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カンパリー

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翌日、、カンパリー伯爵一家がやってきた。
アリーサは、まだ婚約者がいないらしい。

王太子も勢揃いしているから、アリーサのテンションは高かった。。ゴテゴテのドレスを着てた。


「この度は、お初にお目にかかります。ルイジカンパリーと申します。妻のアルデラ、娘のアリーサ、息子のコントラです。」

「初めて、会うの。。ルイジは、再婚だった?」

「はい。前妻が、他界しまして、アルデラと結婚しました。」

「爵位は?」

「前妻は、侯爵家。現妻が、男爵です。」

「前妻とは、子供は?」

「一人いました。今は、ノースウッド辺境伯のフレット様に嫁ぎました。」

「フレット?」

「フレット様が、カンパリー伯爵の長女と婚約したいとのことでしたので、長女を辺境伯の家に行かせました。」

「フレットは、アリーサに結婚を申し込んだと聞いたのだが、、、?」

「カンパリー伯爵の長女は、サマリーですので、、、」

「手違いがあったのか。まぁいい。フレットも結婚はしていないからな。お互い手違いな訳だな。」

「え?」

「ノースウッド辺境伯と結婚したと報告いただきましたが?」


「フレットではなく、父のアルファだな。妻の名をサマリーと言ったから。」



「そーいえば、アルファと結婚するまで、サマリーを見たことがなかったし、学園に通わせなかったのはなぜだ?」


「サマリーは、妻と折り合いが悪く、わがままで、妹や弟を意地悪していたので、、。
学園に行けるほど勉学もマナーできなかったので、、、」


「サマリーが?そんな風には見えないぞ。」

「え?」

「入っておいで、、」

3人が、部屋に入ってきた、、、

「フレットさま。」


「サマリー?」
綺麗で高価なドレスを着ていたし、化粧もし、ドレスに負けていなかった。

「そんな高価なドレス。」とアリーサが、ぼやく。


「お久しぶりです。お父様。」

「サマリー?お前、、、」


「私が、、私の名前で求婚されたから、辺境伯に行くと言ったのに、、、
お姉様が、長女は、私よと言って、奪っていったのよ。フレット様のところに私が嫁ぎますわ。」

「そうですわ。アリーサの求婚を奪ったのよ。。」

公爵との結婚も無理だったのね、、、
今婚約者がいないのかしら?2人とも必死だのもね。。

「お前は、辺境伯に行くのが嫌で、サマリー様を送ったのだろ。
まぁ。私もサマリー様を嫌がったけどな。」

「嫌がった?」

「ああ。騙されたからな。アリーサで申し込んだのにきたのは、全く知らないやつだもんな。
家に帰らすつもりだった。
帰る家もないから、修道院に行くというから、さすが体裁が悪いので、父の看病をしてもらった。
そこで二人は、恋に落ちて、結婚したんだ。」


「なら、私が、フレット様に嫁いでも問題ありませんわ。」

「いや。もうお前の顔をみたくないな。
サマリー様のドレスをみて、辺境伯は、金持ちと判断したんだろ、、、
確かに、そこらの貴族より金は持ってる。
俺の金じゃないけどな。
全部父が稼いだものだ。
それにマナーもサマリー様に比べると落ちるよな。見た目も、、、」

「見た目は、私のが、、、」

「今のサマリー様をみても、自分のが綺麗だと言えるのか?」

「私はずっと可愛いと言われて育ちました、姉は、隠されて育ちましたよ。」

「そうだろな。だから、今輝いてるんだ。まぁ。俺と結婚しても、あんなにキレイには、ならなかったな。」

「フレット。もういいか?」

「はい父上」


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