274 / 283
第五章 最後の決戦
第270話 ロックvs皇帝
しおりを挟む
「【全能の権化】!」
全てのステータス値が30分間2倍となるユニークスキル。
ミラの【大魔術士】によるバフ効果と合わせて、ロックのステータスは2.5倍に。
「よし!」
剣を強く握り、力を集中するロック。
そして、【神速】で皇帝の死角へと移動する。
「な!?」
素早さが上がると、相対的に相手の動きも捉えられるようになる。
圧倒的な素早さを持つ皇帝が認識できない速さで移動したことで、完全に虚をつくことができた。
【神速】発動前に準備をしていた[武技]を皇帝に叩き込むロック。
「うゴォっ…!!」
【全能の権化】により大きく跳ね上がった攻撃力。
その上でユニークスキル【剣神】の[武技]を放てば、もはや先ほどまでとは別物。
流石に一撃で倒すほどの威力はないが、皇帝の2/3ほどのHPを削った。
追撃するロックだが、[武技]を放つほどの時間的余裕はない。
通常の剣戟を放つ。
「くっ…!」
それを間一髪避ける皇帝。
【全能の権化】を使っても、まだステータス値は皇帝の方が高いようだ。
皇帝はすかさず反撃を繰り出した。
「な…にっ!?」
その攻撃はロックにダメージを与えることはなかった。
【守護神の加護】の防御力は体力や魔力値に依存する。
つまり、ミラが使っていた時よりもはるかに強靭な加護となっているのだ。
【魔神化】した魔王の魔法ですら、今のロックには届かない。
ただ、彼らはロックたちの弱点を熟知している。
皇帝は標的をティナやミラたちに変える。
彼らの持っていたスキルをロックに渡したことを察したのだ。
仲間のことが自分よりも大切。
それがロックたちの弱点だと、皇帝は分かっていた。
【守護神の加護】がなければ、ロック以外の冒険者は敵ではない。
人質にとれば相手は何もできないし、殺せば動揺させることができる。
幸い弱点は何人もいる。
1人2人殺してから人質を取った方が効果的だろう。
もう魔族にするなんて言っている場合じゃない。
ただ、相手は【神速】を使ってくる。
それだけは気をつけなくてはならない。
気をつけていれば攻撃を防ぐことができる。
皇帝はそう考えてティナたちに襲いかかろうとした。
しかし、今のロックを振り切ることはできなかった。
ロックの分裂体が今までの倍近くに増える。
【全能の権化】を使ったことで魔力も上がり、50体近くの分裂体を生み出せるようになった。
皇帝の周りを分裂体で埋め尽くすロック。
その中にいる本体に攻撃を貰えば、ただでは済まない。
「あなたたちの考えそうなことなんて、分かってますよ。
あなたの…負けです。」
一方、他の魔族と冒険者の戦いも、冒険者側優勢のまま進んでいた。
スキル入れ替えや涅槃珠でパワーアップしたS級冒険者とロックの分裂体の力は大きく、相手を圧倒していた。
回復役が機能していれば、よほど力の差がある攻撃でない限り、死者はなかなか出ない。
【神の恩寵】の使い手がいる冒険者側は、回復役が十分に活躍できていた。
逆に魔族側はロックに【神の恩寵】を奪われたり、優先的に倒されたりして、すでにMPが枯渇している。
未だ押し寄せるモンスターたちの中に回復魔法の使い手がいるためなんとか保っているが、【神の恩寵】を使えるモンスターはいない。
魔族はMPを必要とするスキルが使えず、モンスターを盾にしながらなんとか生き延びているような状況だ。
そんな中、魔王の側にいたイライサが、混戦の中倒れた。
それをきっかけに、1人、また1人とS級魔族が倒れていく。
それに伴い、モンスターが減っていく。
勝負の大勢が決しようとしていた。
「…皇帝。
あなたはなにがしたかったんですか?」
観念した様子の皇帝に、ロックが語りかける。
「…過去形か…。
まだ諦めたわけではないんだけどな…。
…と言っても、この状況では…絶望的か…。
いいだろう。
聞きたいなら…聞かせてやる。
その前に、モンスターをどうにかしよう。
もうこれ以上戦ってもしょうがあるまい。」
「…やけに素直ですね…。
怪しい動きをすれば、容赦はしませんよ。
こちらには【神の恩寵】があるので、ステータスUPのスキルもまだ使えますから。」
「なんとなく察しがついているだろう?
俺は別にこの世を力で征服したいわけじゃないんだ。
そのつもりならとっくにやっている。
…今回の作戦も、できれば避けたかったんだ。」
その言葉は皇帝の本心に聞こえた。
実際、魔王や魔族の力に加え、世界一の大国バルキアの権力があれば、皇帝がこの世を支配することは難しくなかったはずだ。
「…無駄な戦いはこちらも望むことではありません。」
皇帝が魔王の方へと歩き出す。
ロックは警戒を緩めず、いつでも皇帝に攻撃できる位置をキープしながら、その動向を注視する。
魔王の側に立つ皇帝。
魔族も魔王の周りに集まった。
「…魔王よ、モンスターを退かせろ。」
「な!?
そ、それは…!」
「…もう、どうしようもないんだ…。」
「…ぐ…!
……お前ら。」
魔王が魔族たちに目配せすると、モンスターたちが生息域に戻り始めた。
モンスターが引き上げたことで、歓声をあげる冒険者たち。
残っている魔族たちを見て、戦闘を継続しようとする冒険者がいたが、ロックが事情を話し、S級冒険者たちが場を収めてくれた。
A級以下の冒険者たちには、怪我人の手当て、他の2ヶ所の砦の戦況確認、万が一に備えての警戒体制を整えることなどを頼んだ。
そして、皇帝、魔王、魔族とロックたちS級冒険者だけが残った。
「話を聞く前に、念の為残ったスキルを奪わせてもらいます。
いいですね?」
ロックが皇帝に確認する。
「…ああ。
だが、俺と魔王のユニークスキルを奪うかどうかは、話を聞いてから判断してもらえないか。
俺のやりたいことを理解できなかったら、その時は奪って構わない。」
皇帝と魔王はユニークスキルしか残っていないので、倒すか同意を得なければ奪うことができない。
本当に観念したなら同意を得られると思ったが、皇帝は条件を出してきた。
「ロック、危険じゃねえか?」
「そうね。
その2人のスキルが残っていれば、こちらにとっての脅威は消えない。」
「でも、魔王のスキルを同意を得て奪うことができれば…魔族を人間に戻せるかどうかをリスクなしに試すことができる。
倒してから奪うのは…一か八かになっちゃうから…。」
「…ではこれでいいだろう。」
皇帝が自分の指を切り落とし、ミラへと投げた。
「うぎゃっ!!
な、なんなの!?」
「お前は【大魔術士】で[呪い]の状態異常を使えるのだろう?
それで俺の自由を奪えばいい。
力の差があっても、それだけの媒体なら可能だろう。
…魔王は髪の毛で勘弁してやってくれ。」
痛みに顔をしかめながら話す皇帝。
「…分かった。」
ロックはみんなに目で確認し、肯定する。
魔王が髪の一部を差し出す。
「話に支障が出ないよう、動きの制限は弱めにしてもらえると助かる。」
「うええぇぇ…。
嫌だよぉ…。」
恐る恐る指と髪を持ちながら、[呪い]をかけるミラ。
「…うっ…。」
無事2人に[呪い]がかかったようだ。
ロックは魔族たちのスキルを奪った。
「では、話そう。」
全てのステータス値が30分間2倍となるユニークスキル。
ミラの【大魔術士】によるバフ効果と合わせて、ロックのステータスは2.5倍に。
「よし!」
剣を強く握り、力を集中するロック。
そして、【神速】で皇帝の死角へと移動する。
「な!?」
素早さが上がると、相対的に相手の動きも捉えられるようになる。
圧倒的な素早さを持つ皇帝が認識できない速さで移動したことで、完全に虚をつくことができた。
【神速】発動前に準備をしていた[武技]を皇帝に叩き込むロック。
「うゴォっ…!!」
【全能の権化】により大きく跳ね上がった攻撃力。
その上でユニークスキル【剣神】の[武技]を放てば、もはや先ほどまでとは別物。
流石に一撃で倒すほどの威力はないが、皇帝の2/3ほどのHPを削った。
追撃するロックだが、[武技]を放つほどの時間的余裕はない。
通常の剣戟を放つ。
「くっ…!」
それを間一髪避ける皇帝。
【全能の権化】を使っても、まだステータス値は皇帝の方が高いようだ。
皇帝はすかさず反撃を繰り出した。
「な…にっ!?」
その攻撃はロックにダメージを与えることはなかった。
【守護神の加護】の防御力は体力や魔力値に依存する。
つまり、ミラが使っていた時よりもはるかに強靭な加護となっているのだ。
【魔神化】した魔王の魔法ですら、今のロックには届かない。
ただ、彼らはロックたちの弱点を熟知している。
皇帝は標的をティナやミラたちに変える。
彼らの持っていたスキルをロックに渡したことを察したのだ。
仲間のことが自分よりも大切。
それがロックたちの弱点だと、皇帝は分かっていた。
【守護神の加護】がなければ、ロック以外の冒険者は敵ではない。
人質にとれば相手は何もできないし、殺せば動揺させることができる。
幸い弱点は何人もいる。
1人2人殺してから人質を取った方が効果的だろう。
もう魔族にするなんて言っている場合じゃない。
ただ、相手は【神速】を使ってくる。
それだけは気をつけなくてはならない。
気をつけていれば攻撃を防ぐことができる。
皇帝はそう考えてティナたちに襲いかかろうとした。
しかし、今のロックを振り切ることはできなかった。
ロックの分裂体が今までの倍近くに増える。
【全能の権化】を使ったことで魔力も上がり、50体近くの分裂体を生み出せるようになった。
皇帝の周りを分裂体で埋め尽くすロック。
その中にいる本体に攻撃を貰えば、ただでは済まない。
「あなたたちの考えそうなことなんて、分かってますよ。
あなたの…負けです。」
一方、他の魔族と冒険者の戦いも、冒険者側優勢のまま進んでいた。
スキル入れ替えや涅槃珠でパワーアップしたS級冒険者とロックの分裂体の力は大きく、相手を圧倒していた。
回復役が機能していれば、よほど力の差がある攻撃でない限り、死者はなかなか出ない。
【神の恩寵】の使い手がいる冒険者側は、回復役が十分に活躍できていた。
逆に魔族側はロックに【神の恩寵】を奪われたり、優先的に倒されたりして、すでにMPが枯渇している。
未だ押し寄せるモンスターたちの中に回復魔法の使い手がいるためなんとか保っているが、【神の恩寵】を使えるモンスターはいない。
魔族はMPを必要とするスキルが使えず、モンスターを盾にしながらなんとか生き延びているような状況だ。
そんな中、魔王の側にいたイライサが、混戦の中倒れた。
それをきっかけに、1人、また1人とS級魔族が倒れていく。
それに伴い、モンスターが減っていく。
勝負の大勢が決しようとしていた。
「…皇帝。
あなたはなにがしたかったんですか?」
観念した様子の皇帝に、ロックが語りかける。
「…過去形か…。
まだ諦めたわけではないんだけどな…。
…と言っても、この状況では…絶望的か…。
いいだろう。
聞きたいなら…聞かせてやる。
その前に、モンスターをどうにかしよう。
もうこれ以上戦ってもしょうがあるまい。」
「…やけに素直ですね…。
怪しい動きをすれば、容赦はしませんよ。
こちらには【神の恩寵】があるので、ステータスUPのスキルもまだ使えますから。」
「なんとなく察しがついているだろう?
俺は別にこの世を力で征服したいわけじゃないんだ。
そのつもりならとっくにやっている。
…今回の作戦も、できれば避けたかったんだ。」
その言葉は皇帝の本心に聞こえた。
実際、魔王や魔族の力に加え、世界一の大国バルキアの権力があれば、皇帝がこの世を支配することは難しくなかったはずだ。
「…無駄な戦いはこちらも望むことではありません。」
皇帝が魔王の方へと歩き出す。
ロックは警戒を緩めず、いつでも皇帝に攻撃できる位置をキープしながら、その動向を注視する。
魔王の側に立つ皇帝。
魔族も魔王の周りに集まった。
「…魔王よ、モンスターを退かせろ。」
「な!?
そ、それは…!」
「…もう、どうしようもないんだ…。」
「…ぐ…!
……お前ら。」
魔王が魔族たちに目配せすると、モンスターたちが生息域に戻り始めた。
モンスターが引き上げたことで、歓声をあげる冒険者たち。
残っている魔族たちを見て、戦闘を継続しようとする冒険者がいたが、ロックが事情を話し、S級冒険者たちが場を収めてくれた。
A級以下の冒険者たちには、怪我人の手当て、他の2ヶ所の砦の戦況確認、万が一に備えての警戒体制を整えることなどを頼んだ。
そして、皇帝、魔王、魔族とロックたちS級冒険者だけが残った。
「話を聞く前に、念の為残ったスキルを奪わせてもらいます。
いいですね?」
ロックが皇帝に確認する。
「…ああ。
だが、俺と魔王のユニークスキルを奪うかどうかは、話を聞いてから判断してもらえないか。
俺のやりたいことを理解できなかったら、その時は奪って構わない。」
皇帝と魔王はユニークスキルしか残っていないので、倒すか同意を得なければ奪うことができない。
本当に観念したなら同意を得られると思ったが、皇帝は条件を出してきた。
「ロック、危険じゃねえか?」
「そうね。
その2人のスキルが残っていれば、こちらにとっての脅威は消えない。」
「でも、魔王のスキルを同意を得て奪うことができれば…魔族を人間に戻せるかどうかをリスクなしに試すことができる。
倒してから奪うのは…一か八かになっちゃうから…。」
「…ではこれでいいだろう。」
皇帝が自分の指を切り落とし、ミラへと投げた。
「うぎゃっ!!
な、なんなの!?」
「お前は【大魔術士】で[呪い]の状態異常を使えるのだろう?
それで俺の自由を奪えばいい。
力の差があっても、それだけの媒体なら可能だろう。
…魔王は髪の毛で勘弁してやってくれ。」
痛みに顔をしかめながら話す皇帝。
「…分かった。」
ロックはみんなに目で確認し、肯定する。
魔王が髪の一部を差し出す。
「話に支障が出ないよう、動きの制限は弱めにしてもらえると助かる。」
「うええぇぇ…。
嫌だよぉ…。」
恐る恐る指と髪を持ちながら、[呪い]をかけるミラ。
「…うっ…。」
無事2人に[呪い]がかかったようだ。
ロックは魔族たちのスキルを奪った。
「では、話そう。」
6
あなたにおすすめの小説
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
追放された最強ヒーラーは、美少女令嬢たちとハーレム生活を送る ~公爵令嬢も義妹も幼馴染も俺のことを大好きらしいので一緒の風呂に入ります~
軽井広@北欧美少女 書籍化!
ファンタジー
白魔道師のクリスは、宮廷魔導師団の副団長として、王国の戦争での勝利に貢献してきた。だが、国王の非道な行いに批判的なクリスは、反逆の疑いをかけられ宮廷を追放されてしまう。
そんなクリスに与えられた国からの新たな命令は、逃亡した美少女公爵令嬢を捕らえ、処刑することだった。彼女は敵国との内通を疑われ、王太子との婚約を破棄されていた。だが、無実を訴える公爵令嬢のことを信じ、彼女を助けることに決めるクリス。
クリスは国のためではなく、自分のため、そして自分を頼る少女のために、自らの力を使うことにした。やがて、同じような境遇の少女たちを助け、クリスは彼女たちと暮らすことになる。
一方、クリスのいなくなった王国軍は、隣国との戦争に負けはじめた……。
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる