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1章

01年目ー5月 08 母さん、事件です!

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魔法、能力を使用する時、レベルにより法令で、使用許可を取らなければならない。
それらの使用に関しての管理、監視は、ギルドに一任されている。

地域に起こる、事件、事故、災害・・・などには、ギルドに属するギルドカードを保有してる者たちは、極力手伝うことをお願いしている。命令ではなく、自己判断でだ。

「どけ!小娘!」
大男は、マナブに向かって言った。
マナブは、その言葉にたいし、睨みかいした。
「小娘ですか~僕は、男です!」
言葉を放った直後に、マナブは大男のふところに目にも止まらない速さで駆け寄り、片腕で大男を押し倒した。

【どかっ!】
「うが~」
そのばに倒れこむ大男、だが、すぐに立ち上がり片手に握っていた鉄パイプかまえ、マナブを睨んだ。
「このクソガキが!」
鉄パイプは、マナブに向かって振り下ろされた。
「あっ~、お兄ちゃん!!」
マナミは、その光景を見てマナブに向けて叫んだ!だが、すでに、遅かった。
マナミの眼前には、鉄パイプの攻撃をかわし、大男のうしろにまわり込み首もとの服を掴み、柔道の首の締め付けの要領で大男を失神させた。
あまりのスピードにマナミは、驚いた。
「終わりました。」
マナミは、マナブに一言
「とどめをささないと。」
困った顔のマナブ
「いや、別にそこまでしなくてもいいですよ。あなたは、鬼ですか~。」
そんなこんなしてると、警察官が駆け付けてきた。
「すみません、いま、とりおさえています。お願いします。」
マナブは、警官に向かい話しかけた。
「あれ、君は、対策局の山井さんの息子さんじゃないか?それにしても見事だね。」
大男は、気を失った状態で警官達に引き渡された。その中の警察官の1人がどうも、マナブと母親のことをどこかで知っていたらしく話してきた。
「ギルドも誰か来るんじゃないですか。今回はスーパーのタイムセールはあきらめますか。」
今日は、いろいろありますね。厄日ですか。とマナブは考えていると、マナミがよってきて話しかけてきた。
「お兄ちゃんどうする?」
先ほど話していた警官がマナブとマナミを見て、驚いていた。
「えっ!双子・・・あっ、娘さんがいるって言っていたな。あっ、そうか~」
マナミは、ニコニコしながら、話した。
「えっ~、そんなに似てますか~嬉しい~!」
おいおい、警官の前でそんなこと言うのですか。あっ~も~マナミさん~妹詐欺氏め!
「あの~おまわりさんスミマセンがその彼女とは、双子の兄妹じゃありません。ただソックリの同級生です。」
警官は、真顔で見つめて、一言
「なにがあったか知らないけど、兄妹ゲンカは、あとあと大人になって後悔するときがあるからね、私もいろいろと後悔するときがあったから、早く仲直りした方がいいよ。人生の先輩からのアドバイスだと思ってくれ。」

あっ、ダメだ~信じてくれない~ ま~ここまで、にていて違いますとなんか言ったら自分でも・・・双子だよねてしか思いますね。納得したくない~。

【カッカッカッ・・・】
モスバーガーのある方角から、ヒールの音を鳴らしながらこちらに駆け寄ってくる者がいた。それを見て一瞬、驚いた顔をして困った顔をするマナブ。

「特殊事例対策局です。あれ、本田巡査と・・・マナブ、どうしたのこんなところに?」
駆け寄って話してきた女性、保険外交員みたいな整った格好、そして、ギルドこと、特殊事例対策局の職員、マナブと名指しができる者・・・

「母さん・・・」
マナブは、その女性に気まずそうに呼んだ。
「マナブなにがあったの?」
話しかけてきた女性は、マナブの母親であった。そして、母親もマナブの気づいてもらいたくないところを気づく。
「お兄ちゃん?」
マナミがマナブに話しかけてきた。
「ま・・・マナブ・・・よね?そちらの彼女?マナブ?えっ・・・ドッペル?お・・お兄ちゃん・・娘・・?私、双子は、生んでない。大学生のバカ娘はいるけど・・・。えっ~と誰?」
ドッペルをまた、聞くとは~マナブも困った顔がさらに延長する。
「これは、山井さん、ごくろさまです。今回は、不審者の取り押さえを息子さんがやってくれまして助かりました。あと、娘さんもケガなどしていませんので大丈夫ですよ。いや~山井さんのお子さん、息子と娘がいると聞いてましたが双子だとは、知りませんでした。似ていますね。」
本田巡査は、ニコニコしながら話し始めた。困惑した顔の母親、困った顔のマナブ、ニコニコ顔のマナミ。

「山井さん今回は、相手側の取調べはこちらでしますのでのちほど連絡します。」
本田巡査は、ほかの警官達の方に向かった。
事件に関しての状況確認および、周辺にいた人達の聞き込み、マナブ、マナミのそのときの状況も話がなんとか終わった。
そして、マナブ達は現場から解放された。

だが、マナブにはやらなければいけないことがまだあった。マナミと母にお互いのことをどう話すかを。

マナミと母親が顔を合わせている。
「川井ゲンジさんの娘さんの川井マナミさんよね。」
マナブは、母親がいきなりマナミに発言した。
マナブは、驚いた。ついでにマナミも驚いた。
「えっ~と、はい、川井マナミです。あの~何でお父さんのこと知ってるのですか?」
母親はニッコリ微笑んだ。
「そうね~まずは、私の自己紹介しておくわね、特殊事例対策局の局員の山井マキです。そして、あなたにソックリなそこにいる息子の母親です。それとあなたのお父さんのことは、今日うちの局に赴任してきた研究調査員の名前と警察の身元確認で確認で聞かれて、まさかと思ってデータベースで確認してわかったの。」
事件である以上、身元確認であるていどうわかってしまった。
「あっ~、そうですか。えっ!お父さんギルドに働くのですか。公務員だから普通に転勤としか聞いてないんですが」
「そうね~、公務員は公務員だけど、こっちの仕事は特殊だから、詳しいことはあまり話せないのよね。」
マナミと母親マキさんが笑みを浮かべながら話をしていた。
マナブは、その2人の話す様子を見て、さらに困った顔していた。
「それにしても、二人ならぶと本当に似てるはね~たしかに双子じゃないと言っても誰も信じないわね。」
マキは、困った笑みを見せながら話した。
「でしょう~えへへ~」
ニコニコするマナミ、そして
「あっ~そうですね~納得できないのですが・・・諦めますか~」
疲れた顔のマナブ
マキは、家に帰るのは遅くなると言って局に戻った。

色々とあったが三ヶ町のエレナで丁度イイ出物があり、なにかしら困った顔をしながら買い物袋を見つめていた。
「予想外のいい物が手に入ったのに今日は、凄く疲れました。」
「えっ、私は楽しかったょ!」
マナミは、マナブに話す。
そして、家に帰ることにした。




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