32【完結】今日は、私の結婚式。幸せになれると思ったのに、、、

執事

カサンドラは、この家の使用人が、私のことをどう聞いてるか知りたかった。
今後どうすべきか考えるにはひつようなことであったから、

「私のことは、みんな、、侯爵からどうきいているの？」

執事は、話し出した。

屋敷の者みんなは、旦那様は、妹様と結婚すると思っていたのです。
この屋敷にも妹様は、よく来てましたし、
もちろん深い仲でした。

ただ、妹様は、結婚式少し前から、
元気がなかったのです。

聞いたところ、少し悩み事があるの。
大丈夫よ。心配しないで、、と言っていたのです。

それで結婚式で旦那様の横には、妹様ではなく、カサンドラ様が立っていて、驚きました。

妹様が、悩んでいたのは、姉が、侯爵様を奪ったからと思ったのです。

だから、みんな別邸に行きました。
だから、カサンドラ様を敵として認識しています。
本邸に居座る女として、、、


申し訳ありませんが、それが事実でした。

使用人たちは、なぜ妻が変わったのか？旦那様に確認したところ、

旦那様と妹様が婚約する予定だったけど、カサンドラ様が、旦那様に一目惚れし、結婚することになった。
譲らなかった。

妹様もお姉様は、侯爵家にとって必要だから、なくなく身を引くわ。
とおっしゃっていました。


使用人は、その話を信じましたが、私は
執事として、急に話が変わったことに疑問を感じ、旦那様を問い詰めました。　　　


カサンドラ様は順応だから、
契約書をつくり、私たちの関係を認めさせれば、永遠に関係は崩れない。と妹様に言われたそうです。
そして契約書は、私が保管しました。

この契約書のことを知っているのは、私だけです。


「そうなのね。あなたは、私が順応そうにみえる？」

「いえ。みえません。なぜ順応だと妹様は言われているのかわからなくて、、、」



「多分、、、私が黙って父の仕事をし、妹のわがままを受け入れ、
家族に愛されていないからです。

そして、私はあの人に一目惚れもしていませんし、会ったのは結婚式が初めてですよ。
政略結婚で、今日からこの人の妻として、過ごすのね。と考えていたところ、私は、侯爵の仕事をするためだけ。と初夜に言われたのよ。」
ため息をついた。

執事は、びっくりしていた。

「あの、、、カサンドラ様はこれからどうされるのでしょうか？」

「どうしましょうか。私はまだあなたを信じられないの。
そこまで信頼関係築けていないわ。
姉妹であっても、私の夫という人と関係を持つのですよ。
いえ。関係していた男を私の夫にしたのよ。
何を信じたらいいかわかりませんわ。
人を信じることを私はできないの。」


「そうですね。でも、これから知ってもらおうと思います。」

「でも、、、あなたはあの人の小さい頃から知ってるのでしょう。。」


「そうですね。でも、、旦那様は、色恋に溺れて、職務をできないとは思いませんでした。
元々出来が良いとは言えなかったけど、努力をしたけど、それがなくなればただのクズですね。
私は奥様にあのような契約をしたことに呆れています。」




あの子には婚約者がいることを旦那様は知っているのかしら？

幼馴染の婚約者がいるし、妹はその婚約者と破談になることを望んでいないはずよ。

よくわからないわ。何をしたいか？


「私はあなたを信じたいから、信じられる要素を欲しいの。
そのために、私の使用人を選んで欲しいわ。」


「わかりました。」