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2章 騎士学校

11.パーティーを組んだのでギルドに登録をしに行きました。

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 パーティーを組むと、在校中でもギルドに所属することができます。
 といっても依頼としてくるのは狩り程度。
 ですが、パーティーの強さによっては大人1人と同じ扱いを受けることができます。
 まぁまず無理といわれていますが。
 さて、パーティー全員で噴水前で待ち合わせ。
 可愛い子たちに囲まれてお出かけというのはドキドキする。

 やがて1人、また1人とやってくる。
 一番早く来たのはエミリーだった。 マジ天使!
 「おはようシュン!とても速いね!」
 「いやぁ、俺パーティーのリーダーでしょ? だからね!」
 「そうだね!」
 そういい合いながら笑い合う。
 前世ではなかなかなかった光景に、俺はすごい心が癒されていた。

 「全員そろったね! いこう!」
 そういってギルドまで向かう。
 

 以前見たような活気にあふれている町は、とても新鮮で俺らにはたまらないものだった。
 思ったのだが、ユリアの装備が寂しいのが気になる。

 「ユリア! その装備で大丈夫?」
 「少し寂しいけどお金がなくて、シュン君たちがいるから大丈夫かなと。」
 そう答える。 家名がないということは、爵位を持たない。
 仕送りは少ないだろうし、学校の支援金じゃ心もとないだろう。
 「よし、今までためてきたお金でユリアの装備をある程度整えよっか?」
 「えっ!?いいんですか?!?」
 「いいよな、みんな」
 一同うなずく。
 ここにいるのは俺の大切な仲間たち。絶対に失うわけにはいかない。
 「念のために装備は揃っていたほうがいいだろ?だから前行ったお店へゴーだ!」
 そうして一式そろえた。
 お財布が寂しいです。
 ユリアは、レザーの胸当てをして、弓矢を使うには最適の装備になった。
 弓は普通の弓だ。

 「シュウ君、ありがとう!」
 「いいよ~!じゃあ遅くなったけど、ギルドに向かおう!」

 また活気のあふれる街を歩く。
 そしてとても大きな建物、ギルドが見えてきた。
 見えてきたな!これが俺らの冒険の第一歩だ。

 ギルドに入ると、街で見るより多くの冒険者がいた。
 とりあえず受付に行く。
 受付嬢に来た理由を伝える。
 「リオン国王立リオン騎士学校のシュウです。 パーティーを組んだので、登録しに来ました。」
 と伝えると、彼女は何かを取りに行った。
 しばらくすると戻ってくる。
 「こちらの用紙にパーティーメンバー等必要事項を記入してください。

===========
パーティー名:疾風の矢ハヤテ
メンバー リーダー:シュウ・カドー
     メンバー:エミリー・クローグ
         :ユリア
         :メル・アルテー
学校名   :リオン国王立リオン騎士学校
クラス名:1学年Sクラス
==============
 書類は記入した。
 これはみんなで決めたパーティー名だ。 疾風の矢 これはパーティー全体が素早さ重視の戦闘スタイルを持つためである。
 この用紙を受付嬢に渡す。
 「はい、ありがとうございます。皆様は、学生ですので、学生ランクというものに入ってもらいます。 学生ランクはS~Fまであり、Sランクで試験を受けると、一般のDランクから始められます。また、学生のうちはソロで依頼を受けることができません。最低4人はいなければなりません。 では、一人一人にギルドカードを発行します。こちらの用紙に血を垂らしていただけますか? 同時に魔力測定も致します。」
 と小さな紙と針が配られた。
 全員が血を垂らした後、魔力の測定を行った。
 魔力測定の結果により、ギルドカードの色が変わります。
 グリーン→レッド→ブラック→ゴールド→クリスタルの順で魔力量が多くなります。

 測定は、巨大な水晶玉をつかい、測定した。
 結果、エミリー、ユリアはブラック、メルはゴールド、俺はクリスタルになりました。
 俺のせいで水晶玉が暴走を始めて、抑えるのに苦労しました。

 「はい・・・ありがとうございます。 こちらがそれぞれのギルドカードになります。紛失した場合は10000ヲルをいただきます。 にしてもこのパーティーはすごいですね・・・大人のギルド員のほとんどは魔力はレッドどまりなんですよ!、なのに全員がブラック以上って異常ですよ? ゴールド、クリスタルなんて論外です! 一人に関しては、水晶じゃ魔力を抑えきれませんでした!。
魔力はレベルによっても変動しますが、15歳まではレベルに関係なく、増えるといわれてます。将来が楽しみですね!」
 といわれた。 とてもうれしい!
 「では、明日から依頼を受けられますので、またお越しください。」
 「はい!ありがとうございました!」
 といって俺らはギルドを後にした。
_______________________
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