異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい

５章 迷宮編

閑話.エミリークローグの驚愕

　シュウ君と龍が戦っています。
　私たちはボス部屋の隅で動けずにいました。
　以前シュウ君が言ったことを守り、危険の少なそうなところにいます。

　そして一つ、驚いたことがあります。
　私たちがいまここに着た瞬間にシュウ君が神々しく光り始めたんです！

　私はその姿に見とれた、、、、なんて言ってる場合ではないんですけどね。
　そんなこと考えているとシュウ君はステップをした、と思ったらいつの間にか龍を切り付けていました。
　シュウ君が通ったであろうところから衝撃波が来ました。
　とんでもない圧です。
　どんだけ早く走ったんだよ！と荒々しく突っ込みたくなるほどの驚きでした。

　そしてさらにシュウ君は切り付け続け、あたりは血の池になっています。

　シュウ君は魔法が得意で魔力の放出はほぼゼロです。
　ですが今のシュウ君が放出している魔力はその龍が放出しているものとは比にならないぐらい良質で多量です。

　正直今まで話していなかったら私は今のシュウ君をみて本能的に恐怖し逃げていくと思います。

　そしてシュウ君は龍の頭まで登っていき、切り付けました。
　そうしたら龍は白く光りだし消えていきました。

　会ったときから思っていましたが、さらに彼は規格外なんだなと思いました。
　まえからさらに成長していますし・・・・。