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シーワーズ帝国復讐編
第37話 どーも、直感です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 ドラゴンゾンビから逃げる
本文
どーも、ドラゴンゾンビから全力で逃げているオッサンです。
マジで、今の状況、意味分かんねぇよ!なんでアンデットたちが崩れ倒れていくわけ?ドラゴンゾンビは、発光してたし…ほらね?意味分かんねぇよな?力溜めているのか知らんが俺の直感が言ってんだよ。アレはヤバいってさ。ドラゴンゾンビからかなり距離を取ったが、それでもまだ足りない気がする。
「ケンさん、姫たちが見えました。どうしますか?」
ユリさんのこの聞き方は、見捨てるのか見捨てないのかの二択だろうね。
「ここまで来たらついでに拾っていく!アイツらまだあんな所に居たのかよ」
「あれは、兵士の鎧に着替えたから時間がかかったのでは?」
そうだった、兵士の鎧セットを渡していたな。すっかり忘れていたわ。
俺たちが近づくことを察知したのか、武器を構え警戒する。隠密スキルで気配を消しているから、俺らのこと認識していないんだな。
「やっ!俺だよ、今すぐ武器をしまって進路を少し変えよう!」
「えっ?ケン様にユリ様!?ど、どういうことですか?」
「説明は走りながらするから、とりあえずこの進路はマズい気がする」
帝国の方角に走っているが、少し遠回りをする。
「ドラゴンゾンビは、どうなったのー?」
元気発剌な可愛い女騎士のモイラちゃん、実はあざとく演技しているのでは?と思わなくもない仕草で聞いてくる。
「ドラゴンゾンビの身体が光り出したのと同時にアンデットたちが崩れ倒れていった。絶対何かあると思うだろ?だから、逃げてんの!」
「えええ!それって、アンデットの力を吸い取ってるんじゃない?」
この子、頭の回転早いよね。意外と周りをよく見てよく気づく子だと俺は思っている。
「たぶんね!断定は出来ないけど、ロクでもないことが起きそうな気がする」
この辺りのアンデットも崩れ倒れているし…うわっ、前に見えて来たのは帝国軍じゃん!
「このまま突っ込んだら集団で襲われちゃうよー」
見れば分かるわ!くそっ、アンデットが邪魔で走りづらい。横にズレて逃げるしかない。
「おそらく私たちが見えるということは、相手も見えていると考えて行動した方が良さそうですね」
俺とユリさんは、マジックバックから兜だけ取り出し被る。軍から避けるように走る。
「ケン殿、軍から数人こちらに向かって来ているのが見えます」
「何で向かって来ている?馬か?」
「はい、馬のようです」
「みんな騎乗経験あるの?」
「私も含めてここにいる全員騎乗経験はあります」
「ユリさんも?」
「はい、ありますよ」
俺は走るのをやめて、立ち止まる。そして提案をする。兜の中の顔は、ゲスの顔。
「せっかく向こうから移動手段を持ってきてくれたんだ。話し合いして、譲ってもらおうじゃないの!」
「姫さま、この男、堂々と嘘を言っております」
アルテさん、こんな時に真理の目を発動させないで?
俺とユリさんは兵士の鎧を身につけて、乗馬している騎士がやってくる。その数は5人。
「貴様たちそこで何をやっている!」
俺が代表して、騎士の対応を行う。ハルバードを構え、馬の一頭の首を刎ねる。
「き、きさ…」
騎乗していた騎士は落馬し、ハルバードの餌食となる。そのあとはユリさんの独壇場。弓を射って騎士を次々葬る。
「よっしゃ!さあ、早くみんな馬に乗って!俺は乗れないから先に逃げて」
馬に2人乗っても1人余る。何かあっても対応できる俺が残っていた方が良いだろう。
「ケンさんが残るなら私も残ります。姫様たちは弓の矢が届かない範囲で逃げてください」
「分かりました!私たちがもし城壁の中に入って身を隠すなら、孤児院の廃墟の地下にいると思います。目印に赤い布を建物に飾っておきます!」
先程渡したマジックバックの中身には食糧、武器、金貨が入っている。なんとか持ち堪えられると判断したんだな。
「了解、またそこで会おう」
騎乗して去っていく姫さま一行。俺たちは何度も姫さまたちを送り出しているような気がする。
「この辺りならドラゴンゾンビの影響下ではないはず。ユリさん、残ってくれてありがとう」
「ふふ、当たり前です。私は貴方の側に常に居ますよ」
さて、また難所だな。前方には帝国騎士、先程落馬した騎士のことを見ていたに違いない。
「相手さんはどう思うかな?兵士による反乱とみるか、アンデットの兵士に殺されたとみるか…」
「どちらも考慮して、被害が拡大するのを抑えて少数人しか来ないと思います。それか、隠密能力に長けている者を送り出す、または弓兵による遠距離からの攻撃ですね」
「相手さんが取る最悪な手は、大人数で攻めることだよね。よっぽどのバカじゃなければやらないはず」
「分かりませんよ?帝国軍は、ドラゴンゾンビの存在をまだ知らないはずです。前進すると共に私たちに向かってくるかもしれません」
どのみち、戦闘は避けられないってことだな。念のため矢よけのネックレスを装着しておく。ユリさんの矢ですら弾く素晴らしい魔法の道具。
「ユリさん、帝国軍が前進し始めたよ。スマホで確認したら数万人は確実にいる。俺たちと同じ格好の兵士もいるし、紛れ込むってのもありだけどさ、また俺の直感が言っているよ、逃げろって…」
ほんの僅かに大地が揺れた気がした。それは帝国軍が進軍を始めたからなのかドラゴンゾンビが近づいて来たのか分からない。
直感に従いこの場から離脱する。今日は、走っている時間の方が多いのは気のせいかな?
後書き
次回 仮説及び討伐
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主人公 ドラゴンゾンビから逃げる
本文
どーも、ドラゴンゾンビから全力で逃げているオッサンです。
マジで、今の状況、意味分かんねぇよ!なんでアンデットたちが崩れ倒れていくわけ?ドラゴンゾンビは、発光してたし…ほらね?意味分かんねぇよな?力溜めているのか知らんが俺の直感が言ってんだよ。アレはヤバいってさ。ドラゴンゾンビからかなり距離を取ったが、それでもまだ足りない気がする。
「ケンさん、姫たちが見えました。どうしますか?」
ユリさんのこの聞き方は、見捨てるのか見捨てないのかの二択だろうね。
「ここまで来たらついでに拾っていく!アイツらまだあんな所に居たのかよ」
「あれは、兵士の鎧に着替えたから時間がかかったのでは?」
そうだった、兵士の鎧セットを渡していたな。すっかり忘れていたわ。
俺たちが近づくことを察知したのか、武器を構え警戒する。隠密スキルで気配を消しているから、俺らのこと認識していないんだな。
「やっ!俺だよ、今すぐ武器をしまって進路を少し変えよう!」
「えっ?ケン様にユリ様!?ど、どういうことですか?」
「説明は走りながらするから、とりあえずこの進路はマズい気がする」
帝国の方角に走っているが、少し遠回りをする。
「ドラゴンゾンビは、どうなったのー?」
元気発剌な可愛い女騎士のモイラちゃん、実はあざとく演技しているのでは?と思わなくもない仕草で聞いてくる。
「ドラゴンゾンビの身体が光り出したのと同時にアンデットたちが崩れ倒れていった。絶対何かあると思うだろ?だから、逃げてんの!」
「えええ!それって、アンデットの力を吸い取ってるんじゃない?」
この子、頭の回転早いよね。意外と周りをよく見てよく気づく子だと俺は思っている。
「たぶんね!断定は出来ないけど、ロクでもないことが起きそうな気がする」
この辺りのアンデットも崩れ倒れているし…うわっ、前に見えて来たのは帝国軍じゃん!
「このまま突っ込んだら集団で襲われちゃうよー」
見れば分かるわ!くそっ、アンデットが邪魔で走りづらい。横にズレて逃げるしかない。
「おそらく私たちが見えるということは、相手も見えていると考えて行動した方が良さそうですね」
俺とユリさんは、マジックバックから兜だけ取り出し被る。軍から避けるように走る。
「ケン殿、軍から数人こちらに向かって来ているのが見えます」
「何で向かって来ている?馬か?」
「はい、馬のようです」
「みんな騎乗経験あるの?」
「私も含めてここにいる全員騎乗経験はあります」
「ユリさんも?」
「はい、ありますよ」
俺は走るのをやめて、立ち止まる。そして提案をする。兜の中の顔は、ゲスの顔。
「せっかく向こうから移動手段を持ってきてくれたんだ。話し合いして、譲ってもらおうじゃないの!」
「姫さま、この男、堂々と嘘を言っております」
アルテさん、こんな時に真理の目を発動させないで?
俺とユリさんは兵士の鎧を身につけて、乗馬している騎士がやってくる。その数は5人。
「貴様たちそこで何をやっている!」
俺が代表して、騎士の対応を行う。ハルバードを構え、馬の一頭の首を刎ねる。
「き、きさ…」
騎乗していた騎士は落馬し、ハルバードの餌食となる。そのあとはユリさんの独壇場。弓を射って騎士を次々葬る。
「よっしゃ!さあ、早くみんな馬に乗って!俺は乗れないから先に逃げて」
馬に2人乗っても1人余る。何かあっても対応できる俺が残っていた方が良いだろう。
「ケンさんが残るなら私も残ります。姫様たちは弓の矢が届かない範囲で逃げてください」
「分かりました!私たちがもし城壁の中に入って身を隠すなら、孤児院の廃墟の地下にいると思います。目印に赤い布を建物に飾っておきます!」
先程渡したマジックバックの中身には食糧、武器、金貨が入っている。なんとか持ち堪えられると判断したんだな。
「了解、またそこで会おう」
騎乗して去っていく姫さま一行。俺たちは何度も姫さまたちを送り出しているような気がする。
「この辺りならドラゴンゾンビの影響下ではないはず。ユリさん、残ってくれてありがとう」
「ふふ、当たり前です。私は貴方の側に常に居ますよ」
さて、また難所だな。前方には帝国騎士、先程落馬した騎士のことを見ていたに違いない。
「相手さんはどう思うかな?兵士による反乱とみるか、アンデットの兵士に殺されたとみるか…」
「どちらも考慮して、被害が拡大するのを抑えて少数人しか来ないと思います。それか、隠密能力に長けている者を送り出す、または弓兵による遠距離からの攻撃ですね」
「相手さんが取る最悪な手は、大人数で攻めることだよね。よっぽどのバカじゃなければやらないはず」
「分かりませんよ?帝国軍は、ドラゴンゾンビの存在をまだ知らないはずです。前進すると共に私たちに向かってくるかもしれません」
どのみち、戦闘は避けられないってことだな。念のため矢よけのネックレスを装着しておく。ユリさんの矢ですら弾く素晴らしい魔法の道具。
「ユリさん、帝国軍が前進し始めたよ。スマホで確認したら数万人は確実にいる。俺たちと同じ格好の兵士もいるし、紛れ込むってのもありだけどさ、また俺の直感が言っているよ、逃げろって…」
ほんの僅かに大地が揺れた気がした。それは帝国軍が進軍を始めたからなのかドラゴンゾンビが近づいて来たのか分からない。
直感に従いこの場から離脱する。今日は、走っている時間の方が多いのは気のせいかな?
後書き
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