【完結】7婚約者を妹に奪われ、勘当された令嬢は、隣国で、皇太子の左腕になる。

第２章 ２ ルイとアイ

2

カノンの療養のために、インタ帝国に行ったとき、
俺がいない間に、シルビアが捨てられることになるとは夢にも思わなかった。

俺が帰ってきたら、カノンが、遊んでいた。でもシルビアがいない？
本でも読んでるかな？
このお菓子はシルビアは好むかな？はやく渡してあげたいとシルビアを探すが一向に見つからない。
どこへ行ったんだ？

使用人たちに聞いたら、知らないという。
シルビアには侍女がついていない。
誰かがシルビアの面倒を見てるはずなのに、誰も知らない、、、？

父上母上に、聞いたところ。
どっかにいるだろって、、、


母上は、カノンが大変だったアピールをしてきた
まさか、、、
父上にその時シルビアはいたのですよね？の問いに、、
多分、、、
侍女に聞けと、、

侍女なんていない！というとびっくりする父上、、、

父上は家の中のことがわかってない。
この人は、何もしない人なんだと確信した。

母上が侍女をつけなかった理由は、
嫁に行った時にするからと言った、、、

侯爵令嬢なのに、、、
まさか平民にするため？
そんな母の笑顔が怖かった。。


平然と花摘みに行かせて、あとは知らない。カノンのが大事と、、
自分のお腹から出てきた娘を捨てたのに、平然としていることは、本当に気持ち悪かった。

花摘みって、初日でもう三日目、、、
その間誰一人、シルビアのことを気にかけなかった。


花畑に行き、捜索した、、
俺は一生懸命に探した。
花畑の中、洞窟の中、
ひょっこり現れて、
「お兄ちゃん。捕まえた」って言ってくれるよ。と思いながら一生懸命探した。

でも見つかったのは、ちぎられたカバン、大事にしていた本。、

震えた。
それらはを集めて、
崖の下の捜索を父上に依頼した。
「はやく。シルビアを、、、」

父が、、
「諦めなさいここから落ちたら命はない」
って、、、
何言ってるかわからなかった。
崖から落ちたら、生きてるかわからない、、、もし、死んでいたとしても、、、放置なんてできない。

何を言っても諦めなさいという父、、、

運命なのよ。と言い切る母。

カノンじゃなくて良かった。帰りましょうという両親、、、

俺が叫んでも、両親は無理やり帰国させた、、、、

シルビアがいなかったことしている家族がわからなかっ