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誰の子?

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時は経ち、
カサンドラは出産間近になった。

夜会シーズンではなくなり、貴族同士集まることは無くなった。
誰にも見つからなかった。
人と会わなくて済む時期を狙っていたので、全てうまく行った。

カルバンとカルキアーナは、執事から、2週間の宿泊券がプレゼントをした。
もちろん2人が行きたい場所を執事が調査して手配をしてくれた。


使用人達も、カルバン様が旅行に行くから、屋敷に残るものは、一か月の休暇を与えた。

休暇の間も手当を、つけるからというとみんな喜んで出て行った。


カルバンは、カルキアーナの言う通りに動くので、カルキアーナが、ずっと、遊んでいたいタイプだから、誘惑をたくさん仕掛けてくれた。
おかけで、一か月を過ぎても帰ってこなかった。

計画通りね。簡単すぎる。

その間にカサンドラは、出産終えた。
男の子であった。



カルバンたちが、帰ってきてしばらくしてから、計画は実行される。

「一週間後、侯爵家で、パーティをします。」

「パーティ?」

「カサンドラ様が、計画されていました。カルバン様は、いつも通りで大丈夫だと思います。」

「そうか。頼む」


当日、執事から、


「今日の予定です。」とスケジュールを渡された。
そこに跡継ぎお披露目と書いてあった。

「どうゆうことだ?」

「カサンドラ様が、跡継ぎを用意されました。」

「はあ?」

契約書には、きちんと実子を迎えると書いてあっただろ?
何を言っている。

これは、俺とカルキアーナの子をと言う意味であるのに何をかんがえているんだ。

すぐにカサンドラの部屋に向かった。

「契約違反だ。」

「何を驚くの?間違ったことをしていないわ。
ちょうど良いでしょう?
世間から見たら、あなたと私の子よ?
瞳の色もあなたと同じよ?」

赤ちゃんを見せられた。俺と同じ瞳の色。


「この子は、どこの子だ?」

「教える必要はありませんわ。でも、私の子ですから。」


「待て。俺の血がないだろう。何言ってんだ!」

「意味がわかりませんわ。実子なんだから、あなたの血なんて必要はありませんよね。
私の血があれば、、実子になるわ。
実子は、あなたと私の子、、
契約書にあなたの子なんて書いてなかったわ。
私の子でも構わないはずよ。」

「、、、、、そんなこと父上が許すわけない!お前が不貞したうえの子か!!」


「不貞?あなたは?」

「俺は、真実の愛だ。」


「同じく、私も真実の愛よ。」

話の途中に執事が呼びきた。

「カサンドラ様お時間です。」

「まだ話は終わっていない。」

「お客様を待たしてはいけません。あとで話しましょう。
紹介するって言った以上、予定は変えれません。
旦那様にお子様は?いないでしょう?」

カルバンを無視して、会場に入った。



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