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第一章

一人が、寂しい

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リュートside

毎日、一緒に過ごせることに、幸せを感じていた。
好きな子と過ごせるのは、本当に幸せ。
ずっとシャーロットを探していて良かった。

朝。メイドのシャーロットに起こしてもらえる。
こんな幸せはない。メイドの服も可愛い。
基本的に、朝6時前に起きれる。もちろん寝てるフリだ。

起きれないとシャーロットが、優しく起こしてくれる。

「リュートさまっ。朝ですよ。」とそばに来て、囁いてくれる。

これがたまらない。
朝からシャーロットに起こされるなんて、嬉しくて。1日がんばろうと思える。

本当は、一緒のベットに寝たい。メイドである以上今はできない。 

母上は、メイドにした理由の一つだろうな。一緒に寝たい。
今だけ、メイドのシャーロットを堪能しないとね。


夜、湯船で浸かりながら、会話を楽しんでる。今日あったことを話したりする。
顔を見ながらだから、
シャーロットは、いつも赤くする。俺の上半身に目がいってる。
かわいすぎる。

シャーロットなしでは生きていけないな。
はやくおれのものになってくれないかな。
辛かったことを忘れるように、甘やそう。
シャーロットも俺なしでは居られないようになってくれるかな。






年末の仕事は、いつもかなり忙しくて、泊まり込みになる。
毎年のことなので、使用人は、休みにすることにしてる。里帰りする人がほとんどで、数名だけしか残らない。


「シャーロットごめんね。ここで僕の帰りを待っててくれる?はやく帰るように頑張るから、」

「もちろんです。お待ちしていますよ。無理なさらないで下さいね。」

「執事長と料理長とメイド数名が残るから、心配しないで大丈夫だからね。」

とすぐに年末になり、みんなが里帰りしていった。

シェフに料理を教えてもらったり、庭で、花いじりをして3日過ごしていた。

3日目になるとリュート様に会いたくて仕方なかった。
それが出ていたようで、執事長に、

「シャーロット様。寂しそうですね。」

「はい。ここにくるまでは、リュート様にあえるのは、偶然しかなかったんです。ここにきてから、毎日あっていたから、あえないと寂しくて。。、」

「偶然が、続くとそれは必然なんですよ。」

「え?まさか。」

「王宮で出会ったのは、偶然。運命。でもその後は、リュート様の努力ですよ。」

「ずっと見守ってくれたんですね。」

「今日の夜、食事が終わってから、打ち合わせがありまして、料理長と二人で留守にします。一人で、寂しい思いさせて、申し訳ございません。」

「大丈夫です。寝るだけですので、気をつけていってくださいね。」

「はい。」

食事が終わると二人は出掛けていった。

門番の護衛が居るし、セキュリティが、完璧な公爵なので、敵が攻めてくることはない。
だけど、みんなが居なくて寂しい。それ以上にリュート様に会えていないのが、寂しい。

一人でいる、公爵家は、広い、、余計に寂しくなる。。


はやくリュート様に会いたい。ずっと一緒に居たい

この思いを伝えたい。

リュート様が好き。離れたくない。
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