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相談
しおりを挟む私の母は、病で亡くなり、父は、再婚せず、母だけ想い、私を育ててくれた。
日に日に父に似てくる私は、父は、可愛がってくれて、嫁にはやりたくないと言っていた。
隣国から、求婚されていだけど、そばに置きたくて、断ったらしい。
ライト王国に忠誠を誓っている父は、この国の王族なら、私を幸せにしてくれると思っていたから、オリンピア王太子との縁を結んだらしい。
「お父様、少し相談があります。
オリンピア王太子殿下は、私とは後継を、作るためだけの関係だそうです。今日、聞きました。
愛人がいます。アイリーナ伯爵令嬢です。
そのうち側妃になると思います。
アイリーナを愛しているそうです。
私は、子供を産んだら、職務だけする人間になるそうです。
オリンピア王太子殿下は、この公爵家の力が欲しくて、私との子供を産むそうです。
愛人は伯爵家ですので、力がありません。
お父様も、王族の力が欲しいですか?
私は家のために、王子を産んで欲しいなら、そのように魔法かけて、一回だけ経験し、産めるように、しようと思います。
そしたら、もう二度と触られることもないし、顔合わさなくてもいいですから、、
「王太子とは、仲良かったよな?違ったのか?」
「私もそう思っていましたが、わたしだけがそう思っていたようです。全てが演技だったのです。私はうまく騙されていたのです。」
「それは確かなのか?」
「はい。聞きましたもの。
そしてその後、仲良く行為をしていました。」
「彼らの密会場所の隣の部屋は、私がいつも1人になるために使う部屋があるのです。」
「こちらも早急に調べるから、もう少し我慢してくれ。」
「わかったわ。」
お父様は、公爵家の力を使い、調べてくれたが、間違いなかった。
そして、初夜の日に、確実に授かるように、精力強化剤を飲むらしいことがわかった。
王太子は、私と一回だけ関係にするつもりらしい。
それを聞いて、オリンピア王太子への情が、全くなくなった。
本当は、避妊魔法を使うつもりだったけど、体を触られたくもないし、なぜ?私の初めてをあげないといけないの?と思ったので、幻影魔法を使うことにした。
幻影魔法は、力がいるから、負担がかかる。1週間は寝込む事になる。
別に一回きりと思っている王太子に、心配されるわけないから、私が寝込んでいても心配もしないし、ちょうど、新婚のため公務もお休みだから。
そして、その後すぐに、隣国に人質になる事になった。
実は、お父様は隣国の国王様とも仲が良く、人質の話を成立させてきた。
もちろんこの話は、誰も知らない。
お父様と私と私の専属侍女だけ。
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