9 / 78
夏休みのすこし前
9.「うんこマン」にはなりたくない。
しおりを挟む
「用水と溜め池、つまり水路と貯水池の工事を監督するのはお侍さんで、その溜め池を作ったら水が貰えることになっていた地域では一番偉い人だった。
殿様よりは偉くないけれど、お殿様の顔を見たことがないような農家の人にとっては、この人の方が偉いと思える位の偉い人だった。
その人は、
『たくさんの人のためになる、とても大切な工事だから、神様へのプレゼントは馬や牛では足らない。人間の命にしないといけないだろう』
と考えた」
教室がざわめいた。
校長先生は、
「……さてこれからとても怖い話をするよ。聞きたくない人は、今の時間からトイレに行っておいで。その間にお話は終わると思うからね」
そう言って一分ぐらいの間だまった。
三人ぐらいの女子が連れだってトイレに行った。
男子の中に立ち上がりたそうにもじもじしている者がいた。
龍だ。
龍は前を見たり後ろを見たり、右を見たり左を見たりしながら、自分同様に『トイレに行きたい人』がいないかを探したけれど、みんな顔を背けた。
これはとてもヘンテコなことなんだけど、普段から龍の周りにいる男子児童たちは、学校でトイレに行くのを「恥ずかしいこと」だと思っている。
小用ならいいのだけれど、個室に入ったりしたら、その瞬間から、理由も事情も関係なく、その子のあだ名は「うんこマン」とか「便所太郎」になってしまうだろう。
そして小学校を卒業した後でもずっとそう呼ばれることに、多分、なる。
龍は、みんなが自分と違って怖い話を聞きたいのだと……少なくとも、怖い話を聞くのがイヤだとは思っていないらしいと判ると、立つのを止めた。
「さて、お話の続きをして良いかな?」
「イイデース」
妙に明るい声で言ったのはスネ夫と言うあだ名の男子だった。
こいつはいつでも不機嫌そうで、大体口を尖らせていた。それで、スネ夫というあだ名が一年生の一学期についた。それからずっとクラスのみんなは、彼を本当の名前で呼ばなくなった。
副担任のY先生は彼を本当の名前で呼ぶけれど、担任の先生は、たまにそう呼ぶ。
当のスネ夫は、そのあだ名をものすごく嫌がっていたけれど、みんな彼をそう呼ぶことは止めないので、今ではそう呼ばれても返事をするようになった。ただし、とても嫌そうな顔をしながら。
龍はスネ夫の尖った口を見た途端、
『やっぱりトイレに行かなくて良かった』
と思った。
もしトイレに行って、あだ名が「うんこマン」とか「便所マン」とかになるのはイヤだ。これからずっとそう呼ばれることになるのはもっとイヤだ。
校長先生は、みっしりと並んだ机の四つだけが空いている狭い教室を見渡して、児童達の顔の一つ一つを確認するように見て、
「じゃあ、続きのお話をするよ。あと、今トイレに行ったお友達に、これからするお話を無理矢理聞かせて、怖がらせるのは禁止だからね」
と、強く言った。大きい声じゃなかったけれど、龍には強い言葉に聞こえた。他の児童達もそう思ったらしい。バラバラに、
「ハイ」
と答えた。
教室が、少し静かになった頃、校長先生はお話の続きを始めた。
「そのお侍は人柱を立てる事を決めた。池の底になる場所の地面に、池よりも一丈……だいたい三メートルの深い穴を掘って、そこに人間を入れて、まだ生きているその人達の上から土をかぶせてしまおう、と」
一人の女子児童が手を上げて、トイレに行きたいと言った。
校長先生が許可をすると、今度も三人ぐらいの女子が教室を出て行った。
残った児童達の顔をもう一度見回した校長先生が、
「続けていいかな?」
と言うと、またスネ夫が、
「ダイジョウブデース」
と変な声で言った。児童達の半分ぐらいがクスクス笑った。
校長先生は、今度は教室が静かになる前にお話を再開した。
「偉いお侍は考えた。
貯水池になる場所の近く住んでいる農家の人たちを何人か、池の底の地面に掘った穴の中に生きたまま埋めて、そこに水を張ってしまおう。誰をうめるのかは、籤取で決めればよい。
――今はくじ引きは遊びでやることが多いだけれど、昔はこういうときに『神様のお告げ』を聞くためにやったりもした。人間が決めると不公平になるかも知れないことを選ぶときは、神様に任せようと考えたんだね。
良くても悪くても神様が決めたことだ。自分は悪くない、って言えるからね」
龍は、冷たくて乾いた土が自分の身体の上に被せられているような気がしてきた。呼吸が苦しくなった気がする。
「偉いお侍さんも、自分が決めたとは言いたくなかった。だから村々のみんなに伝えるときにはこういった。
『水の神様の銀色の龍が夢に出てきて言った。
[人柱を立てれば、工事が無事に済んで、その後も堤防が壊れたりしないし、日照りで水がなくなることもなくなる]
と。これは神様のお告げだから、言うことを聞かないといけない』
その説明を聞いたある人は、
『神様のお告げだから間違いない』
と思ったし、別の人は、
『神様のお告げだから仕方ない』
と思ったし、また別の人は、
『神様のお告げだから仕方がないけれど自分が人柱になるのは嫌だ』
と思った」
龍は、チョット腹が立った。
『自分がなるのは嫌だけれど、他の人がなるのは仕方がないなんて!』
見たこともない昔の人が、すごく酷い人に思えた。
だけどすぐ、
『自分だったらどうだろう?』
と考えた。
それで結局、
『自分も人柱になるのは嫌だな』
と思ったのだ。
龍は、そう考えた自分がちょっと嫌いになった。
校長先生の話は続く。
「くじ引きをして、何人かの人たちが『生き埋め』になることが決まった。
人柱を建てるお祭……楽しいお祭じゃなくて、神様の儀式のことだね……お祭をやる日も決まった。
準備をしている間に、
『人柱はやっちゃいけないんじゃないか』
と思った人がいた。
その人は、もしかしたら人柱を決めるくじ引きにずるをしてあったんじゃないかとも考えた。
つまり工事の責任者のお侍さんが『嫌いだ』と思っている人が、人柱に選ばれるようになっていたんじゃないか、ってね。
そして、もしかしたら『龍の神様が人柱をするように言った』という夢の話も、嘘なのじゃないかとも考えた」
教室がまたざわめいた。でも、さっきの怖いざわめきとは違った感じだった。
校長先生は、口をぎゅっと結んで、ざわざわする教室の中を見回した。校長先生の声がピタリと止んだので、教室は一層ざわめいた。
みんなの声がうるさかった。龍は机の上に突っ伏して、耳を押さえた。
どんどんうるさくなっているのに、校長先生がなにも言わないものだから、逆に生徒達は静かになり始めた。
そして、誰もおしゃべりをしなくなった頃、校長先生はまた口を開いた。
「そう思った人というのは、そのお侍さんの娘、つまりお姫様だった」
波のような騒がしさが、教室の中を通り過ぎた。今度の騒ぎは、長続きしなかった。みんな校長先生の話の続きが聞きたくて、すぐに「私語」を止めたからだ。
「人柱の儀式の前の晩、お姫様は人柱に決まった人たちを逃がした。そして朝が来て、人柱のお祭りが始まる前、まだお父さんのお侍さんが工事の現場に着く前に、自分から池の底になる予定の地面の穴の中に入った」
何人かの生徒がごくりと息をのんだ。
龍もつばを飲み込んだ。ただし、頭は机の上に伏せたままだった。顔を上げるのが、何故かとても恐ろしかった。
「人柱の儀式が始まって、最初にびっくりしたのは、人柱の穴を埋める係になった人だった。穴を埋めるために中を覗いたら、そこにいたのがお姫様だったのだから、驚くのも当然だね。
するとお姫様は、すごく小さな声でその人達に言った。
『声を出してはいけません。私が人柱に選ばれたのです』
お姫様はにっこりと笑いながら係の人に言った」
龍は頭を上げた。穴の中でお姫様が「にっこり笑った」というのに驚いたからだ。
彼は、暗くて冷たい穴の底で、静かに笑うお姫様の顔を想像した。
真っ白で、大人びて、頭の良さそうな笑顔。
パチパチと何度も瞬きをして、コツコツと何度も頭を叩いて、何回も想像をし直したのだけれど、どうしてもそのお姫様の顔が「トラ」の顔になってしまう。
「トラ」の顔をしたお姫様は、「トラ」の声で、穴の底からこう言うのだ。
『さあ、早く土を被せなさい。私の父が、人柱が変わっていることに気付く前に、穴を埋めてしまいなさい』
龍は机の上で両耳の穴に両手の人差し指を突っ込んだ。
わーんという音のような音でないようなものが耳の中で響いた。その雑音の向こう側で、校長先生の声は続いた。
殿様よりは偉くないけれど、お殿様の顔を見たことがないような農家の人にとっては、この人の方が偉いと思える位の偉い人だった。
その人は、
『たくさんの人のためになる、とても大切な工事だから、神様へのプレゼントは馬や牛では足らない。人間の命にしないといけないだろう』
と考えた」
教室がざわめいた。
校長先生は、
「……さてこれからとても怖い話をするよ。聞きたくない人は、今の時間からトイレに行っておいで。その間にお話は終わると思うからね」
そう言って一分ぐらいの間だまった。
三人ぐらいの女子が連れだってトイレに行った。
男子の中に立ち上がりたそうにもじもじしている者がいた。
龍だ。
龍は前を見たり後ろを見たり、右を見たり左を見たりしながら、自分同様に『トイレに行きたい人』がいないかを探したけれど、みんな顔を背けた。
これはとてもヘンテコなことなんだけど、普段から龍の周りにいる男子児童たちは、学校でトイレに行くのを「恥ずかしいこと」だと思っている。
小用ならいいのだけれど、個室に入ったりしたら、その瞬間から、理由も事情も関係なく、その子のあだ名は「うんこマン」とか「便所太郎」になってしまうだろう。
そして小学校を卒業した後でもずっとそう呼ばれることに、多分、なる。
龍は、みんなが自分と違って怖い話を聞きたいのだと……少なくとも、怖い話を聞くのがイヤだとは思っていないらしいと判ると、立つのを止めた。
「さて、お話の続きをして良いかな?」
「イイデース」
妙に明るい声で言ったのはスネ夫と言うあだ名の男子だった。
こいつはいつでも不機嫌そうで、大体口を尖らせていた。それで、スネ夫というあだ名が一年生の一学期についた。それからずっとクラスのみんなは、彼を本当の名前で呼ばなくなった。
副担任のY先生は彼を本当の名前で呼ぶけれど、担任の先生は、たまにそう呼ぶ。
当のスネ夫は、そのあだ名をものすごく嫌がっていたけれど、みんな彼をそう呼ぶことは止めないので、今ではそう呼ばれても返事をするようになった。ただし、とても嫌そうな顔をしながら。
龍はスネ夫の尖った口を見た途端、
『やっぱりトイレに行かなくて良かった』
と思った。
もしトイレに行って、あだ名が「うんこマン」とか「便所マン」とかになるのはイヤだ。これからずっとそう呼ばれることになるのはもっとイヤだ。
校長先生は、みっしりと並んだ机の四つだけが空いている狭い教室を見渡して、児童達の顔の一つ一つを確認するように見て、
「じゃあ、続きのお話をするよ。あと、今トイレに行ったお友達に、これからするお話を無理矢理聞かせて、怖がらせるのは禁止だからね」
と、強く言った。大きい声じゃなかったけれど、龍には強い言葉に聞こえた。他の児童達もそう思ったらしい。バラバラに、
「ハイ」
と答えた。
教室が、少し静かになった頃、校長先生はお話の続きを始めた。
「そのお侍は人柱を立てる事を決めた。池の底になる場所の地面に、池よりも一丈……だいたい三メートルの深い穴を掘って、そこに人間を入れて、まだ生きているその人達の上から土をかぶせてしまおう、と」
一人の女子児童が手を上げて、トイレに行きたいと言った。
校長先生が許可をすると、今度も三人ぐらいの女子が教室を出て行った。
残った児童達の顔をもう一度見回した校長先生が、
「続けていいかな?」
と言うと、またスネ夫が、
「ダイジョウブデース」
と変な声で言った。児童達の半分ぐらいがクスクス笑った。
校長先生は、今度は教室が静かになる前にお話を再開した。
「偉いお侍は考えた。
貯水池になる場所の近く住んでいる農家の人たちを何人か、池の底の地面に掘った穴の中に生きたまま埋めて、そこに水を張ってしまおう。誰をうめるのかは、籤取で決めればよい。
――今はくじ引きは遊びでやることが多いだけれど、昔はこういうときに『神様のお告げ』を聞くためにやったりもした。人間が決めると不公平になるかも知れないことを選ぶときは、神様に任せようと考えたんだね。
良くても悪くても神様が決めたことだ。自分は悪くない、って言えるからね」
龍は、冷たくて乾いた土が自分の身体の上に被せられているような気がしてきた。呼吸が苦しくなった気がする。
「偉いお侍さんも、自分が決めたとは言いたくなかった。だから村々のみんなに伝えるときにはこういった。
『水の神様の銀色の龍が夢に出てきて言った。
[人柱を立てれば、工事が無事に済んで、その後も堤防が壊れたりしないし、日照りで水がなくなることもなくなる]
と。これは神様のお告げだから、言うことを聞かないといけない』
その説明を聞いたある人は、
『神様のお告げだから間違いない』
と思ったし、別の人は、
『神様のお告げだから仕方ない』
と思ったし、また別の人は、
『神様のお告げだから仕方がないけれど自分が人柱になるのは嫌だ』
と思った」
龍は、チョット腹が立った。
『自分がなるのは嫌だけれど、他の人がなるのは仕方がないなんて!』
見たこともない昔の人が、すごく酷い人に思えた。
だけどすぐ、
『自分だったらどうだろう?』
と考えた。
それで結局、
『自分も人柱になるのは嫌だな』
と思ったのだ。
龍は、そう考えた自分がちょっと嫌いになった。
校長先生の話は続く。
「くじ引きをして、何人かの人たちが『生き埋め』になることが決まった。
人柱を建てるお祭……楽しいお祭じゃなくて、神様の儀式のことだね……お祭をやる日も決まった。
準備をしている間に、
『人柱はやっちゃいけないんじゃないか』
と思った人がいた。
その人は、もしかしたら人柱を決めるくじ引きにずるをしてあったんじゃないかとも考えた。
つまり工事の責任者のお侍さんが『嫌いだ』と思っている人が、人柱に選ばれるようになっていたんじゃないか、ってね。
そして、もしかしたら『龍の神様が人柱をするように言った』という夢の話も、嘘なのじゃないかとも考えた」
教室がまたざわめいた。でも、さっきの怖いざわめきとは違った感じだった。
校長先生は、口をぎゅっと結んで、ざわざわする教室の中を見回した。校長先生の声がピタリと止んだので、教室は一層ざわめいた。
みんなの声がうるさかった。龍は机の上に突っ伏して、耳を押さえた。
どんどんうるさくなっているのに、校長先生がなにも言わないものだから、逆に生徒達は静かになり始めた。
そして、誰もおしゃべりをしなくなった頃、校長先生はまた口を開いた。
「そう思った人というのは、そのお侍さんの娘、つまりお姫様だった」
波のような騒がしさが、教室の中を通り過ぎた。今度の騒ぎは、長続きしなかった。みんな校長先生の話の続きが聞きたくて、すぐに「私語」を止めたからだ。
「人柱の儀式の前の晩、お姫様は人柱に決まった人たちを逃がした。そして朝が来て、人柱のお祭りが始まる前、まだお父さんのお侍さんが工事の現場に着く前に、自分から池の底になる予定の地面の穴の中に入った」
何人かの生徒がごくりと息をのんだ。
龍もつばを飲み込んだ。ただし、頭は机の上に伏せたままだった。顔を上げるのが、何故かとても恐ろしかった。
「人柱の儀式が始まって、最初にびっくりしたのは、人柱の穴を埋める係になった人だった。穴を埋めるために中を覗いたら、そこにいたのがお姫様だったのだから、驚くのも当然だね。
するとお姫様は、すごく小さな声でその人達に言った。
『声を出してはいけません。私が人柱に選ばれたのです』
お姫様はにっこりと笑いながら係の人に言った」
龍は頭を上げた。穴の中でお姫様が「にっこり笑った」というのに驚いたからだ。
彼は、暗くて冷たい穴の底で、静かに笑うお姫様の顔を想像した。
真っ白で、大人びて、頭の良さそうな笑顔。
パチパチと何度も瞬きをして、コツコツと何度も頭を叩いて、何回も想像をし直したのだけれど、どうしてもそのお姫様の顔が「トラ」の顔になってしまう。
「トラ」の顔をしたお姫様は、「トラ」の声で、穴の底からこう言うのだ。
『さあ、早く土を被せなさい。私の父が、人柱が変わっていることに気付く前に、穴を埋めてしまいなさい』
龍は机の上で両耳の穴に両手の人差し指を突っ込んだ。
わーんという音のような音でないようなものが耳の中で響いた。その雑音の向こう側で、校長先生の声は続いた。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
ARIA(アリア)
残念パパいのっち
ミステリー
山内亮(やまうちとおる)は内見に出かけたアパートでAR越しに不思議な少女、西園寺雫(さいおんじしずく)と出会う。彼女は自分がAIでこのアパートに閉じ込められていると言うが……
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
つれづれなるおやつ
蒼真まこ
ライト文芸
食べると少しだけ元気になる、日常のおやつはありますか?
おやつに癒やされたり、励まされたりする人々の時に切なく、時にほっこりする。そんなおやつの短編集です。
おやつをお供に気楽に楽しんでいただければ嬉しいです。
短編集としてゆるく更新していきたいと思っています。
ヒューマンドラマ系が多くなります。ファンタジー要素は出さない予定です。
各短編の紹介
「だましあいコンビニスイーツ」
甘いものが大好きな春香は日々の疲れをコンビニのスイーツで癒していた。ところがお気に入りのコンビニで会社の上司にそっくりなおじさんと出会って……。スイーツがもたらす不思議な縁の物語。
「兄とソフトクリーム」
泣きじゃくる幼い私をなぐさめるため、お兄ちゃんは私にソフトクリームを食べさせてくれた。ところがその兄と別れることになってしまい……。兄と妹を繋ぐ、甘くて切ない物語。
「甘辛みたらしだんご」
俺が好きなみたらしだんご、彼女の大好物のみたらしだんごとなんか違うぞ?
ご当地グルメを絡めた恋人たちの物語。
※この物語に登場する店名や商品名等は架空のものであり、実在のものとは関係ございません。
※表紙はフリー画像を使わせていただきました。
※エブリスタにも掲載しております。
猫のランチョンマット
七瀬美織
ライト文芸
主人公が、個性的な上級生たちや身勝手な大人たちに振り回されながら、世界を広げて成長していく、猫と日常のお話です。榊原彩奈は私立八木橋高校の一年生。家庭の事情で猫と一人暮らし。本人は、平穏な日々を過ごしてるつもりなのだけど……。
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】ツインクロス
龍野ゆうき
青春
冬樹と夏樹はそっくりな双子の兄妹。入れ替わって遊ぶのも日常茶飯事。だが、ある日…入れ替わったまま両親と兄が事故に遭い行方不明に。夏樹は兄に代わり男として生きていくことになってしまう。家族を失い傷付き、己を責める日々の中、心を閉ざしていた『少年』の周囲が高校入学を機に動き出す。幼馴染みとの再会に友情と恋愛の狭間で揺れ動く心。そして陰ではある陰謀が渦を巻いていて?友情、恋愛、サスペンスありのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる