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10◆アウロラ視点
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今日は、アイリスが学園の剣術大会に出るとかで私はアイリスの応援にきた。
騎士科ならではのイベントで、騎士科は強制参加らしいわ。
他の科は申し込みがあれば参加できるんですって。
アイリスに喜んでほしくて、私はお弁当を作ってみたりしてみたの。
半分はシェフに作ってもらったけど、私も頑張って美味しくできたと思うわ。
「お姉様、私はお姉様に勝利を捧げてみせますわ」
「アイリス、お姉ちゃん応援してるね。頑張ってね」
「はい!」
瞳に炎を宿すアイリスは、騎士科の制服をかっこよく着こなしている。
アイリス、とっても素敵ね。
私じゃ絶対に真似できないから、尚更すごいと思ってしまうよ。
「きゃー!アイリス様素敵ですわーーー!♡」
「アイリス様ー!こっち向いてーーー!♡」
「あぁっ!アイリス様が輝き過ぎて目眩が………」
「しっかりするのよ!今のアイリス様を見逃したら世界遺産レベルの損失よ!」
「アイリス様!アイリス様!♡」
私の自慢の妹には実は親衛隊がいて、親衛隊の子達にとってアイリスは王子様なの。
そして、アイリスは私を大事にしているから親衛隊の子達も私を大事にしているの。
アイリスは親衛隊の子達にファンサで手を振ったり、ウインクしたりと忙しそうね。
私は微笑ましい気持ちで客席に向かうのだった。
試合は男だろうが女だろうが関係なく、実力こそが全てと言わんばかりに進んでいく。
アイリスは華麗な剣術を披露して相手を倒していった。
強い……私の妹は私の想像以上に強いみたいね。
負けた相手が悔しそうにアイリスを睨むけれど、アイリスはまったく気にしていない様子だわ。
親衛隊の子達が盛り上がる中、何人か興奮し過ぎが原因で倒れて担架で運ばれていった。
お昼になって、一緒にお弁当を食べる。
「サンドイッチは頑張って作ったの。おかずはシェフだけどね」
「お姉様のサンドイッチが食べられるなんて、私はなんて幸せなのかしら!きっと今、世界で一番幸せなのは私に違いありませんわ!」
「もう、大袈裟よ?でも、ありがとう。お姉ちゃん、とっても嬉しいよ」
幸せを噛みしめるようにサンドイッチをモグモグと頬張るアイリス。
お腹ペコペコだったみたいで、多めに用意してきて正解だったわ。
「お姉様、すごく美味しいですわ」
「ふふ、良かった!」
アイリスは決勝までいき、接戦の末にアイリスがなんとか勝利をおさめた。
親衛隊が興奮のし過ぎで泣いて喜んでいるのが印象的だったわ。
アイリスはまっすぐ私に駆け寄り、私を強く抱きしめて勝利の余韻を感じているみたい。
「お姉様、みていましたか?私、勝ちましたわ!」
「みていたわ。とても素晴らしい戦いだったね。私、感動したよ。おめでとう!」
「ありがとうございます!この勝利をお姉様に捧げます」
「ふふ、ありがとうアイリス」
誰もを魅了しそうな美しい笑顔で、アイリスは私の頬にキスをした。
キャー!アイリス、私照れちゃうよ!
騎士科ならではのイベントで、騎士科は強制参加らしいわ。
他の科は申し込みがあれば参加できるんですって。
アイリスに喜んでほしくて、私はお弁当を作ってみたりしてみたの。
半分はシェフに作ってもらったけど、私も頑張って美味しくできたと思うわ。
「お姉様、私はお姉様に勝利を捧げてみせますわ」
「アイリス、お姉ちゃん応援してるね。頑張ってね」
「はい!」
瞳に炎を宿すアイリスは、騎士科の制服をかっこよく着こなしている。
アイリス、とっても素敵ね。
私じゃ絶対に真似できないから、尚更すごいと思ってしまうよ。
「きゃー!アイリス様素敵ですわーーー!♡」
「アイリス様ー!こっち向いてーーー!♡」
「あぁっ!アイリス様が輝き過ぎて目眩が………」
「しっかりするのよ!今のアイリス様を見逃したら世界遺産レベルの損失よ!」
「アイリス様!アイリス様!♡」
私の自慢の妹には実は親衛隊がいて、親衛隊の子達にとってアイリスは王子様なの。
そして、アイリスは私を大事にしているから親衛隊の子達も私を大事にしているの。
アイリスは親衛隊の子達にファンサで手を振ったり、ウインクしたりと忙しそうね。
私は微笑ましい気持ちで客席に向かうのだった。
試合は男だろうが女だろうが関係なく、実力こそが全てと言わんばかりに進んでいく。
アイリスは華麗な剣術を披露して相手を倒していった。
強い……私の妹は私の想像以上に強いみたいね。
負けた相手が悔しそうにアイリスを睨むけれど、アイリスはまったく気にしていない様子だわ。
親衛隊の子達が盛り上がる中、何人か興奮し過ぎが原因で倒れて担架で運ばれていった。
お昼になって、一緒にお弁当を食べる。
「サンドイッチは頑張って作ったの。おかずはシェフだけどね」
「お姉様のサンドイッチが食べられるなんて、私はなんて幸せなのかしら!きっと今、世界で一番幸せなのは私に違いありませんわ!」
「もう、大袈裟よ?でも、ありがとう。お姉ちゃん、とっても嬉しいよ」
幸せを噛みしめるようにサンドイッチをモグモグと頬張るアイリス。
お腹ペコペコだったみたいで、多めに用意してきて正解だったわ。
「お姉様、すごく美味しいですわ」
「ふふ、良かった!」
アイリスは決勝までいき、接戦の末にアイリスがなんとか勝利をおさめた。
親衛隊が興奮のし過ぎで泣いて喜んでいるのが印象的だったわ。
アイリスはまっすぐ私に駆け寄り、私を強く抱きしめて勝利の余韻を感じているみたい。
「お姉様、みていましたか?私、勝ちましたわ!」
「みていたわ。とても素晴らしい戦いだったね。私、感動したよ。おめでとう!」
「ありがとうございます!この勝利をお姉様に捧げます」
「ふふ、ありがとうアイリス」
誰もを魅了しそうな美しい笑顔で、アイリスは私の頬にキスをした。
キャー!アイリス、私照れちゃうよ!
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