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1章

01年目ー5月 03 能力者

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「次の授業、能力学だけど、お兄ちゃんは、能力なにかあるの?」
となれなれしく、お兄ちゃんと川井さんは、言ってくる。
「川井さん、その呼び方辞めて下さいょ。はあ~、能力ですか、5元素の小と肉体強化の中ですか。」

この世界では、異世界と呼ばれる別の世界もしくは、宇宙のどこかの星につながる亀裂の穴が時折開くことがある。
亀裂の穴、こっちでは、「ゲート」とみんな読んでいる。ゲートは、多く発生される場所は、その地域いったいが魔力素が多く放出されている。

日本は特にゲートの発生数が多く、そして魔力素も数多い。

そして、ゲートの多く発生する場所には、生まれ持って魔法、超能力を使える者や別の世界から来る者「転移者」、別の世界で死んで記憶と能力もって生まれるもの「転生者」などが多く発生する。

ゲートは、長い時間開いてるわけではない、30秒~2分ぐらいが研究調査でわかり、ゲートの発生予兆も30分前にわかるようになった。

ゲートの多い場所は、「ゲートエリア」と呼ばれ、軍関連、研究機関、それらの専門機関などが多く集まり、非常時に対策および対象、そして研究、調査・・・といろいろとやっている。


「へ~、お兄ちゃん肉体強化使えるんだ~、私は、5元素の小と回復魔法中ができるよ。どこかケガをしてない?治せるよ!」
ほ~回復魔法ですか、それも中ですか、それなら、右腕のところに机の角に当たった時の打身をおねがいしますか、少し痛い感じがあったのでちょうどいいですか。
「それじゃ右腕の打身を見てもらえますか?別にそうたいして痛いわけじゃないです、少し赤くなってるだけですが」
なんかガックリしていた~
「切り傷や骨折でも治せるよ~まあ~いいか~いきます~」
川井さんは、僕の打身のある赤くなってる部分に手をかざし、手のひらから薄い青い光が煙のようににじみ出てきた、あれ?なんか、シップを張ったようにス~ト~何か取れる感じが、ヤバイ気持ちいい~
「こんなものかな?どんな感じかな?見た感じいいんじゃないかと思うんだけど?」
あっ、気持ち良さについつい我を忘れてしまった、不覚でも・・
「かなり、楽になりました、赤身も消えてますね。すごいです。」

「そうかな~えへへ~」
川井さんは照れ笑いしていたが、僕は少し見直した、そしてなんか懐かしい感じもしていた、僕の姉も僕が怪我したときに回復魔法をかけてくれたな~


5元素、それは火、水、風、土、雷をまとめた呼名であり、基礎的に使える魔法である。能力のあるものは、みな最低レベルは、使える。
さらに、上級魔法で、闇系とよばれる精神系魔法、光系の光線系攻撃魔法、空間系の転移魔法、他にもいろいろとある。
基本の5元素を使えるなか、生体系の肉体強化、回復、空間系の亜空間収納ほかいろいろと基本と別に個人で特別に使える能力をギフトもしくは、ユニークスキル呼ばれものがあり
ギフトは、上級魔法に部類わけされるが普通の学習習得では、個人の魔力量、感覚、イメージの仕方ほかいろいろとあり習得が難しい。

魔法や生まれ持って使える能力、超能力など、それらをできるものは、能力者と呼ばれている。

能力を持つものは、国の管理下におき、教育、管理下されている。
特務省 (とくむしょう)が能力関連のことを取り扱う国の機関で、ゲートエリアには、特殊事例対策局があり通称【ギルド】と呼ばれている。
国は、能力者を人的資源と位置づけ、社会保障ほかいろいろと優遇処置をされている。
ただし、個人の能力をマスコミ報道、ネットワークによる情報拡散などは、されないように監視は、されている。
能力者同士の公言公表なら、ある程度は、いい。
能力がまだないものには、公表できるだけしないようにしている。理由として、差別やイジメ、無用なトラブルほかいろいろと・・

学校などは、能力のあるものまだないものをクラスで分けられ、監視されてる。違反行為があれば注意され、さらにひどい場合は、ギルド、警察、軍がそれなりの処置をする、「訓練所送り」が普通である。
国も資源的能力者をつぶすのは、できるだけ避けたいため、さらに厳しい訓練と教育をさせるかたちにしている。

能力者の大半の者は、【訓練所】には、行きたくない。行ったものは、口々に「もう、地獄に行きたくない」とおとなしくなる。
たまに、訓練所にトレーニングジム感覚で行く人もいるが片手で数えられる程度である。自分から進んで行く人は、普通いない。





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