいながら登校する。今は指定された制服を着ているため、お気に入りの服ではないが、警棒だけは鞄の中に入れている。学校に上がってまでごっこ遊びに興じるつもりはないが、念のためというやつだ。
「それじゃあママは職員室に行くから、一人でもちゃんとやるのよ!!」
「誰がママだよ……」
さて、私は自分の教室を探し、時間が来るのを待つ。
私のような幼女は少なく、というかこの教室には全くいない。
聞き耳を立てれば、既にどいつが強いだの、あの子が可愛いだの、男たちがありきたりな話を始めていた。
女性は男性のために道を開け、沈黙に徹し、騒ぐことすらも許された雰囲気ではなかった。
時間があるから先にトイレを済ませようとして席を立つが、私の行く手を図体のでかい男が阻む。
「おい、ちびっ子。道の邪魔だぞ」
「こういう時はお互いに譲り合うものだよ」
「てめえ常識もないのか? こういう時は女がどくんだよ。歩行線を見ろや」
そうして指差す方向には女性が歩くべき境界線が敷かれている。
白色のラインで、廊下の端の端に寄せてあり、窮屈で随分と歩きづらそうだ。
女子生徒たちは身を寄せあって歩いている。
対照的に男性側は広く場所がとられており、廊下の真ん中を堂々と歩いている。
「やれやれ。ケツの穴が小さいな。退いてやるから早く通れ」
「ケツの穴……?」
私が道を譲っているというのに、男は眉間に皺を寄せて先へ行こうとはしなかった。
今の私は早くトイレに行きたいのだが。
「はやく行ったらどうだ? こっちは待っているんだぞ?」
「どういう意味だ?」
「どういう意味? ああ、器が小さいと言っているんだよ」
「おいクソガキ。舐めた口きいてんじゃねーぞ?」
16歳の男が私のような幼女にガンを飛ばしてきているのだ。あまりの小ささに私が笑ってしまうよ。
「私よりも弱いくせによく言う。一度本気で戦ってみるか?」
「ああ良いぜ。何でもありだな」
私の挑発に男が関節を鳴らして準備運動らしき動きを済ませている。普段の私なら人のひしめく通路で喧嘩などしたくもなかったが、今回ばかりは良い見せしめの機会となるだろう。
相手はかなりの筋肉質だ。手加減もなしに殴られれば、私は死ぬかもしれない。それも逆に興奮するというものだが、コイツは私の好みではない。
「仕方がない。ハンデだ。先行はくれてやろう」
「はっ! ガキ相手に魔術なんて必要ねーよ!」
ズボンのポケットに両手を突っ込んで、余裕を見せつけているところに、私の顔面に向かって拳が飛んでくる。
が、大したことではない。
魔術教本の内容は全て頭の中に叩き込んである。前世の私は致命的に顔が悪かった分、昔から努力家なのだ。
無詠唱で男の動きを拘束する。そのまま重力を強くして、男に頭を下げさせる。
「どうした木偶の坊? 何もしてこないのか?」
私は得意げな顔を向けてやった。
すると、男の額に汗が流れるのを見た。
「な……! クイックグラビ!」
奴は重力場を反転させて私の重力場を追いやった。
が、再び私は重力場をかけて押し倒す。
「まるで馬鹿の一つ覚えだな」
魔術の掛け合いにより、お互いに動くことができずにいた。このままいけば、魔力が先に尽きた方が負けるだろう。
相手は必死な様子だが、私は魔力を消費していく先から回復していく。
ミトラス学校指定の『魔術戦闘のすすめ』という教本によれば、一般的に魔力量に決定的な差があれば、重力系の魔術を敵にかけて、耐久勝負をしかければ負けることはないとされている。
教科書の内容など、世の中を舐め切った入学したてのクソガキは知らないだろうがな。
「クソッ!」
「いい加減負けを認めたらどうだ? でないと、このままお前の頭を踏みつけるぞ? 女に負けた男として入学早々に恥をかくか、このまま静かに私に謝罪して戦いをなかったことにするか、どちらかだぞ?」
「てめえ……! メスのくせに……!!!」
男子生徒が恨みがましく私を睨みつけてくる。
こうなることは運命だったのだ。
私はコイツの魔力量も名前も全てを事前に知っていた。種明かしをするならば、アデ先生に頼んで全生徒の個人情報を手に入れていたのだ。全校生徒の魔力量も回復速度も全て私の頭の中に入っている。
私ならではの強みだな。
私が頭を踏みつけようとすると、男子生徒が小さく謝罪をし始めた。が。
「誠意が足りないな。今後、二度と女性だからといって見下すことはないと誓え」
「分かりました……。本当にすみませんでした……」
「分かればよろしい」
私は振り上げた足を下ろして、満足してトイレに向かうとする。
が、卑怯にも、私の背後を狙ってきた。そのまま重力場で返り討ちにしてやると。鼻が折れた様子で逃げていった。
とうとう入学の日がやって来たのだ。
昨日は女児たちからお別れ会を受け、丸一日遊んだ。
魔術学校に通うためにアデ先生の家に止まり一夜を明かした私はこれからの期待に胸を膨らませて大きく体を伸ばした。
ところで……、
「ところで、なんで先生が私のベッドで寝ているんです?」
「えへへ」
「えへへじゃないです。出て行ってください」
寝起き早々にアデ先生をベッドから蹴落とし、朝ご飯の支度をする。
「冷蔵庫勝手に使いますけど良いですよね?」
「良いですよー。その代わりちゅーしてくださーい」
うざったく私の足に抱き着いてくるアデ先生の頭を踏みつけ、床とキスをさせる。
冷蔵庫を開けて、卵とソーセージを焼いていると、匂いを嗅ぎ付けたアデ先生がキッチンにまでやってきた。
「あれ? お皿二つあるけど、これってもしかして私の分?」
「そうですよ」
「あれ? アーシャちゃんってもしかして優しい子?」
「あなたが変態だから蹴っているだけで、普通の人相手にそんなことはしませんよ。それに、家に泊めてもらっているのですからね。ついでにやることは大した労力ではありません」
「ううう……。お母さん……。あたし……。ようやく結婚したよ……。こんなに可愛いお嫁さんができた……」
「勝手に結婚させないでくれ」
「えー。ねえねえ。ほんきで私と結婚考えてみない?」
「子供も作れないのに結婚なんて考えるか」
「え? 作れるよ?」
「は?」
「ちょっと体を弄れば男性器だって生やせるよ。じゃあいつ式上げる?」
「そもそも私はまだ子供だ。結婚して良い年ではない」
「でも、今9歳になったんでしょ? あと4年もすれば13歳だしもうすぐ結婚できる年じゃん!」
「まだ4年もある! というより、この国ではそんなに早く結婚するのか!」
「そうだよ。じゃないと早死とか多いからね」
私の前世でも、早死の多い地域では早い年で結婚して子供を作っていた記憶がある。
そうか。この国も早死が多いのか。
「それなら私はアリスと結婚する」
「じゃあ、私は愛人ってことで」
「アリスが承知しないだろう。いいから早く喰え。洗い物がしたいんだ」
支度を終えてアデ先生に手を引いてもらいながら登校する。今は指定された制服を着ているため、お気に入りの服ではないが、警棒だけは鞄の中に入れている。学校に上がってまでごっこ遊びに興じるつもりはないが、念のためというやつだ。
「それじゃあママは職員室に行くから、一人でもちゃんとやるのよ!!」
「誰がママだよ……」
さて、私は自分の教室を探し、時間が来るのを待つ。
私のような幼女は少なく、というかこの教室には全くいない。
聞き耳を立てれば、既にどいつが強いだの、あの子が可愛いだの、男たちがありきたりな話を始めていた。
女性は男性のために道を開け、沈黙に徹し、騒ぐことすらも許された雰囲気ではなかった。
時間があるから先にトイレを済ませようとして席を立つが、私の行く手を図体のでかい男が阻む。
「おい、ちびっ子。道の邪魔だぞ」
「こういう時はお互いに譲り合うものだよ」
「てめえ常識もないのか? こういう時は女がどくんだよ。歩行線を見ろや」
そうして指差す方向には女性が歩くべき境界線が敷かれている。
白色のラインで、廊下の端の端に寄せてあり、窮屈で随分と歩きづらそうだ。
女子生徒たちは身を寄せあって歩いている。
対照的に男性側は広く場所がとられており、廊下の真ん中を堂々と歩いている。
「やれやれ。ケツの穴が小さいな。退いてやるから早く通れ」
「ケツの穴……?」
私が道を譲っているというのに、男は眉間に皺を寄せて先へ行こうとはしなかった。
今の私は早くトイレに行きたいのだが。
「はやく行ったらどうだ? こっちは待っているんだぞ?」
「どういう意味だ?」
「どういう意味? ああ、器が小さいと言っているんだよ」
「おいクソガキ。舐めた口きいてんじゃねーぞ?」
16歳の男が私のような幼女にガンを飛ばしてきているのだ。あまりの小ささに私が笑ってしまうよ。
「私よりも弱いくせによく言う。一度本気で戦ってみるか?」
「ああ良いぜ。何でもありだな」
私の挑発に男が関節を鳴らして準備運動らしき動きを済ませている。普段の私なら人のひしめく通路で喧嘩などしたくもなかったが、今回ばかりは良い見せしめの機会となるだろう。
相手はかなりの筋肉質だ。手加減もなしに殴られれば、私は死ぬかもしれない。それも逆に興奮するというものだが、コイツは私の好みではない。
「仕方がない。ハンデだ。先行はくれてやろう」
「はっ! ガキ相手に魔術なんて必要ねーよ!」
ズボンのポケットに両手を突っ込んで、余裕を見せつけているところに、私の顔面に向かって拳が飛んでくる。
が、大したことではない。
魔術教本の内容は全て頭の中に叩き込んである。前世の私は致命的に顔が悪かった分、昔から努力家なのだ。
無詠唱で男の動きを拘束する。そのまま重力を強くして、男に頭を下げさせる。
「どうした木偶の坊? 何もしてこないのか?」
私は得意げな顔を向けてやった。
すると、男の額に汗が流れるのを見た。
「な……! クイックグラビ!」
奴は重力場を反転させて私の重力場を追いやった。
が、再び私は重力場をかけて押し倒す。
「まるで馬鹿の一つ覚えだな」
魔術の掛け合いにより、お互いに動くことができずにいた。このままいけば、魔力が先に尽きた方が負けるだろう。
相手は必死な様子だが、私は魔力を消費していく先から回復していく。
ミトラス学校指定の『魔術戦闘のすすめ』という教本によれば、一般的に魔力量に決定的な差があれば、重力系の魔術を敵にかけて、耐久勝負をしかければ負けることはないとされている。
教科書の内容など、世の中を舐め切った入学したてのクソガキは知らないだろうがな。
「クソッ!」
「いい加減負けを認めたらどうだ? でないと、このままお前の頭を踏みつけるぞ? 女に負けた男として入学早々に恥をかくか、このまま静かに私に謝罪して戦いをなかったことにするか、どちらかだぞ?」
「てめえ……! メスのくせに……!!!」
男子生徒が恨みがましく私を睨みつけてくる。
こうなることは運命だったのだ。
私はコイツの魔力量も名前も全てを事前に知っていた。種明かしをするならば、アデ先生に頼んで全生徒の個人情報を手に入れていたのだ。全校生徒の魔力量も回復速度も全て私の頭の中に入っている。
私ならではの強みだな。
私が頭を踏みつけようとすると、男子生徒が小さく謝罪をし始めた。が。
「誠意が足りないな。今後、二度と女性だからといって見下すことはないと誓え」
「分かりました……。本当にすみませんでした……」
「分かればよろしい」
私は振り上げた足を下ろして、満足してトイレに向かうとする。
が、卑怯にも、私の背後を狙ってきた。そのまま重力場で返り討ちにしてやると。鼻が折れた様子で逃げていった。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
異世界母さん〜母は最強(つよし)!肝っ玉母さんの異世界で世直し無双する〜
トンコツマンビックボディ
ファンタジー
馬場香澄49歳 専業主婦
ある日、香澄は買い物をしようと町まで出向いたんだが
突然現れた暴走トラック(高齢者ドライバー)から子供を助けようとして
子供の身代わりに車にはねられてしまう
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
転生調理令嬢は諦めることを知らない
eggy
ファンタジー
リュシドール子爵の長女オリアーヌは七歳のとき事故で両親を失い、自分は片足が不自由になった。
それでも残された生まれたばかりの弟ランベールを、一人で立派に育てよう、と決心する。
子爵家跡継ぎのランベールが成人するまで、親戚から暫定爵位継承の夫婦を領地領主邸に迎えることになった。
最初愛想のよかった夫婦は、次第に家乗っ取りに向けた行動を始める。
八歳でオリアーヌは、『調理』の加護を得る。食材に限り刃物なしで切断ができる。細かい調味料などを離れたところに瞬間移動させられる。その他、調理の腕が向上する能力だ。
それを「貴族に相応しくない」と断じて、子爵はオリアーヌを厨房で働かせることにした。
また夫婦は、自分の息子をランベールと入れ替える画策を始めた。
オリアーヌが十三歳になったとき、子爵は隣領の伯爵に加護の実験台としてランベールを売り渡してしまう。
同時にオリアーヌを子爵家から追放する、と宣言した。
それを機に、オリアーヌは弟を取り戻す旅に出る。まず最初に、隣町まで少なくとも二日以上かかる危険な魔獣の出る街道を、杖つきの徒歩で、武器も護衛もなしに、不眠で、歩ききらなければならない。
弟を取り戻すまで絶対諦めない、ド根性令嬢の冒険が始まる。
主人公が酷く虐げられる描写が苦手な方は、回避をお薦めします。そういう意味もあって、R15指定をしています。
追放令嬢ものに分類されるのでしょうが、追放後の展開はあまり類を見ないものになっていると思います。
2章立てになりますが、1章終盤から2章にかけては、「令嬢」のイメージがぶち壊されるかもしれません。不快に思われる方にはご容赦いただければと存じます。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる