10 / 283
第一章 拒絶と旅立ち
第10話 モンスターからの甘い誘惑
しおりを挟む
格上のモンスターを倒せば、たくさんの経験値が手に入る。
しかし、無力化した相手を攻撃するだけでは、戦闘の勘や身体の使い方がわからないままレベルだけが上がってしまう。
道中、たまたま遭遇した場合を除き、ロックとティナだけで戦う予定だ。
「レベルが離れてたら、あんなに攻撃が効かないんですね…。」
「そうだな。
だから自分の実力に合わないエリアに踏み込むと、すぐに死んでしまう。
無理せずに進むんだぞ。」
「スキルの使い所も難しいわね。」
ティナのアクティブスキル、【全能力50%UP】は強力なスキルだ。
スキルでUPするステータスの基準値は、こうなっている。
--------------------------
HP Lv×100
それ以外 Lv×10
--------------------------
これを基本に、パワータイプ・魔法タイプなど偏りがあったりする。
例えばLv10で【全能力50%UP】を使うと、
--------------------------
HP:1000 → 1500
それ以外:100 → 150
--------------------------
つまり、Lv15相当のステータスになる。
Lv40なら
--------------------------
HP:4000 → 6000
それ以外:400 → 600
--------------------------
なんとLv60相当に。
高レベルになるほど真価を発揮するスキルである。
その反面、低レベルでは★4である恩恵を受けにくい。
持続時間が25分間で、MPを3分の1も使ってしまうので、ティナのいうように使い所が難しい。
こういったステータスやスキルに関する知識は、近年急速に明らかになってきた。
15年ほど前に現れた魔王に対抗するため、ロックたちのいるバルキア帝国がギルドを作ったのだ。
帝国の手腕は大したもので、数年で世界中の国に支部を作り、体制を整えた。
必要な資金の援助や、設立に必要な人員、知識も惜しみなく提供された。
その後、ギルドの権力を独占することなく、中立な機関として独立させた。
この偉業を成し遂げた帝国の現皇帝は稀代の賢帝として名を馳せている。
「ティナのスキルは、何かあった時のために温存しておいた方が良さそうだね。」
「そうね。
さっき奪ったスキルはどんなスキルだったの?」
「みてみるね。」
++++++++++++
【チャンバラ(パッシブ) ★】・・たまにキレのある一撃を繰り出す。
++++++++++++
「あ~、さっき何回か強い攻撃ができたけど、あれかな?
悪くはないけど…、もう少しいいスキルが欲しいな。」
ロックのスキルも高レベルで活躍するものが多い。
高レベルほど強力なスキルを持っているので、奪ったときに相手の戦力ダウン、こちらの戦力アップになる。
【成長促進】もレベルが上がっていくごとに成長の差が現れてくる。
今、モンスターと有利に戦えるスキルが欲しいところだ。
この村近辺でレベル上げをする理由でもある。
「目的地までに、何匹かはLv20前後のモンスターがいるだろう。
運よく単独でいたら、さっきのように対処しよう。」
「ありがとうございます!」
「【隠密】で近づいて奪えないの?」
「Lv差が10以上あると、見つかっちゃうみたいなんだ…。」
「あ…、そうなのね。」
「2~3匹なら、1匹だけ残すことはできると思うぜ。
他のやつは瞬殺しないと危ないから、奪うことはできねえが。」
「本当ですか?
危なくない相手だったらお願いしたいです!」
「おう!
じゃあ進もうか!」
「お、いたぞ。」
歩き始めてすぐ、カイルがモンスターを発見した。
この周辺を熟知し、高レベルなカイルのおかげでモンスターに先手を打つことができる。
「リザードマン3匹か~。
スキル奪うにはいいと思うんだが、仲間が増えたら厄介だな。」
リザードマンは群れで生息するモンスター。
トカゲ男に似ているが、より人間に近い見た目で装備がしっかりしている。
自分の得意な武器を持っているので、欲しいスキルが手に入りやすそうだ。
しかし、今の状況では危険なので、気付かれないように迂回することに。
川沿いを離れて森を移動する3人。
大きな池が見えてきた。
「あそこ、なにかいるな。
カエルのモンスターだな。
うーん。どいつだろ。」
「何種類かいるんですか?」
「ああ。
将軍だと、ちと厄介だが、なんとかなるだろう。
池は水中にもモンスターいるから、あんまり近づくんじゃねえぞ?」
「はい。」
「わかったわ。」
近づいていくと、中型犬サイズのカエルはなんだかクネクネしている。
「げ!
こいつか~…。
気色悪いんだよな。」
「なんてモンスターなの?」
ロックやティナはLv20以降、Eランク相当のモンスターにはあまり詳しくない。
「フリカエルだ。
Lvはだいたい20ちょっとぐらいかな。
こちらから攻撃しない限りあんまり動かないモンスターだから、スキル奪ってみたらどうだ?」
「やってみます。」
スキルスナッチの有効範囲である20mまで近づく。
背中を向けてクネクネしてたフリカエルの動きが止まった。
警戒していると、フリカエルが振り返った。
チラチラと見られている感じがする。
「なんだか不快な感じがしますね…。
なにかのスキル攻撃でしょうか?」
「うーん。
確かにイライラしたりするんだよな。
このまま無視してたら、急に怒って攻撃してきたりする。
レベルは高いから、くどいようだが油断だけはすんなよ。」
「私は特になんともないけど…。」
「とにかく、やってみます。
<スキルスナッチ>!」
『【誘惑】スキルを奪いました。どのスキルと入れ替えますか?』
「え…?」
「どうした?
なんてスキルだったんだ?」
「【誘惑】スキルですって…。」
「なに!?
あ、あれは誘惑してたのか…。
だから無視したらキレてたのか…?」
『【誘惑】スキルを奪いました。どのスキルと入れ替えますか?』
(意味がわからないけど、ボ~っとしてる場合じゃないな。)
「【民間療法】で!」
『【民間療法】スキルは完全に消滅しますが、よろしいですか?』
「うん!」
『【民間療法】スキルと【誘惑】スキルを入れ替えました。』
フリカエルは違和感を感じたのか、何度も振り返ってる。
そして、ワナワナと震えたかと思うと、急に襲いかかってきた!
「今まで見た事ないくらいキレてるな!
2人とも離れてろ!」
「はいっ!」
こんなカエル攻撃でも、レベル差が20弱もあれば間違いなく即死。
近づいていたので、急いで避難した。
ゴツい見た目でも、カイルは魔法職。
流石に1撃で仕留めることはできないようだ。
しかし、2発目の攻撃で余裕を持って倒した。
「ふ~。
まさか、あいつのクネクネ振り向き、俺を誘惑してたとは…。
てことは、フラれたと思ってキレてたのか!
ロック、ちょっと誘惑スキルの説明見てみろよ。」
「なんか見たくないですけどね。」
++++++++++++
【誘惑 ★★】・・甘い誘いで対象の心を魅了する。恋をしたみたいに周りが見えなくなる。相手の好みでない場合、かかる確率がとても低い。
++++++++++++
「…甘い、…誘い…。」
「フリカエルが誘惑に成功することは…、ないでしょうね…。
でもこのスキル、魅了状態にするんですね。
けっこう怖いな。」
「そうだロック、試しにティナに使ってみろよ。
お前のこと好みかどうかわかるんじゃねえか?」
悪そうな顔のカイル、楽しそうだ…。
「仲間に状態異常かけるスキルなんて使いませんよ!」
「あら、ちょっと興味あったのに。」
「ティナもノってこなくていいから!」
(…ティナに誘惑されたら一瞬で状態異常になりそうだ…。
誘惑…、されてみたい…。
甘いやつ…。
ああ、ミラ。なんかごめん…。)
「ガハハハ…」
ザバッ…!
大口を開けて笑うカイルの背後から、
獰猛な歯の生えた大きな口が襲いかかった。
しかし、無力化した相手を攻撃するだけでは、戦闘の勘や身体の使い方がわからないままレベルだけが上がってしまう。
道中、たまたま遭遇した場合を除き、ロックとティナだけで戦う予定だ。
「レベルが離れてたら、あんなに攻撃が効かないんですね…。」
「そうだな。
だから自分の実力に合わないエリアに踏み込むと、すぐに死んでしまう。
無理せずに進むんだぞ。」
「スキルの使い所も難しいわね。」
ティナのアクティブスキル、【全能力50%UP】は強力なスキルだ。
スキルでUPするステータスの基準値は、こうなっている。
--------------------------
HP Lv×100
それ以外 Lv×10
--------------------------
これを基本に、パワータイプ・魔法タイプなど偏りがあったりする。
例えばLv10で【全能力50%UP】を使うと、
--------------------------
HP:1000 → 1500
それ以外:100 → 150
--------------------------
つまり、Lv15相当のステータスになる。
Lv40なら
--------------------------
HP:4000 → 6000
それ以外:400 → 600
--------------------------
なんとLv60相当に。
高レベルになるほど真価を発揮するスキルである。
その反面、低レベルでは★4である恩恵を受けにくい。
持続時間が25分間で、MPを3分の1も使ってしまうので、ティナのいうように使い所が難しい。
こういったステータスやスキルに関する知識は、近年急速に明らかになってきた。
15年ほど前に現れた魔王に対抗するため、ロックたちのいるバルキア帝国がギルドを作ったのだ。
帝国の手腕は大したもので、数年で世界中の国に支部を作り、体制を整えた。
必要な資金の援助や、設立に必要な人員、知識も惜しみなく提供された。
その後、ギルドの権力を独占することなく、中立な機関として独立させた。
この偉業を成し遂げた帝国の現皇帝は稀代の賢帝として名を馳せている。
「ティナのスキルは、何かあった時のために温存しておいた方が良さそうだね。」
「そうね。
さっき奪ったスキルはどんなスキルだったの?」
「みてみるね。」
++++++++++++
【チャンバラ(パッシブ) ★】・・たまにキレのある一撃を繰り出す。
++++++++++++
「あ~、さっき何回か強い攻撃ができたけど、あれかな?
悪くはないけど…、もう少しいいスキルが欲しいな。」
ロックのスキルも高レベルで活躍するものが多い。
高レベルほど強力なスキルを持っているので、奪ったときに相手の戦力ダウン、こちらの戦力アップになる。
【成長促進】もレベルが上がっていくごとに成長の差が現れてくる。
今、モンスターと有利に戦えるスキルが欲しいところだ。
この村近辺でレベル上げをする理由でもある。
「目的地までに、何匹かはLv20前後のモンスターがいるだろう。
運よく単独でいたら、さっきのように対処しよう。」
「ありがとうございます!」
「【隠密】で近づいて奪えないの?」
「Lv差が10以上あると、見つかっちゃうみたいなんだ…。」
「あ…、そうなのね。」
「2~3匹なら、1匹だけ残すことはできると思うぜ。
他のやつは瞬殺しないと危ないから、奪うことはできねえが。」
「本当ですか?
危なくない相手だったらお願いしたいです!」
「おう!
じゃあ進もうか!」
「お、いたぞ。」
歩き始めてすぐ、カイルがモンスターを発見した。
この周辺を熟知し、高レベルなカイルのおかげでモンスターに先手を打つことができる。
「リザードマン3匹か~。
スキル奪うにはいいと思うんだが、仲間が増えたら厄介だな。」
リザードマンは群れで生息するモンスター。
トカゲ男に似ているが、より人間に近い見た目で装備がしっかりしている。
自分の得意な武器を持っているので、欲しいスキルが手に入りやすそうだ。
しかし、今の状況では危険なので、気付かれないように迂回することに。
川沿いを離れて森を移動する3人。
大きな池が見えてきた。
「あそこ、なにかいるな。
カエルのモンスターだな。
うーん。どいつだろ。」
「何種類かいるんですか?」
「ああ。
将軍だと、ちと厄介だが、なんとかなるだろう。
池は水中にもモンスターいるから、あんまり近づくんじゃねえぞ?」
「はい。」
「わかったわ。」
近づいていくと、中型犬サイズのカエルはなんだかクネクネしている。
「げ!
こいつか~…。
気色悪いんだよな。」
「なんてモンスターなの?」
ロックやティナはLv20以降、Eランク相当のモンスターにはあまり詳しくない。
「フリカエルだ。
Lvはだいたい20ちょっとぐらいかな。
こちらから攻撃しない限りあんまり動かないモンスターだから、スキル奪ってみたらどうだ?」
「やってみます。」
スキルスナッチの有効範囲である20mまで近づく。
背中を向けてクネクネしてたフリカエルの動きが止まった。
警戒していると、フリカエルが振り返った。
チラチラと見られている感じがする。
「なんだか不快な感じがしますね…。
なにかのスキル攻撃でしょうか?」
「うーん。
確かにイライラしたりするんだよな。
このまま無視してたら、急に怒って攻撃してきたりする。
レベルは高いから、くどいようだが油断だけはすんなよ。」
「私は特になんともないけど…。」
「とにかく、やってみます。
<スキルスナッチ>!」
『【誘惑】スキルを奪いました。どのスキルと入れ替えますか?』
「え…?」
「どうした?
なんてスキルだったんだ?」
「【誘惑】スキルですって…。」
「なに!?
あ、あれは誘惑してたのか…。
だから無視したらキレてたのか…?」
『【誘惑】スキルを奪いました。どのスキルと入れ替えますか?』
(意味がわからないけど、ボ~っとしてる場合じゃないな。)
「【民間療法】で!」
『【民間療法】スキルは完全に消滅しますが、よろしいですか?』
「うん!」
『【民間療法】スキルと【誘惑】スキルを入れ替えました。』
フリカエルは違和感を感じたのか、何度も振り返ってる。
そして、ワナワナと震えたかと思うと、急に襲いかかってきた!
「今まで見た事ないくらいキレてるな!
2人とも離れてろ!」
「はいっ!」
こんなカエル攻撃でも、レベル差が20弱もあれば間違いなく即死。
近づいていたので、急いで避難した。
ゴツい見た目でも、カイルは魔法職。
流石に1撃で仕留めることはできないようだ。
しかし、2発目の攻撃で余裕を持って倒した。
「ふ~。
まさか、あいつのクネクネ振り向き、俺を誘惑してたとは…。
てことは、フラれたと思ってキレてたのか!
ロック、ちょっと誘惑スキルの説明見てみろよ。」
「なんか見たくないですけどね。」
++++++++++++
【誘惑 ★★】・・甘い誘いで対象の心を魅了する。恋をしたみたいに周りが見えなくなる。相手の好みでない場合、かかる確率がとても低い。
++++++++++++
「…甘い、…誘い…。」
「フリカエルが誘惑に成功することは…、ないでしょうね…。
でもこのスキル、魅了状態にするんですね。
けっこう怖いな。」
「そうだロック、試しにティナに使ってみろよ。
お前のこと好みかどうかわかるんじゃねえか?」
悪そうな顔のカイル、楽しそうだ…。
「仲間に状態異常かけるスキルなんて使いませんよ!」
「あら、ちょっと興味あったのに。」
「ティナもノってこなくていいから!」
(…ティナに誘惑されたら一瞬で状態異常になりそうだ…。
誘惑…、されてみたい…。
甘いやつ…。
ああ、ミラ。なんかごめん…。)
「ガハハハ…」
ザバッ…!
大口を開けて笑うカイルの背後から、
獰猛な歯の生えた大きな口が襲いかかった。
0
お気に入りに追加
132
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
無能を装って廃嫡された最強賢者は新生活を満喫したい!
えながゆうき
ファンタジー
五歳のときに妖精と出会った少年は、彼女から自分の置かれている立場が危ういことを告げられた。
このままではお母様と同じように殺されてしまう。
自分の行く末に絶望した少年に、妖精は一つの策を授けた。それは少年が持っている「子爵家の嫡男」という立場を捨てること。
その日から、少年はひそかに妖精から魔法を教えてもらいながら無能者を演じ続けた。
それから十年後、予定通りに廃嫡された少年は自分の夢に向かって歩き出す。
膨大な魔力を内包する少年は、妖精に教えてもらった、古い時代の魔法を武器に冒険者として生計を立てることにした。
だがしかし、魔法の知識はあっても、一般常識については乏しい二人。やや常識外れな魔法を使いながらも、周囲の人たちの支えによって名を上げていく。
そして彼らは「かつてこの世界で起こった危機」について知ることになる。それが少年の夢につながっているとは知らずに……。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる