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カンナの言い分

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カンナ、君も今まであった事を話しをしてほしい。と国王に言われたので、

マロン様と私は、幼い頃から仲良く、婚約者として、公爵家の手伝いをしたり、二人の絆は、強くなっていました。

急に、私たちの婚約解消にされて、マロン様と妹が、私の代わりに結婚することになりました。
私たちの意見は、全く聞いてもらえませんでした。

私とマロン様は、婚姻前の儀式を終えていました。
絶望の中、わたしは、妊娠が発覚しました。
儀式の時の子供です。
それを父に知られると子供を殺されると思いました。
なぜなら、わたしより妹を優先させたからです。

妹がマロン様を好きで、どうしても手に入れたかったようです。 
なので、兄に公爵令嬢の婿に提案したようです。それは、父も知っていました。

公爵より、マロン様と私の子が大事なので、1人で育てるために、隣国に行くつもりでした。
診療所の医師のお陰で、マロン様に会え、2人で、隣国に渡り、小さな家をさがし、平民として、文官の仕事をしました。」

「話が違うではないか?ムールナイト公爵。
マロンは、妹のアリーナを愛していて、2人は愛し合ってると聞いたのだが?

今の話を聞くと、幼い時から婚約して、2人は愛し合っていたのに、妹のわがままで、婚約者を変えたと思うのだが?」


「いえ、、それは、、、、」

「まぁいい。それでおまえたちは、どうしたい。」

「私たちは、王太子の側近として働きたいと思っています。
もうこの国に、帰ることはありません。この国から、戸籍を抹消してください。
そのために今日、この場を設けてもらいました。
父さん、母さん、ごめん。公爵を継ぐのは、俺の夢でもあったんだけど、それは、カンナがいたからなんだ。俺は、カンナが大事だ。カンナが居たら、平民で、いいんだ。」

「良かったよ。マロン。カンナと幸せになりなさい。私たちに力がなかったから、お前たちを引き離すことになってしまった、、、
本当にすまない。勘当はしなくていい。
私達の子だよ。マロン。公爵を継ぐのは弟に任せたらいい。理解してくれたし、逆に怒られたよ。」



「お前は、公爵家の長男として、カールナル王国で、王太子の側近として、働きなさい。

マロンの平民届は出していないだろ。さっき見せた、、
公爵から抜いていない。それに、アリーナとの結婚は受け入れてないんだ。」

「え?」

「お前がいなくなってから、本当にカンナのことが好きだということを聞いた」

「母上」

「本当にすまない。大丈夫だ。心配するな。
カンナは、平民になっているけど、構わないから、公爵に籍を入れなさい。カンナもすまなかったな。」

「ありがとうございます。」

「たまには孫とあわせてくれるか?」

「はい。マロン様にそっくりの男の子です。」

「何を言ってる、、公爵。」

「お金は要らない。
アリーナは、我が家に来て、使用人にも我儘言い放題。
贅沢ばかりして、金を使う、そんな娘はいらない。
使用人たちもみんな泣いていた。カンナが帰ってくることを望んでいる。

カンナ以上に可愛いとか言ってたけど、全然だ。

どこの誰かわからないやつの子を孕んでる。公爵に傷をつける所だったな。
逆に慰謝料をもらわないとな。」

「なにを、、」

「アリーナを継がせたらいいではないか。貴方のお気に入りなのだから、そばに置いたらいいだろ?
それに、子供の父親を探さないと、、」

「それは、、、」

「では、公爵。、貴方の息子さんマロンと嫁のカンナを我が国で、私の側近として働いてもらうぞ。良いな。」

「はい。よろしくお願いします。」

「業務提携として、我が国にアクセサリーを販売してほしい。
工場も作ってほしいのだが、それをマロンとカンナに任せてよいか?」

「ありがたいお話ありがとうございます。よろしくお願いします。」 

「原石は?」とムールナイト公爵が、聞いた。

「原石は、我が国にある鉱山で、やってほしいのだ。我が国の加工技術は、少し乏しいんだ、、掘る方は、たくさん掘れる。」

「マロン。よろしく。帰りに工場に寄って行きな。
そこから技術指導者を何名か連れて行けばいい。
それに、みんな心配してたから、顔を出してやって、、、」

「「はい。」」

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