35 / 49
5章 迷宮編
31.この迷宮はいつまで続くのか
しおりを挟む
下の階層に降りてきた。
階段を下りた先は赤い通路が伸びていた。
その通路はどこまでも続き、いくら歩いても変わらない光景がそこにあった。
ずっと同じ光景で逆に不安になってくる。
魔物もいなければ罠もなく、仕掛けも何もない。
上層はそれなりにいろいろあったと思うが・・・・。
その空間は真っ赤で目がおかしくなりそうだ。
俺だけでなくほかのメンバーも疲れた表情を浮かべる。
かれこれ3時間は歩いている。
一本道で曲がりくねっているだけだ。
分かれ道すら存在しない。
だから俺らは睡眠をとることにした。
万が一のため魔物除けは忘れない。
そして見張りを交代でやりながら睡眠をとる。
=====
10時間ほど経過、2時間ごと交代したためそれなりに良い睡眠だった。
みんな起きてテントから出る。
そしてまた通路を進む。
やっと1時間ほど歩くとそこには念願の扉があった。
俺らはやっとかと安堵した。
でもその先にはおそらくボスがいるためそれに対する不安も出てきた。
その扉を開けるとそこには広い空間があり、地面一面に草が生えている。
その奥には巨大な狼、フェンリルがいた。
フェンリルといえば、オーディンをも飲み込んだという伝説を残す魔物だ。
フェンリルは俺らに対し威嚇を始める。
フェンリルは光属性だ。
そのため闇属性が有効と見た。
「奴は雷を使った攻撃がメインだ!警戒しながらたたこう!」
指示を出しおれはダッシュする。
フェンリルのほうへかけていき、ノワールエディションを発動。
魔剣は黒いオーラを纏う。
さらに魔力を込めた。
黒に赤が混じり、禍々しい色に変化する。
フェンリルに対して一閃、また一閃と切り付ける。
そのころにはノーラ、エミリーも追いつき剣を構える。
その瞬間フェンリルの咆哮が鳴り響くとともに衝撃波が広がっていく。
俺はその衝撃波を耐えることができたが、ほかのメンバーは壁まで吹き飛ばされた。
「大丈夫か!!」
そう叫ぶとせき込みながら大丈夫という声が聞こえてきた。
俺はフェンリルに対して怒りを覚える。
味方を吹き飛ばしたその北欧狼に
「世の果て,終焉の時がきたり,すべてを飲み込む暗黒よ,彼のものを滅ぼせ終焉の闇!!!」
俺はそう口にする。
階段を下りた先は赤い通路が伸びていた。
その通路はどこまでも続き、いくら歩いても変わらない光景がそこにあった。
ずっと同じ光景で逆に不安になってくる。
魔物もいなければ罠もなく、仕掛けも何もない。
上層はそれなりにいろいろあったと思うが・・・・。
その空間は真っ赤で目がおかしくなりそうだ。
俺だけでなくほかのメンバーも疲れた表情を浮かべる。
かれこれ3時間は歩いている。
一本道で曲がりくねっているだけだ。
分かれ道すら存在しない。
だから俺らは睡眠をとることにした。
万が一のため魔物除けは忘れない。
そして見張りを交代でやりながら睡眠をとる。
=====
10時間ほど経過、2時間ごと交代したためそれなりに良い睡眠だった。
みんな起きてテントから出る。
そしてまた通路を進む。
やっと1時間ほど歩くとそこには念願の扉があった。
俺らはやっとかと安堵した。
でもその先にはおそらくボスがいるためそれに対する不安も出てきた。
その扉を開けるとそこには広い空間があり、地面一面に草が生えている。
その奥には巨大な狼、フェンリルがいた。
フェンリルといえば、オーディンをも飲み込んだという伝説を残す魔物だ。
フェンリルは俺らに対し威嚇を始める。
フェンリルは光属性だ。
そのため闇属性が有効と見た。
「奴は雷を使った攻撃がメインだ!警戒しながらたたこう!」
指示を出しおれはダッシュする。
フェンリルのほうへかけていき、ノワールエディションを発動。
魔剣は黒いオーラを纏う。
さらに魔力を込めた。
黒に赤が混じり、禍々しい色に変化する。
フェンリルに対して一閃、また一閃と切り付ける。
そのころにはノーラ、エミリーも追いつき剣を構える。
その瞬間フェンリルの咆哮が鳴り響くとともに衝撃波が広がっていく。
俺はその衝撃波を耐えることができたが、ほかのメンバーは壁まで吹き飛ばされた。
「大丈夫か!!」
そう叫ぶとせき込みながら大丈夫という声が聞こえてきた。
俺はフェンリルに対して怒りを覚える。
味方を吹き飛ばしたその北欧狼に
「世の果て,終焉の時がきたり,すべてを飲み込む暗黒よ,彼のものを滅ぼせ終焉の闇!!!」
俺はそう口にする。
17
お気に入りに追加
4,187
あなたにおすすめの小説
異世界転生したら何でも出来る天才だった。
桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。
だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。
そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。
===========================
始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
このステータスプレート壊れてないですか?~壊れ数値の万能スキルで自由気ままな異世界生活~
夢幻の翼
ファンタジー
典型的な社畜・ブラックバイトに翻弄される人生を送っていたラノベ好きの男が銀行強盗から女性行員を庇って撃たれた。
男は夢にまで見た異世界転生を果たしたが、ラノベのテンプレである神様からのお告げも貰えない状態に戸惑う。
それでも気を取り直して強く生きようと決めた矢先の事、国の方針により『ステータスプレート』を作成した際に数値異常となり改ざん容疑で捕縛され奴隷へ落とされる事になる。運の悪い男だったがチート能力により移送中に脱走し隣国へと逃れた。
一時は途方にくれた少年だったが神父に言われた『冒険者はステータスに関係なく出来る唯一の職業である』を胸に冒険者を目指す事にした。
持ち前の運の悪さもチート能力で回避し、自分の思う生き方を実現させる社畜転生者と自らも助けられ、少年に思いを寄せる美少女との恋愛、襲い来る盗賊の殲滅、新たな商売の開拓と現実では出来なかった夢を異世界で実現させる自由気ままな異世界生活が始まります。
スキルポイントが無限で全振りしても余るため、他に使ってみます
銀狐
ファンタジー
病気で17歳という若さで亡くなってしまった橘 勇輝。
死んだ際に3つの能力を手に入れ、別の世界に行けることになった。
そこで手に入れた能力でスキルポイントを無限にできる。
そのため、いろいろなスキルをカンストさせてみようと思いました。
※10万文字が超えそうなので、長編にしました。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる