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魔物であるアリーは、キィラの存在を知って、見に行った。
「ドラキュラのくせに弱い。」
これがキィラの噂だった。
弱いドラキュラを見てみたいと思い、屋敷に行った。

「笑顔で過ごしている。」これがらキィラの第1印象、
兄弟に、いいように使われ、
全てキィラのせいになっても笑顔で過ごしていた。
「なんで?言い返せばいい。」

アリーの性格は、すぐに言ってしまう。欠点でもある。
急に現れて、、
「何で言い返さないの?キィラは悪くないよね?」
「君は?」
「私はアリーよ。あなたをみてるとイライラする。」
「僕はキィラだよ。知ってると思うけど、ドラキュラの血が流れている。笑顔でいることは、どんなに辛くても、生きていけるんだよ。言い返しても、誰も味方になってくれないなら、黙っておく方が時間の無駄にならないよ。」

「よくわからないわ。

アリーは、家族は?」

「父と母と姉よ。」

「仲良いの?」

「それなりに。」


「家族に、冷たくされている気持ちはわからないよ。だから、、イライラするんだよ。おれのそばに来なければいい。そしたら、イライラしない、」

「そうだね。じゃあ」と別れたけど、
アリーは、キィラの事が気になっていて、陰ながら見守っていた。

アリーは、自分のミスで怪我をするところだった。キィラが守ってくれた。

「アリー。危なかったよ。しっかりしな。」

「ごめんなさい」素直に謝った。

「怪我、、、」

「大丈夫だよ。」
笑顔で言われ、アリーはドキドキした。

「キィラこの前はごめんなさい。酷いことをいって、、、」

「気にしていないよ」

「キィラは、すごいね。毎日笑顔でいることって大変だと思うけど、素敵よ。笑顔でいてくれるから、周りの人も幸せにできるもの。」

「ありがとう。アリー。嬉しいよ。」

二人は、仲良くなった。

アリーといると落ち着いている自分にびっくりした。
ずっとそばにいてほしいと思うくらい。居心地が良かった。でも、俺は中途半端な人間だ。
アリーは素敵な女の子。魔物の中でも強いし、魔物と一緒のがいい。

「キィラ。今日仕事で、ケーキをもらったの。一緒に食べよう。」



「アリー。今日の服可愛いよ。」

アリーは、どんどんとキィラに惹かれていった。
毎日会いたい。好きな人と一緒に居たい。
仕事があるから、なかなか会えない。
会える時間が少しでもあると顔を出していた。

魔物の自分が、人を好きになるなんて考えられなかった。魔物は執着しない。

アリーは、キィラといることが、幸せだった。

性格はキツく、はっきりいうのに、
恋する気持ちだけは、臆病だった。

それは、両親の影響でもあった。
「アリーあなたは人間と恋をしてはいけないよ。」
と言われ続けていた。

でも、恋をしてしまった。
だから、そばにいるだけ。
キィラにいい人ができるまで、、、








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