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1章

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「や、優しくして下さい…ね?」

「分かった」

ルディさんは小さく笑い、わしゃわしゃと僕の頭を撫でた。額や頬にちゅっ、ちゅっ、とキスをされる。

その間にも薬を盛られたであろう体は徐々に熱くなっていった。

薬を使うなんてずるい、とも思ったが、エルフの僕の人権を無視して無理やり襲ってこなかっただけマシだと思った。

昨日は何もされなかったけど、きっと我慢していたんだろうなぁ。

ルディさんは僕の上半身のラインを辿るように指でなぞり、太ももに軽く触れるように優しく撫でる。慣れてる動きだ、と思った。

それは僕にとっては好都合で、どうせするなら慣れている人で気持ちいい方がいい。

「…ひゃんっ!」

そんなことを考えていると、突然耳を甘噛みされ変な声が出た。

他の人とは違う、尖った耳を舌でなぞられ、耳や顔が熱くなっていくのを感じる。

「やっぱりエルフはここ、弱いんだな」

そう言ってルディさんは楽しそうに笑った。
他のエルフがどうなのかは僕は知らないが、自分は耳が敏感で触られたり息を吹きかけられたりすると気持ちよくなってしまう。

子供が玩具で遊ぶように指で、舌で、耳を弄ばれ、はぁはぁと熱い息を乱して耐える。

たったそれだけで僕の下半身のそれは熱く固くなっていた。

ようやく耳への刺激に飽きたのかルディさんは耳から口を離す。少しほっとした。

それから僕の服を脱がしにかかり、一糸纏わぬ姿にされベッドに押し倒された。

ルディさんは確かめるように僕の体を手で撫でていく。

「細いな。エルフは小食らしいけどちゃんと食ってるのか?」

「この国の人たちが大食らいなだけですよ…」

体を撫でる手が徐々に下へ下へと降りていき、やがて小さく存在を主張するそれへと辿り着く。

「もう勃ってるぜ、期待してるのか?ちゃんと気持ちよくしてやるから安心しろ」

「んっ…」

それを軽く指で弾かれ声が漏れた。
媚薬のせいで敏感になってるんだ。

人差し指と親指で輪を作り僕のそれにはめると、ゆるゆると扱いて刺激し始めた。

「ぁ…んっ、ん…」

もどかしいような刺激に体をよじる。
焦れったくなってもっと快感が欲しくて、少し躊躇したが手を自分の胸へ持ってきて指でピンと勃った乳首に触れた。

それに気付いたルディさんはにやりと笑う。

「こっちもイイのか?」

ルディさんはもう片方の手でローションを僕の胸に垂らすと、指先でローションを塗りたくるように塗り広げる。

期待して勃っている僕の乳首に触れると、優しく円を描くようにくにくにと弄り始めた。

「あっ、❤︎ぁっ、ん…、きもちい…❤︎」

一人でする時はいつもここを触っている。
エルフの国にいる時に性教育と称してずいぶんと気持ちよくなるように教育してもらった。

それまで優しくされていたがら不意に強めにぬるぬるの乳首を指でつまみ上げ、ぐに、と押し潰される。

「んんっ❤︎はぁ、あっん…❤︎」

弱い刺激しか与えられない下半身のそれよりも乳首の方に意識が集中していた。

かと思えば、突然それを強く握りしめられごしごしと力強く擦られて腰が浮いた。

「あっ、あっぁ❤︎」

乳首とそれと同時に攻められて気持ちいい。
いつのまにかそっちにはローションは垂らしていないのに、先っぽから溢れるぬるぬるでにちゃにちゃと卑猥な音を立てていた。

愛撫もそこそこに、ルディさんは僕の足を持ち上げると後孔にローションを垂らす。

ぬるぬると指でそれを塗り広げ、やがてぬぷ、と指で肉を割り開かれ僕より太いゴツゴツした指が僕の中にゆっくりと侵入してきた。

それに合わせて深く息を吐く。
いつしてもそっちへの刺激は緊張する。
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