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「今更、あなた方の愛なんていらない。
私は、、もうアイルではない。
アイルナとして、生きているの。あなた方とは、、もう他人よ。」

アイルナは、宣言した。もう他人だから関係ないと。

「妻がアイルを産んだのだ。私が、父親だ。」

「私はあなた方に愛されたいとずっと思っていました。
私も家族の一員とし扱われたい。

もう良いのです。
私が欲しかった家族の愛はヤンデレ侯爵の皆様に頂いています。
血がつながらなくても、私を想って下さるの。」

「アイルナ。私はあなたを本当の娘と思ってるわ。血がつながらなくても、可愛くて仕方ないの。カイリにあげたくないくらい」
 
ヤンデレ侯爵は、優しい顔で微笑んでくれた。

「だから私の父はヤンデレ侯爵が、いいの。私を愛してくれる人。心から、、、
親の愛を教えくれる人たちなの。」

ハンナリ伯爵はそれでも諦めようとしなかった。
娘として返して欲しいのではないのはわかっていたから、どんなに言われても嬉しいと思わなかった。でもカイリ様と一緒にいなかったら、嬉しくて戻っていたと思う。
たとえ利用されていても、私を必要って言ってくれたから、、、
でも、戻ってもまたあの地獄で暮らすだけ。
カイリ様のおかげで戻りたいと思わなかった。


本当はこの話はしないでおこうとおもっていた。でも、諦めてくれないから、、、、


「夫人は、私を産んだ時、嬉しかった?伯爵は、私のことを覚えている?」

「何を言ってるの。」

「あなた方は、男の子が良かったのよね?」

「、、、、、」


「あなたは私が生まれた時、男でなかったことを愕然とした。
夫人は私を抱きもしなかった。
あなたの侍女が私に教えてくれたわ。」

「わたしは、、、、」

「あなたが教えてくれたよね?なんて言たかしら?」
夫人の近くにいる侍女を見ると震えていた。


「アイル様は、伯爵夫婦が望んでいる男で生まれなかったから、必要がないのよ。
アスカ様は、あなたより可愛いから大事に育てられている。
あなたは、生まれてこない方が良かったのよ。と言いました。」

侍女は、真っ青な顔になっていた。
この侍女は嫌味で言っただけ。

ハンナリ伯爵の使用人は、みんなそんなものだったから、普通のことだ。
ただ、この場でいうのは問題あるけど、、、



「そう。まぁ。使用人はみんな言ってることよね。問題ないわ。
心配しないで。あなたのことは悪くしないわ。」
とハンナリ伯爵夫人が、言うと侍女の顔に色味がついた。

ハンナリ伯爵の使用人は、婦人に嫌われないために私に関心を持たなかった。
嫌がらせもしてきた人は、母に好かれていた。



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