3 / 4
3
しおりを挟む
父は皇后に婚約破棄を申し出た。
「皇后、貴方の頼みで、私は大事な娘を皇太子との婚約を渋々受けたことを忘れましたか?
皇太子には、失望しました。
伯爵の娘を側妃にし、側妃との子を後継にするそうですな。
我が娘を公務をするためだけのお飾り正妃にするとはよく考えられましたな。
公爵家を馬鹿にしていますよね?
うちの子とは婚約破棄しても良いですね。」
「何を言ってるの?ちょっと待って。」
「私の大事な娘を傷つけたこと、一生恨みますよ。」
「一度話をさせて。」
「娘は、今、療養中です。」
「療養中とは?」
「行方不明になり探していたら、街で倒れたようです。」
「え?」
「娘が倒れだことを知らなくても、
娘が王宮に来ないことに何も思わない皇太子。
そんなものを誰が支えようと思いますか?
娘の心は、ずだぼろですよ。
宜しいですよね?」
「婚約破棄よろしいですね。」
「ちょっと待ってほしい」
「無理です。早くサインをしてください。」
「あの子には、マリカがいないと、、、」
「伯爵令嬢がいますよ。支えてくれるでしょう。同じように皇太子妃教育なさればいい。」
「それは、、、」
「あんな厳しい教育ついていけるかなんて知らない。
そんなこと我が家には関係ない。
あんな厳しい教育をさせられ、毎日寝る時間も遊ぶ時間もなく、勉強してたのに、褒めるよりも貶すとは、私が、ゆるすと思いますか?」
「、、、、それは、、とにかくマリカに合わせて欲しい。」
「説得なさるおつもりですか?」
「話を聞いてもらいたい。」
「わかりました。体調が戻り、マリカが、皇后に会いたいというなら連れてきます。」
カイラン様は、毎日、マリカに会いに行っていたそうだ。
マリカもカイラン様の想いを受け取った。と二人で報告をくれた。
それでどうするか?と聞くと、
「お父様、愛人を作ります。」
どんな形でも、、、と強い意志を感じた。何を言ってもダメだろうから、娘の言う通りにすることにした。
3週間後、、、皇后に会いに行った。
「マリカすまない。呼び出して、元気そうで良かった。
体調はもういいのか?」
「はい。」
「婚約破棄のこと考え直してくれないか?」
「、、、、、」
「今まで皇太子妃になるため努力をしてきたよね?
今までの時間勿体無いし、耐えれたことがすごいことなのよ。」
「、、、、」
「側妃のことは目を瞑ってくれないかしら?
皇太子妃として、側妃を持つことを許してほしい。」
皇后は側妃を認めよというとおもったわ。
皇后は、皇太子の味方に決まっているものね。
「わかりました。皇太子妃になりましょう。公務をしっかりしますわ。」
「マリカは、やっぱりわかるわ。アイラン。マリカをきちんと正妃として扱いなさいよ。」
「皇后、、話は終わっていません。引き受けるには条件があります。皇太子だけ、愛する人と過ごせるのは不公平ですよね。」
「あなたは、アイランのことを好きでしょう?」
「私はアイランのことは好きではありませんよ。
正妃になるのは、国のため、家のためであって、アイランのためではありませんよ。
あんな厳しい皇太子妃教育を受けているのに、私を嫌い、会話もないし、顔を合わせば、睨まれる。
そんな人、好きになるわけありませんよね?」
「それで、」
「私にも側妃と同じような存在を認めてください。
わたしも愛人を作ります。
認めてくだされば、皇太子妃として、きちんと働きましょう。仲良しの演技ぐらい簡単ですわ。」
「何を言ってるの?」
「間違ったこと言っていますか?
皇后は、側妃を認めて、皇太子妃にとおっしゃりましたよね?
なぜ私が、我慢しないといけないの?
私も好きな人幸せになりたいわ。
別に私たちにの間に愛情もないし、愛情を作る必要もない。
皇太子妃という仕事をするだけですわ。
私は、皇太子妃ですけれども
後宮に行きますから、
側妃が、皇太子妃の王宮を使ってください。そしたら、公務以外会うこともないですわ。」
「それでいい。きちんと仕事をしてくれるだろ?!」皇太子が、言う。
「もちろん。きちんと仕事はしますわ。あなたは、愛する人と愛し合い、
わたしも愛する人と愛し合う。
子供もそれぞれ作ればいい。堂々とあなたは、側妃を愛せるわ。
しかも、公務をきちり、私がするわ。
いいことばかりね、
わたしも、全く問題ないわ。
では、それで宜しいのですね。」
「ああ。問題ない。」
「では、わたしの愛する人を、紹介しますわ。」
「もういるのか?」
「もちろん。愛する人がいなければ、そんな提案しますか?」
第二王子のカイランが、横にきた。
「カイランどうしたの?何用?」と皇后は不思議そうにしていた。
カイランが、
「マリカ。本当にわたしの子を産んでくれるのか?」と愛しそうに見つめた。
「はい。私は正妃ですし、、結婚してすぐできたら、世間の人は、私の子を王子とみますから、大丈夫ですわ。何も問題ありませんわ。」
「そーじゃなくて。俺のこと受け入れてくれるのか?」
「私で良いのですか?世間では、不倫というやつですよ、、、」
「いいよ。私は、貴方を手に入れることができたら、幸せだ。」
「でも、、、戸籍上は、」
「必要ない。今すぐ、子供を作ろう。」
抱きしめた。
「カイランの通りに、、、」
「皇后、貴方の頼みで、私は大事な娘を皇太子との婚約を渋々受けたことを忘れましたか?
皇太子には、失望しました。
伯爵の娘を側妃にし、側妃との子を後継にするそうですな。
我が娘を公務をするためだけのお飾り正妃にするとはよく考えられましたな。
公爵家を馬鹿にしていますよね?
うちの子とは婚約破棄しても良いですね。」
「何を言ってるの?ちょっと待って。」
「私の大事な娘を傷つけたこと、一生恨みますよ。」
「一度話をさせて。」
「娘は、今、療養中です。」
「療養中とは?」
「行方不明になり探していたら、街で倒れたようです。」
「え?」
「娘が倒れだことを知らなくても、
娘が王宮に来ないことに何も思わない皇太子。
そんなものを誰が支えようと思いますか?
娘の心は、ずだぼろですよ。
宜しいですよね?」
「婚約破棄よろしいですね。」
「ちょっと待ってほしい」
「無理です。早くサインをしてください。」
「あの子には、マリカがいないと、、、」
「伯爵令嬢がいますよ。支えてくれるでしょう。同じように皇太子妃教育なさればいい。」
「それは、、、」
「あんな厳しい教育ついていけるかなんて知らない。
そんなこと我が家には関係ない。
あんな厳しい教育をさせられ、毎日寝る時間も遊ぶ時間もなく、勉強してたのに、褒めるよりも貶すとは、私が、ゆるすと思いますか?」
「、、、、それは、、とにかくマリカに合わせて欲しい。」
「説得なさるおつもりですか?」
「話を聞いてもらいたい。」
「わかりました。体調が戻り、マリカが、皇后に会いたいというなら連れてきます。」
カイラン様は、毎日、マリカに会いに行っていたそうだ。
マリカもカイラン様の想いを受け取った。と二人で報告をくれた。
それでどうするか?と聞くと、
「お父様、愛人を作ります。」
どんな形でも、、、と強い意志を感じた。何を言ってもダメだろうから、娘の言う通りにすることにした。
3週間後、、、皇后に会いに行った。
「マリカすまない。呼び出して、元気そうで良かった。
体調はもういいのか?」
「はい。」
「婚約破棄のこと考え直してくれないか?」
「、、、、、」
「今まで皇太子妃になるため努力をしてきたよね?
今までの時間勿体無いし、耐えれたことがすごいことなのよ。」
「、、、、」
「側妃のことは目を瞑ってくれないかしら?
皇太子妃として、側妃を持つことを許してほしい。」
皇后は側妃を認めよというとおもったわ。
皇后は、皇太子の味方に決まっているものね。
「わかりました。皇太子妃になりましょう。公務をしっかりしますわ。」
「マリカは、やっぱりわかるわ。アイラン。マリカをきちんと正妃として扱いなさいよ。」
「皇后、、話は終わっていません。引き受けるには条件があります。皇太子だけ、愛する人と過ごせるのは不公平ですよね。」
「あなたは、アイランのことを好きでしょう?」
「私はアイランのことは好きではありませんよ。
正妃になるのは、国のため、家のためであって、アイランのためではありませんよ。
あんな厳しい皇太子妃教育を受けているのに、私を嫌い、会話もないし、顔を合わせば、睨まれる。
そんな人、好きになるわけありませんよね?」
「それで、」
「私にも側妃と同じような存在を認めてください。
わたしも愛人を作ります。
認めてくだされば、皇太子妃として、きちんと働きましょう。仲良しの演技ぐらい簡単ですわ。」
「何を言ってるの?」
「間違ったこと言っていますか?
皇后は、側妃を認めて、皇太子妃にとおっしゃりましたよね?
なぜ私が、我慢しないといけないの?
私も好きな人幸せになりたいわ。
別に私たちにの間に愛情もないし、愛情を作る必要もない。
皇太子妃という仕事をするだけですわ。
私は、皇太子妃ですけれども
後宮に行きますから、
側妃が、皇太子妃の王宮を使ってください。そしたら、公務以外会うこともないですわ。」
「それでいい。きちんと仕事をしてくれるだろ?!」皇太子が、言う。
「もちろん。きちんと仕事はしますわ。あなたは、愛する人と愛し合い、
わたしも愛する人と愛し合う。
子供もそれぞれ作ればいい。堂々とあなたは、側妃を愛せるわ。
しかも、公務をきちり、私がするわ。
いいことばかりね、
わたしも、全く問題ないわ。
では、それで宜しいのですね。」
「ああ。問題ない。」
「では、わたしの愛する人を、紹介しますわ。」
「もういるのか?」
「もちろん。愛する人がいなければ、そんな提案しますか?」
第二王子のカイランが、横にきた。
「カイランどうしたの?何用?」と皇后は不思議そうにしていた。
カイランが、
「マリカ。本当にわたしの子を産んでくれるのか?」と愛しそうに見つめた。
「はい。私は正妃ですし、、結婚してすぐできたら、世間の人は、私の子を王子とみますから、大丈夫ですわ。何も問題ありませんわ。」
「そーじゃなくて。俺のこと受け入れてくれるのか?」
「私で良いのですか?世間では、不倫というやつですよ、、、」
「いいよ。私は、貴方を手に入れることができたら、幸せだ。」
「でも、、、戸籍上は、」
「必要ない。今すぐ、子供を作ろう。」
抱きしめた。
「カイランの通りに、、、」
137
お気に入りに追加
395
あなたにおすすめの小説
恋心を利用されている夫をそろそろ返してもらいます
しゃーりん
恋愛
ソランジュは婚約者のオーリオと結婚した。
オーリオには前から好きな人がいることをソランジュは知っていた。
だがその相手は王太子殿下の婚約者で今では王太子妃。
どんなに思っても結ばれることはない。
その恋心を王太子殿下に利用され、王太子妃にも利用されていることにオーリオは気づいていない。
妻であるソランジュとは最低限の会話だけ。無下にされることはないが好意的でもない。
そんな、いかにも政略結婚をした夫でも必要になったので返してもらうというお話です。
婚約者が私のことをゴリラと言っていたので、距離を置くことにしました
相馬香子
恋愛
ある日、クローネは婚約者であるレアルと彼の友人たちの会話を盗み聞きしてしまう。
――男らしい? ゴリラ?
クローネに対するレアルの言葉にショックを受けた彼女は、レアルに絶交を突きつけるのだった。
デリカシーゼロ男と男装女子の織り成す、勘違い系ラブコメディです。
僕は君を思うと吐き気がする
月山 歩
恋愛
貧乏侯爵家だった私は、お金持ちの夫が亡くなると、次はその弟をあてがわれた。私は、母の生活の支援もしてもらいたいから、拒否できない。今度こそ、新しい夫に愛されてみたいけど、彼は、私を思うと吐き気がするそうです。再び白い結婚が始まった。
婚約者が可愛い子猫ちゃんとやらに夢中で困っております
相馬香子
恋愛
ある日、婚約者から俺とソフィアの邪魔をしないでくれと言われました。
私は婚約者として、彼を正しい道へ導いてあげようとしたのですけどね。
仕方ないので、彼には現実を教えてあげることにしました。
常識人侯爵令嬢とおまぬけ王子のラブコメディです。
【完結】真面目だけが取り柄の地味で従順な女はもうやめますね
祈璃
恋愛
「結婚相手としては、ああいうのがいいんだよ。真面目だけが取り柄の、地味で従順な女が」
婚約者のエイデンが自分の陰口を言っているのを偶然聞いてしまったサンドラ。
ショックを受けたサンドラが中庭で泣いていると、そこに公爵令嬢であるマチルダが偶然やってくる。
その後、マチルダの助けと従兄弟のユーリスの後押しを受けたサンドラは、新しい自分へと生まれ変わることを決意した。
「あなたの結婚相手に相応しくなくなってごめんなさいね。申し訳ないから、あなたの望み通り婚約は解消してあげるわ」
*****
全18話。
過剰なざまぁはありません。
好きな人が幸せならそれでいいと、そう思っていました。
はるきりょう
恋愛
オリビアは自分にできる一番の笑顔をジェイムズに見せる。それは本当の気持ちだった。強がりと言われればそうかもしれないけれど。でもオリビアは心から思うのだ。
好きな人が幸せであることが一番幸せだと。
「……そう。…君はこれからどうするの?」
「お伝えし忘れておりました。私、婚約者候補となりましたの。皇太子殿下の」
大好きな婚約者の幸せを願い、身を引いたオリビアが皇太子殿下の婚約者候補となり、新たな恋をする話。
【完結】婚約破棄はしたいけれど傍にいてほしいなんて言われましても、私は貴方の母親ではありません
すだもみぢ
恋愛
「彼女は私のことを好きなんだって。だから君とは婚約解消しようと思う」
他の女性に言い寄られて舞い上がり、10年続いた婚約を一方的に解消してきた王太子。
今まで婚約者だと思うからこそ、彼のフォローもアドバイスもしていたけれど、まだそれを当たり前のように求めてくる彼に驚けば。
「君とは結婚しないけれど、ずっと私の側にいて助けてくれるんだろう?」
貴方は私を母親だとでも思っているのでしょうか。正直気持ち悪いんですけれど。
王妃様も「あの子のためを思って我慢して」としか言わないし。
あんな男となんてもう結婚したくないから我慢するのも嫌だし、非難されるのもイヤ。なんとかうまいこと立ち回って幸せになるんだから!
愛するあなたへ最期のお願い
つぶあん
恋愛
アリシア・ベルモンド伯爵令嬢は必死で祈っていた。
婚約者のレオナルドが不治の病に冒され、生死の境を彷徨っているから。
「神様、どうかレオナルドをお救いください」
その願いは叶い、レオナルドは病を克服した。
ところが生還したレオナルドはとんでもないことを言った。
「本当に愛している人と結婚する。その為に神様は生き返らせてくれたんだ」
レオナルドはアリシアとの婚約を破棄。
ずっと片思いしていたというイザベラ・ド・モンフォール侯爵令嬢に求婚してしまう。
「あなたが奇跡の伯爵令息ですね。勿論、喜んで」
レオナルドとイザベラは婚約した。
アリシアは一人取り残され、忘れ去られた。
本当は、アリシアが自分の命と引き換えにレオナルドを救ったというのに。
レオナルドの命を救う為の契約。
それは天使に魂を捧げるというもの。
忽ち病に冒されていきながら、アリシアは再び天使に希う。
「最期に一言だけ、愛するレオナルドに伝えさせてください」
自分を捨てた婚約者への遺言。
それは…………
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる