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愛をストレート!
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「エンヴィー、愛してる!結婚してくれ!」
エルフの宰相エンヴィーは、自分が仕える狼獣人の国王ランセルに求愛された。
これはいきなりではない。
ここの王族は古くからの習わしで、意中の相手に自分の思いを示す特別な果物を渡すのだ。
それはピンクのイチゴである。
赤は一般的だが、ピンクは希少で価値が高い。
とても甘くて愛らしい見た目のそのイチゴを渡し、愛を伝えるのだ。
エンヴィーは、そのイチゴをずっと前から貰っていた。
「陛下、困ります」
「ランセルと呼べ」
「あっ!?」
エンヴィーはランセルに抱きしめられ、真っ直ぐ寝室に運ばれてしまう。
寝室に二人きりなんて、もうヤることは一つしかない。
「いけません!陛下にはもっと相応しい方が!私のような者は貴方に相応しくない!」
「なら、既成事実を作ればいいだけだ!!」
「んぅっ!」
荒々しいキスは、エンヴィーを求める愛の表れ。
相応しいとか相応しくないなんて、ランセルにとってどうでもいいのだ。
ただ、愛するエンヴィーが手に入るならそれでいい。
か弱い抵抗をするエンヴィーは、ランセルに裸にされてその身の全てをランセルに支配される。
与えられる快楽がエンヴィーを追い詰め、ランセルの愛の言葉に酔ってしまいそうだとエンヴィーは思った。
三日三晩ランセルに抱かれ続け、既成事実ならもう揺らがないほど出来ただろう。
そして、エンヴィーが絶対に逃げられない宝もある。
そう、エンヴィーはランセルの子供を身籠ったのだ。
もうエンヴィーはランセルと結婚するしかなくなった。
「エンヴィー、結婚してくれるな?」
「………もし、拒否したら?」
「幽閉という名の監禁」
「そこまでして私がいいのですか?」
「エンヴィーじゃないと嫌なんだ」
「まったく貴方という人は………。でも、私も、本当は貴方を愛してますよ。ランセル」
「エンヴィー!!」
皆に祝福されて二人は結婚した。
そして、後にエルフと狼獣人の双子が生まれるのだった。
エルフの宰相エンヴィーは、自分が仕える狼獣人の国王ランセルに求愛された。
これはいきなりではない。
ここの王族は古くからの習わしで、意中の相手に自分の思いを示す特別な果物を渡すのだ。
それはピンクのイチゴである。
赤は一般的だが、ピンクは希少で価値が高い。
とても甘くて愛らしい見た目のそのイチゴを渡し、愛を伝えるのだ。
エンヴィーは、そのイチゴをずっと前から貰っていた。
「陛下、困ります」
「ランセルと呼べ」
「あっ!?」
エンヴィーはランセルに抱きしめられ、真っ直ぐ寝室に運ばれてしまう。
寝室に二人きりなんて、もうヤることは一つしかない。
「いけません!陛下にはもっと相応しい方が!私のような者は貴方に相応しくない!」
「なら、既成事実を作ればいいだけだ!!」
「んぅっ!」
荒々しいキスは、エンヴィーを求める愛の表れ。
相応しいとか相応しくないなんて、ランセルにとってどうでもいいのだ。
ただ、愛するエンヴィーが手に入るならそれでいい。
か弱い抵抗をするエンヴィーは、ランセルに裸にされてその身の全てをランセルに支配される。
与えられる快楽がエンヴィーを追い詰め、ランセルの愛の言葉に酔ってしまいそうだとエンヴィーは思った。
三日三晩ランセルに抱かれ続け、既成事実ならもう揺らがないほど出来ただろう。
そして、エンヴィーが絶対に逃げられない宝もある。
そう、エンヴィーはランセルの子供を身籠ったのだ。
もうエンヴィーはランセルと結婚するしかなくなった。
「エンヴィー、結婚してくれるな?」
「………もし、拒否したら?」
「幽閉という名の監禁」
「そこまでして私がいいのですか?」
「エンヴィーじゃないと嫌なんだ」
「まったく貴方という人は………。でも、私も、本当は貴方を愛してますよ。ランセル」
「エンヴィー!!」
皆に祝福されて二人は結婚した。
そして、後にエルフと狼獣人の双子が生まれるのだった。
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