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シーワーズ帝国復讐編
第39話 どーも、警告です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 ドラゴンを倒す
本文
どーも、ドラゴンを討伐したオッサンです。
どうやら俺の仮説は当たっていたようだ。スマホでちらっと確認したが、俺とユリさんはLV75に。それに合わせてHPとMPも上がっていた。
鑑定結果:
◆名前 ユリ
◆種族 エルフ
◆性別 女
◆年齢 19
◆Lv 55→75
◆HP 1100→1500
◆MP 2750→3750
◆スキル
生活魔法 精霊魔法(水・風) 身体能力向上 隠密 索敵 弓使い 治癒 細剣使い 自己治癒向上 龍眼化 血の乱舞 魔力障壁 集中力向上 空歩 魔力付与 魔力操作 NEW→集中力向上 魔力強化
鑑定結果:
◆名前 タダノ ケン
◆種族 人間
◆性別 男
◆年齢 31
◆Lv 55→75
◆HP 2750→3750
◆MP 1500→2000
◆スキル
生活魔法 身体能力向上 隠密 索敵 治癒ヒール 乱れ切り 豪剣使い 死の舞踊 自己治癒向上 魔法強化 見切り 魔力障壁 魔力操作 NEW→魔力解放 一中必殺
ふぅー、ここまで来れば大丈夫だろう。
帝国軍からだいぶ離れたところでスキルの効果が切れて、走る気力が湧かねーわ。
「さすがに疲れた。帝国軍から離れたし、ゆっくり歩こう?」
「ふふ、そうですね。日も落ちて真っ暗ですしね」
「もう夜か...腹減ったなー。今日は寝ずに孤児院の廃墟だっけ?そこまで辿り着きたいね」
「私も、お腹空きました…安全な場所でゆっくりしたいです」
「作り置きの料理は、ほとんど姫さまたちに渡したからなー。干し肉とパンぐらいしかない。ないよりマシかな」
干し肉を齧りながら歩みを止めず先に進む。城壁に火が灯っているから迷わず行ける。
「姫さまたちがいる孤児院を探すのに手間がかかりそうだな。赤い布の識別が出来ればいいが、はぁー。道行く人に孤児院の廃墟どこですかって聞き回るのは怪しし、地道に探すか」
「今は戦時中ですからね。門が閉まっていたらどうしましょう」
「それなー。姫さまたちはどうやって門を潜ったのやら。こればっかりは見てからの判断になるな」
「こうやって2人で歩くのが久しぶりな気がします。最近は、姫たちと一緒でしたから。そういえば、追放された姫は、もう姫ではないのでセレネさんと呼んでもいいのでしょうか?」
「どうだろうね。この辺りでセレネって言ったら不味いだろうし。城壁の中の街では、呼び方変えないといけないと思う」
「やはりそうなりますか...セレネさんも複雑な心境でしょう。帝王の目論みは、私たちによって潰えました。残るは帝国にざまぁするだけですね」
姫さまの目は憎意に満ちていた。戦闘メイドの三姉妹を殺され更に憎しみが膨れ上がっているだろし。どうやって復讐するか見ものだな。
「そろそろ、城壁の門が見えてくるはず。スマホで確認してみるわ」
スマホのカメラ機能を使って確認をする。ズーム...門は空いているけど門兵がいるみたい。
「ユリさん、門は封鎖されていなかったけど兵はいるみたい。どうする?」
「ケンさん、ケンさん。あの木の付近に、馬があります!もしかしたら姫さまたちが乗った馬ではないですか?」
「よく見えるね?ちょい待ち、俺もスマホで確認するから」
どれどれ?確かに木に4頭繋がれているな。あそこから歩いて城壁の中に入ったのか?
「龍眼化を試してみたら、暗闇の中でもしっかり見えました!何度も戦闘を重ねて少しの間ですが、龍眼化が出来るようになったみたいですね」
碧眼だったのが血の様に真っ赤で瞳孔が金になっているユリさんが俺の方に顔を向ける。その瞬間、背筋がゾクリとして、弾かれたように俺はユリさんから距離をとる。
「神龍か?」
「ええ、そうよ?よくわかったわね」
ここで騒ぎを起こしたら面倒なことになる。神龍の出方を伺うしかあるまい。
「その研ぎ澄まされた殺気、忘れもしねーよ。テメェ何しにきた?」
「あら、貴方こそ、その殺気尋常じゃないわよ?私のお気に入りのユリちゃんが成長してくれたおかげで少しの間、乗り移れるようになったの。前回とは別でユリちゃんの意識はないわ」
俺は、その場に座り神龍にも座るよう手で指示する。それに従い神龍は地面に座り俺と向き合う。
「それで?さっきも聞いたが何しにきた?」
「警告に来たのよ。私たちの身体の一部を使った剣がこの都市にありそうなの」
「はあ?何でそんな事がわかるんだよ」
「私たちの魔力の波長があったの。たぶん、勇者が使っていた聖剣のことだと思うのだけど…正直あまり詳し事が分かってないのよ」
「ふーん、それで?その剣がどうした?」
「その剣は私たちの意志を込めている身体の一部とは違うの。たぶん、神との闘いで落ちた爪か鱗だと思うわ。だから、変に混じり合った魔力になってて私たちにもどんな効果があるか分からない。だから、警告。微量だけど私たちの魔力が込められている武器自体強力で危険なの。気をつけて、ケンさん」
「それだけか?そのためだけに来たのか?」
「もちろん、剣だけではないわ。この目、貴方も欲しくないかしら?」
「いらん、血の契約だけで充分だろ?それに、ミノスの時に反応しなかったし...お前の旦那寝てんのか?」
「これから先、必ず必要になってくるわよ。龍眼化には、様々な効果があるのは戦闘したケンさんなら分かるのでは?旦那は元気に貴方たちのこと見守っているから安心して」
「動体視力の向上、暗視、空間認識、透明化の看破とかなら思いつくが、あとは知らん。おい、元気に見守っているなら力を貸せよ。死にかけたんだぞ、契約者の意向を無視するなよ」
「他の効果もあるわ、魔力看破とかね。あの人、私と違って敢えてケンさんに力を渡してない節があるのよ。豪剣使いなら、そのぐらいの危機乗り越えてみせろとか言っていたわ」
「くそっ、あの野郎...まぁいい、龍眼化の代償は何だ?」
「ふふふ、その気になってくれたのかしら?」
「制約がないなら貰ってもいいかなぐらいに思っている。代償があるなら要らない」
「制約はないとは言い切れないわ。貴方の身体または脳が追いつかなくて血管が破裂する場合があるの。長時間使用した場合だけどね」
「おいおい、今ユリさんの身体に乗っ取っているお前ヤバくない。ユリさんの目、大丈夫かよ」
「この子の目は大丈夫よ。エルフしかもハイエルフの血が濃くてかなり優れた目を持っているわ。ケンさんもこの子の血を飲まされて少しずつだけど、龍眼化の負荷に耐えられるようになっているのよ。あっ、ユリちゃんが一番望んでいる、ケンさんの寿命については旦那が何とかするそうよ。もちろん、ユリちゃんの血も有効的よ」
「情報量が多い。とりあえず分かった。それで龍眼化にどうやってなるんだ?」
「貴方ならそのうち使えるようになるわ。手っ取り早いのは契約した旦那が乗り移ることと目をくり抜いて強制的に龍眼化した目にすることだけどね」
使えねー、お前の旦那、ただ見ているだけだろ?
「そろそろ時間だわ。ユリちゃんによろしく伝えといてね!バイバイ」
「あれ?私、なんで座っているのですか?」
「ユリさんおかえり、神龍に乗っ取られていたよ」
「ええええ、勝手に...ケンさん何かされましたか?」
「今回は警告と龍眼化について話されただけ。とりあえずあの門を抜ける方法を見つけた、兵士の格好でついて来て」
俺たちは馬をつれて門のまで着く。
「お前たち、兵士か。どうした馬を連れてきて」
「何者かに我が軍の馬を奪っていったところに上官に命じられ追跡しておりました」
「その証拠となるものはあるか?」
「信用できないのは当たり前ですよね。それなら、この国のため、忠義があると証明するために左目をから抜きます」
うっ、うあああ、痛い痛い。目の奥から再構築させるように再生が始まっている。
「これが忠義の印だっ!足りないか?」
「いや、じゅ、充分だ。馬はこちらで預かる。お前は、その目を治療しろよ?その忠義見事であった」
無事?門を潜り抜けた俺とユリさん。
パシィイイン
背中を思いっきり叩かれ態勢を崩す俺。
「ちゃんと理由があるんだ!聞いてくれユリさん!」
「なんですか!?納得出来ることでしょうね?」
「神龍に言われたんだよ、目を抜き取れば龍眼化した目になるって...門を抜けるために強引に押し通るために必要だったんだ」
「それは、本当なのですか?見せて下さい!」
ユリさんに顔を手で挟まれ目を覗き込まれる。血の様に真っ赤で瞳孔が金になっているはず!
「どう?ちゃんと龍眼になってる?」
「赤というより黒に瞳孔が金です。これは、龍眼なのですか?」
しっかり確認するために人がいない路地に入り、スマホで確認する。
鑑定結果:神龍眼
「はあ?なにこれ…くそっ、神龍に騙された!」
「龍眼の先にある目というわけでは?」
「分からない。とりあえずガンツの店にあった眼帯をしておくよ。ユリさん心配かけて悪かった。でもユリさんの驚きも必要だったんだ、勢いで誤魔化すためには」
「目が無事なら何も言いません。その代わり、抜き取った目をください。いつでも治せるように保存しておきます」
「えっ。治せるの?なら…この神龍眼をぬきと...」
「今は無理です。高位の治癒魔法でしか繊細な目を治す事が出来ません」
あ、はい。そうだよねー。目に違和感あるし、慣れるまで時間がかかりそうだ。
後書き
次回 合流
前回のあらすじ
主人公 ドラゴンを倒す
本文
どーも、ドラゴンを討伐したオッサンです。
どうやら俺の仮説は当たっていたようだ。スマホでちらっと確認したが、俺とユリさんはLV75に。それに合わせてHPとMPも上がっていた。
鑑定結果:
◆名前 ユリ
◆種族 エルフ
◆性別 女
◆年齢 19
◆Lv 55→75
◆HP 1100→1500
◆MP 2750→3750
◆スキル
生活魔法 精霊魔法(水・風) 身体能力向上 隠密 索敵 弓使い 治癒 細剣使い 自己治癒向上 龍眼化 血の乱舞 魔力障壁 集中力向上 空歩 魔力付与 魔力操作 NEW→集中力向上 魔力強化
鑑定結果:
◆名前 タダノ ケン
◆種族 人間
◆性別 男
◆年齢 31
◆Lv 55→75
◆HP 2750→3750
◆MP 1500→2000
◆スキル
生活魔法 身体能力向上 隠密 索敵 治癒ヒール 乱れ切り 豪剣使い 死の舞踊 自己治癒向上 魔法強化 見切り 魔力障壁 魔力操作 NEW→魔力解放 一中必殺
ふぅー、ここまで来れば大丈夫だろう。
帝国軍からだいぶ離れたところでスキルの効果が切れて、走る気力が湧かねーわ。
「さすがに疲れた。帝国軍から離れたし、ゆっくり歩こう?」
「ふふ、そうですね。日も落ちて真っ暗ですしね」
「もう夜か...腹減ったなー。今日は寝ずに孤児院の廃墟だっけ?そこまで辿り着きたいね」
「私も、お腹空きました…安全な場所でゆっくりしたいです」
「作り置きの料理は、ほとんど姫さまたちに渡したからなー。干し肉とパンぐらいしかない。ないよりマシかな」
干し肉を齧りながら歩みを止めず先に進む。城壁に火が灯っているから迷わず行ける。
「姫さまたちがいる孤児院を探すのに手間がかかりそうだな。赤い布の識別が出来ればいいが、はぁー。道行く人に孤児院の廃墟どこですかって聞き回るのは怪しし、地道に探すか」
「今は戦時中ですからね。門が閉まっていたらどうしましょう」
「それなー。姫さまたちはどうやって門を潜ったのやら。こればっかりは見てからの判断になるな」
「こうやって2人で歩くのが久しぶりな気がします。最近は、姫たちと一緒でしたから。そういえば、追放された姫は、もう姫ではないのでセレネさんと呼んでもいいのでしょうか?」
「どうだろうね。この辺りでセレネって言ったら不味いだろうし。城壁の中の街では、呼び方変えないといけないと思う」
「やはりそうなりますか...セレネさんも複雑な心境でしょう。帝王の目論みは、私たちによって潰えました。残るは帝国にざまぁするだけですね」
姫さまの目は憎意に満ちていた。戦闘メイドの三姉妹を殺され更に憎しみが膨れ上がっているだろし。どうやって復讐するか見ものだな。
「そろそろ、城壁の門が見えてくるはず。スマホで確認してみるわ」
スマホのカメラ機能を使って確認をする。ズーム...門は空いているけど門兵がいるみたい。
「ユリさん、門は封鎖されていなかったけど兵はいるみたい。どうする?」
「ケンさん、ケンさん。あの木の付近に、馬があります!もしかしたら姫さまたちが乗った馬ではないですか?」
「よく見えるね?ちょい待ち、俺もスマホで確認するから」
どれどれ?確かに木に4頭繋がれているな。あそこから歩いて城壁の中に入ったのか?
「龍眼化を試してみたら、暗闇の中でもしっかり見えました!何度も戦闘を重ねて少しの間ですが、龍眼化が出来るようになったみたいですね」
碧眼だったのが血の様に真っ赤で瞳孔が金になっているユリさんが俺の方に顔を向ける。その瞬間、背筋がゾクリとして、弾かれたように俺はユリさんから距離をとる。
「神龍か?」
「ええ、そうよ?よくわかったわね」
ここで騒ぎを起こしたら面倒なことになる。神龍の出方を伺うしかあるまい。
「その研ぎ澄まされた殺気、忘れもしねーよ。テメェ何しにきた?」
「あら、貴方こそ、その殺気尋常じゃないわよ?私のお気に入りのユリちゃんが成長してくれたおかげで少しの間、乗り移れるようになったの。前回とは別でユリちゃんの意識はないわ」
俺は、その場に座り神龍にも座るよう手で指示する。それに従い神龍は地面に座り俺と向き合う。
「それで?さっきも聞いたが何しにきた?」
「警告に来たのよ。私たちの身体の一部を使った剣がこの都市にありそうなの」
「はあ?何でそんな事がわかるんだよ」
「私たちの魔力の波長があったの。たぶん、勇者が使っていた聖剣のことだと思うのだけど…正直あまり詳し事が分かってないのよ」
「ふーん、それで?その剣がどうした?」
「その剣は私たちの意志を込めている身体の一部とは違うの。たぶん、神との闘いで落ちた爪か鱗だと思うわ。だから、変に混じり合った魔力になってて私たちにもどんな効果があるか分からない。だから、警告。微量だけど私たちの魔力が込められている武器自体強力で危険なの。気をつけて、ケンさん」
「それだけか?そのためだけに来たのか?」
「もちろん、剣だけではないわ。この目、貴方も欲しくないかしら?」
「いらん、血の契約だけで充分だろ?それに、ミノスの時に反応しなかったし...お前の旦那寝てんのか?」
「これから先、必ず必要になってくるわよ。龍眼化には、様々な効果があるのは戦闘したケンさんなら分かるのでは?旦那は元気に貴方たちのこと見守っているから安心して」
「動体視力の向上、暗視、空間認識、透明化の看破とかなら思いつくが、あとは知らん。おい、元気に見守っているなら力を貸せよ。死にかけたんだぞ、契約者の意向を無視するなよ」
「他の効果もあるわ、魔力看破とかね。あの人、私と違って敢えてケンさんに力を渡してない節があるのよ。豪剣使いなら、そのぐらいの危機乗り越えてみせろとか言っていたわ」
「くそっ、あの野郎...まぁいい、龍眼化の代償は何だ?」
「ふふふ、その気になってくれたのかしら?」
「制約がないなら貰ってもいいかなぐらいに思っている。代償があるなら要らない」
「制約はないとは言い切れないわ。貴方の身体または脳が追いつかなくて血管が破裂する場合があるの。長時間使用した場合だけどね」
「おいおい、今ユリさんの身体に乗っ取っているお前ヤバくない。ユリさんの目、大丈夫かよ」
「この子の目は大丈夫よ。エルフしかもハイエルフの血が濃くてかなり優れた目を持っているわ。ケンさんもこの子の血を飲まされて少しずつだけど、龍眼化の負荷に耐えられるようになっているのよ。あっ、ユリちゃんが一番望んでいる、ケンさんの寿命については旦那が何とかするそうよ。もちろん、ユリちゃんの血も有効的よ」
「情報量が多い。とりあえず分かった。それで龍眼化にどうやってなるんだ?」
「貴方ならそのうち使えるようになるわ。手っ取り早いのは契約した旦那が乗り移ることと目をくり抜いて強制的に龍眼化した目にすることだけどね」
使えねー、お前の旦那、ただ見ているだけだろ?
「そろそろ時間だわ。ユリちゃんによろしく伝えといてね!バイバイ」
「あれ?私、なんで座っているのですか?」
「ユリさんおかえり、神龍に乗っ取られていたよ」
「ええええ、勝手に...ケンさん何かされましたか?」
「今回は警告と龍眼化について話されただけ。とりあえずあの門を抜ける方法を見つけた、兵士の格好でついて来て」
俺たちは馬をつれて門のまで着く。
「お前たち、兵士か。どうした馬を連れてきて」
「何者かに我が軍の馬を奪っていったところに上官に命じられ追跡しておりました」
「その証拠となるものはあるか?」
「信用できないのは当たり前ですよね。それなら、この国のため、忠義があると証明するために左目をから抜きます」
うっ、うあああ、痛い痛い。目の奥から再構築させるように再生が始まっている。
「これが忠義の印だっ!足りないか?」
「いや、じゅ、充分だ。馬はこちらで預かる。お前は、その目を治療しろよ?その忠義見事であった」
無事?門を潜り抜けた俺とユリさん。
パシィイイン
背中を思いっきり叩かれ態勢を崩す俺。
「ちゃんと理由があるんだ!聞いてくれユリさん!」
「なんですか!?納得出来ることでしょうね?」
「神龍に言われたんだよ、目を抜き取れば龍眼化した目になるって...門を抜けるために強引に押し通るために必要だったんだ」
「それは、本当なのですか?見せて下さい!」
ユリさんに顔を手で挟まれ目を覗き込まれる。血の様に真っ赤で瞳孔が金になっているはず!
「どう?ちゃんと龍眼になってる?」
「赤というより黒に瞳孔が金です。これは、龍眼なのですか?」
しっかり確認するために人がいない路地に入り、スマホで確認する。
鑑定結果:神龍眼
「はあ?なにこれ…くそっ、神龍に騙された!」
「龍眼の先にある目というわけでは?」
「分からない。とりあえずガンツの店にあった眼帯をしておくよ。ユリさん心配かけて悪かった。でもユリさんの驚きも必要だったんだ、勢いで誤魔化すためには」
「目が無事なら何も言いません。その代わり、抜き取った目をください。いつでも治せるように保存しておきます」
「えっ。治せるの?なら…この神龍眼をぬきと...」
「今は無理です。高位の治癒魔法でしか繊細な目を治す事が出来ません」
あ、はい。そうだよねー。目に違和感あるし、慣れるまで時間がかかりそうだ。
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