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2章 騎士学校

13.魔族の娘を助けることにしました

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 「まてやぁあああああ」
 そう声を上げる俺ら。
 ほかの3人の顔が真っ青になった。
 それもそうだろう。 根本のステータスが俺らヒューマンより高い傾向にある。
 さらに少女をおそうデカブツは、超強そうだ。
 でも俺は見捨てることはできない。

 「なんだお前らは! この俺様の邪魔をするのか!」
 その野太い声でみんなが震え上がる。
 でも俺は戦う。一人ででも!

 「その女の子をはなせ! その子が何をしたって言うんだ!」
 「お前らには関係ない話だ!」
 しょうじきちびりそうです。
 勘弁してください。
 「そんなことはない! そこに襲われている女の子がいる! 種族なんてどうでもいい!」
 「うるせぇガキだな!俺様の邪魔をする奴は潰す!」
 エミリーたちは逃げようと俺に催促してくる。
 でも俺にそれはできない。襲われている女の子をおいていくなんてことは。

 ロングソードを構え、戦闘態勢に入る。
 魔族はこぶしを構える。 おそらく相手は殴り魔法使いスタイルだろう。

 すると、相手は猛ダッシュでこちらに駆け寄りこぶしを振りかぶる。
 それを剣で防ごうとしたが、俺は勢いよくとばされ・・・なかった。
 
 「すげぇおもてぇな」

 そう。ものすごく重たい一撃だった。
 でも俺には守るべき人間(魔族)がいる。

 試しに魔法を放ってみる。 相手は魔族なので光魔法の一種の聖魔法が有効だと思うが・・・
 ホーリーエディション
 『詠唱:このつるぎに聖なる加護を与えん 聖属性付加ホーリーエディション
 「このつるぎに聖なる加護を与えん 聖属性付加ホーリーエディション
 『聖属性付加ホーリーエディションが無詠唱で発動できるようになりました』
 
 "リータのロングソード"に光が宿る。
 さらにフレイムバレット
 『詠唱:高速の炎の玉を放たん! 火炎弾フレイムバレット
 「高速の炎の玉を放たん! 火炎弾フレイムバレット
 『火炎弾フレイムバレットが無詠唱で発動できるようになりました』

 巨大な炎の銃弾が魔族めがけて飛んでいく。
 それを何発か繰り返すと。魔族は苦しそうにこちらをにらんでくる。
 「ヒューマンの子供がこんな魔法が使える何て・・・」
 「口をきいているなんて余裕だな」
 「ぬっ」

---------------------------------------------------------------
 私はエミリーです。
 とんでもないものを見ています。
 シュウ君があおり始めたと思ったら、戦いを始めました。
 魔族がシュウ君をめがけてこぶしを振り上げました。
 やばいと思いました。
 でもシュウ君は軽々受け止めました。

 しかも、上級魔法を2回放ち、魔族を瀕死にしました。
 さらに、魔族の弱点とされる聖魔法を宿した剣を魔族に振り下ろしました。
 魔族は跡形もなく消え去りました。

 シュウ君は魔族に勝ってしまいました。
 この人は強すぎるんだと、再び思いました。

 ---------------------------------------------------------------------
  魔族を倒した。
 以外にあっけなかったと思う。
 とにかく魔族の女の子はたすけた。
 問題はこれからどうするかだ。
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更新が大変遅くなって申し訳ありませんでした。
なんにせよ最近忙しかったもので。
こんなこと言い訳にしてはいけませんね

お気に入り1000人ありがとうございます!
とにかく感謝です!

コメントでアドバイスいただいたところを何点かなおしました。
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