どーも、反逆のオッサンです

わか

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シーワーズ帝国復讐編

第55話 どーも、ざまぁです

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前書き

※今回の話は、残虐なシーンが多く含まれます。
苦手な方は、次の話をお待ちください。

前回のあらすじ

主人公 聖剣使いを軽くひねる


本文


どーも、聖剣使いの帝国最強騎士と戦ったオッサンです。
正直、ウェストの方が遥かに強かった。アレスは、剣の性能だけに頼っただけのボンクラ。腕を切り飛ばしたが、泣き喚くからうるさい。うるさいから、止血の為に治癒ヒールをかけたが、まだ地面の上で転がり回っている。あーあ、街がぐちゃぐちゃじゃん。

「ケンさん!無事ですか!?」

「ユリさん、俺は大丈夫。聖剣使いのアレスは大したことなかったよ。それにさっき、残りの聖剣の魔力暴走で騎士団は壊滅」

「そうですか...聖剣使いが大したことがないと言えるのはケンさんだけですよ。それはそうと、ケンさん、モイラに何をしたんですか?うらやま...コホン。濡らすほどのプレイを強要されたと言っていましたが?」

「あ、忘れてた。確かに命令したが、プレイではない。勘違いしないでくれ!俺にそんな趣味はない」

「強要するなら私にしてください!ずるい!私もケンさんに漏らされたい!」

「待て待て待て、何を言っているんだよ!女性がそんなはしたない言葉を言うもんじゃない」

「私は、ケンさんに何をされても喜ぶ女です!むしろ早く襲って!」

間合い詰めるユリさん、後ずさる俺。

「しくしくしく、私、もうお嫁にいけない体にされちゃった。ケン様に責任取ってもらわないと...」

「うおおおおい!モイラちゃん!?なに...うげぇ」

ユリさんに胸ぐらを掴まれて首を絞められる。

「この浮気者!あんなちんちくりんの何処がいいのですか!?」

「ユリ様ひどいっ!!」

姫さま一行が集まるまでやり取りは続いた。BGNは、アレスの泣き喚く声。シュールすぎるだろ!

「げほっ、ゴホッ。酷い目にあった...とりあえず、全員無事で何よりだよ」

全員から冷たい目で見られる俺。仕方ないじゃん!あの時、モイラちゃんが邪魔だったんだよ。それに何とかすると思ってたし!

「ケンさん、この男をどうするつもりですか?わざわざ生かしているなんて、何を考えているのですか?」

「俺とユリさんの目標は達成されたし、あとは姫さまたちに任せようと思う。そんでコイツには、奴隷契約してから宝物庫に案内してもらおうかな。何か役に立つだろうし、最悪壁代わりにすればいい」

ユリさんはマジックバックから、奴隷商人が持っていた首輪を取り出しアレスに嵌める。

「あなたの名前は死ぬまでカスよ。さっさと歩きなさいカス」

アレスからカスに名前が変わり、奴隷の主人はユリさんはカスに命令をする。

「ぷふっ、哀れなカス...ユリ様?私たちにこのカスを蹴らせてもらえないでしょうか」

「ええ、構わないわ。好きにしなさい。メイドたちの分までしっかり痛めつけなさい」

「感謝いたします。ユリ様」

アルテさんが返事をすると、集団リンチが始まる。罵詈雑言、蹴る、踏みつける。相当、鬱憤が溜まっていたのだろう。仕舞いには、治癒ヒールをかけ回復させ、またリンチする。その繰り返し。泣き喚くことすらしなくなったカスことアレス。見るも無惨な光景に俺は目を逸らし、王城を見つめる。数人の騎士が見えるが、武器を地面に置き抵抗の意思がないとばかりに手を上げている。

「そろそろいくよ。あーあ、顔面が酷いことになっているじゃんか。ちゃんと生かしておいてよ」

治癒ヒール

「カス、感謝しなさい。ケンさんが治してくれたわ」

「あいぐぃおどぉごがいじゃず」

うわー、歯がボロボロになって何言っているのか分からん。女って容赦ねーな。怖い、怖い。

「それじゃあ、案内して。カスを先頭にして進もう」

ユリさんがカスに命令し、王城を案内役兼壁役として先導させる。先導しているアレスを見て、騎士や兵士は怯え跪く。姫さまたちは、王城にいる騎士や兵に恨みがあると思うから好きにさせる。想像を絶することが起きたことは言うまでもない。悲鳴で木霊する王城。

「うん?ここは?姫さま、分かる?」

「ここは、妃たちが暮らしている後宮に繋がる扉ですね。私の産みの母もいますが...ふふふふ。ざまぁですね」

「私たちを家畜のように扱っていた妃たちに復讐出来るなんて、気分が上がるわ」

姫さまにケイアさんが顔を歪めて、残虐な笑みを浮かべている。俺とユリさんは、扉の前で待って姫さまたちだけ突入する。待つこと1時間、スッキリした顔で出てくる姫さま一行...なんかマジックバックを持っている。

「ケン様、ユリ様、こちらをお納めください」

マジックバックに手を入れて...

「うん?白金貨?」

「はい、数千枚ありましたので回収致しました。これで、当分豊かに暮らせます。あとは、家具などを徴収しました」

扉の隙間から血の匂いが漏れ出ている。声が聞こえないということは、おそらく抹殺したんだろう。ここまでくると性格が変わったのでは?と思うほどだ。

「カス、次は帝王のところまで行きなさい」

「姫さま、王族専用通路とか隠し通路はないよね?」

「私が知る限りではないはずです。ただ広くて豪華に着飾っているだけです」

「そうなのですか?カス」

頷くアレス。アレスの先導についていく。本当に広いなここは。王座の間に着くまで結構歩いたぞ?それに仰々しい扉だなー。初代帝王のセンスは、成金みたいで笑える。

さあ、これでこの戦いに決着がつくな。



後書き、
次回 帝王
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