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「息子も自分のことはある程度自分でできるようになってきましたし、そろそろ私の商売の様子を見せてやろう、家族で行けば小旅行にもなるだろう……だなんて甘いことを思ったのがこのざまです」
御者席にいるパーシーはそう言うと、包帯を巻いた手で照れくさそうに頭を掻いた。
気弱そうな見かけによらず、商人らしく良く喋る男だ。あぐらをかいて座るユーダレウスは、そんなことを思いながら後ろの木箱に背を預ける。
馬車はガタコトと静かな街道を進む。
額の傷を覆うガーゼが気にかかるのだろう。パーシーがもう一度指先でそこに触れると、サラが「あなた、あまりいじらない方がいいわ」と気遣った。
「ユーダレウスさんが通りかかって下さらなかったら、どうなっていたことか」
サラが朗らかに言いながら、後ろで遊ぶ子供たちに穏やかな視線を送る。
カエルの効果は絶大だったらしい。二人はあっという間に、まるで昔からの友人のように仲良くなり、畳まれたテントの幕の上に座り込んで遊んでいた。
ヒューゴが持っていた色のついた石ころを並べ、何かの遊びに興じているところらしい。ガタンと馬車が揺れ、ころりと転がり落ちた黒い石に、二人が「あー! 王様が!」と残念そうな声を上げた。
本当になんの遊びだ。ユーダレウスは、込み上がる笑みを拳で隠した。子供のすることに、大人が考えるほどの大層な意味はないのだろう。だからこそ面白い。
ユーダレウスは眉間の皺を薄くし、穏やかな顔でふたりを眺めていた。
「ヒューゴ、こっちのみどりの石は?」
「それ、キレーだろ? おれの宝物!」
淡い緑の石を大事そうに手に乗せると、ヒューゴは「きっとこれ、ほんとの宝石だぜ」と胸を張った。ティニは感心しながら、ヒューゴの手に乗った石をまじまじと見た。
子供たちの無邪気なやりとりに、ふふと笑い声を零したパーシーが、少しだけ後ろのユーダレウスを振り返る。
さっきまでやっていた謎の石遊びはどうなったのかと、子供たちを半笑いで眺めていたユーダレウスは、その視線に気が付くと、咳ばらいをして居ずまいを正す。
「ええと、ユーダレウスさんは、魔術師でいらっしゃるんですよね。魔術師というと、私はてっきり、みな王宮に召し抱えられているものとばかり思っていました」
「……まあ、根無し草は珍しいだろうな」
魔術師は、過去においてはそれなりの数がいたが、今となってはかなり稀有な存在だった。数を減らした魔術師の代わりに、世に台頭してきたのがまじない師だが、魔術師には圧倒的に力が劣る上、その力を持つ者もまた稀であった。
それに、国が魔術師を召し抱えているということは、国単位で見ればそれだけ力を保有しているともとられ、ある種の抑止力ともなる。それ故に、真に魔術師と見るや、国はあらゆる好条件を提示して囲おうとする。
しかし、その条件を飲む魔術師は、ほんの一握りだ。
余程のことがない限り、国に飼われることを選ぶ魔術師はいない。大抵は、人が足を踏み入れないような辺鄙なところに住み、精霊そのものに魅入られた者は彼らについての研究をし、奇跡の力に魅入られたものは魔術の研鑽を積んでいる。
そうして、時折訪れる魔術師の手助けを望む者のみを静かに受け入れ、それ以外の人目には触れもしないで生活をするのが普通だ。それ故、人々は王宮に召し抱えられている変わり者の魔術師たちしか知らない。
さらにユーダレウスのように、のらりくらりと旅人をしているのもまた、魔術師の常識として珍しいことだった。
サラが揺れる馬車の中、器用にカップの中に粉末をふり入れる。水筒からお湯を注ぐと、カップからは柔らかな茶の香りが立ち上った。茶葉をよくすりつぶし、粉末にして茶葉ごと楽しむ種類の茶である。ぬるいお湯でも構わないため、旅に持ち歩くには重宝される品だった。
手渡されたカップをありがたく受け取ると、ユーダレウスは口をつけた。
「旅をなさってるんですよね、どちらへ向かわれているんです?」
「さあな」
ぶっきら棒に答えて眉間に皺を寄せたユーダレウスに、サラが委縮した。
「あ……すみません、不躾に……」
「いや、本当にただ決めてないだけだ。他意はない」
慌てて気にするなと手を振る。サラはそれを見て少し驚いた表情をしてから、可笑しそうに「ふふ」と笑った。
その時、どこからともなく、獣の遠吠えが聞こえた。それに呼応するように、別な方角からも似たようなもの悲しい声が響く。
「そろそろ獣の時間だな」
ユーダレウスの低い声に、パーシーは緊張したように手綱を握り直した。不安が伝わったのか、馬が神経質に鼻を鳴らした。
「今年は、アルイマベリーが豊作だとかで、クマと頻繁に出くわして困ると知り合いの木こりが言ってましたね……」
「アルイマベリーか……」
このアルイマの森でのみ自生する植物は、アルイマの巨木だけではない。アルイマベリーもその一つだ。春から初夏にかけての時期に実をつけ、甘く香り高い実は栄養価も高い。この辺りに生息するクマは、この実を好んで食べる。
サラは不安そうに御者席に座る夫に触れた。
「この街道の中なら問題ないんでしょ、あなた」
「ああ、大丈夫。心配ないよ」
安心させるために、にっこりと笑おうとして、傷が痛んだのか、パーシーは包帯の上から手をさする。誤魔化すように手綱を握り直すと「生憎、賊には会ってしまったけどね」と冗談めかして力なく笑った。
「でも、素敵な出会いもあったわ」
サラはユーダレウスを見て微笑むと、意気消沈した夫を労わるようにその腰をとんとんと柔く叩いた。
御者席にいるパーシーはそう言うと、包帯を巻いた手で照れくさそうに頭を掻いた。
気弱そうな見かけによらず、商人らしく良く喋る男だ。あぐらをかいて座るユーダレウスは、そんなことを思いながら後ろの木箱に背を預ける。
馬車はガタコトと静かな街道を進む。
額の傷を覆うガーゼが気にかかるのだろう。パーシーがもう一度指先でそこに触れると、サラが「あなた、あまりいじらない方がいいわ」と気遣った。
「ユーダレウスさんが通りかかって下さらなかったら、どうなっていたことか」
サラが朗らかに言いながら、後ろで遊ぶ子供たちに穏やかな視線を送る。
カエルの効果は絶大だったらしい。二人はあっという間に、まるで昔からの友人のように仲良くなり、畳まれたテントの幕の上に座り込んで遊んでいた。
ヒューゴが持っていた色のついた石ころを並べ、何かの遊びに興じているところらしい。ガタンと馬車が揺れ、ころりと転がり落ちた黒い石に、二人が「あー! 王様が!」と残念そうな声を上げた。
本当になんの遊びだ。ユーダレウスは、込み上がる笑みを拳で隠した。子供のすることに、大人が考えるほどの大層な意味はないのだろう。だからこそ面白い。
ユーダレウスは眉間の皺を薄くし、穏やかな顔でふたりを眺めていた。
「ヒューゴ、こっちのみどりの石は?」
「それ、キレーだろ? おれの宝物!」
淡い緑の石を大事そうに手に乗せると、ヒューゴは「きっとこれ、ほんとの宝石だぜ」と胸を張った。ティニは感心しながら、ヒューゴの手に乗った石をまじまじと見た。
子供たちの無邪気なやりとりに、ふふと笑い声を零したパーシーが、少しだけ後ろのユーダレウスを振り返る。
さっきまでやっていた謎の石遊びはどうなったのかと、子供たちを半笑いで眺めていたユーダレウスは、その視線に気が付くと、咳ばらいをして居ずまいを正す。
「ええと、ユーダレウスさんは、魔術師でいらっしゃるんですよね。魔術師というと、私はてっきり、みな王宮に召し抱えられているものとばかり思っていました」
「……まあ、根無し草は珍しいだろうな」
魔術師は、過去においてはそれなりの数がいたが、今となってはかなり稀有な存在だった。数を減らした魔術師の代わりに、世に台頭してきたのがまじない師だが、魔術師には圧倒的に力が劣る上、その力を持つ者もまた稀であった。
それに、国が魔術師を召し抱えているということは、国単位で見ればそれだけ力を保有しているともとられ、ある種の抑止力ともなる。それ故に、真に魔術師と見るや、国はあらゆる好条件を提示して囲おうとする。
しかし、その条件を飲む魔術師は、ほんの一握りだ。
余程のことがない限り、国に飼われることを選ぶ魔術師はいない。大抵は、人が足を踏み入れないような辺鄙なところに住み、精霊そのものに魅入られた者は彼らについての研究をし、奇跡の力に魅入られたものは魔術の研鑽を積んでいる。
そうして、時折訪れる魔術師の手助けを望む者のみを静かに受け入れ、それ以外の人目には触れもしないで生活をするのが普通だ。それ故、人々は王宮に召し抱えられている変わり者の魔術師たちしか知らない。
さらにユーダレウスのように、のらりくらりと旅人をしているのもまた、魔術師の常識として珍しいことだった。
サラが揺れる馬車の中、器用にカップの中に粉末をふり入れる。水筒からお湯を注ぐと、カップからは柔らかな茶の香りが立ち上った。茶葉をよくすりつぶし、粉末にして茶葉ごと楽しむ種類の茶である。ぬるいお湯でも構わないため、旅に持ち歩くには重宝される品だった。
手渡されたカップをありがたく受け取ると、ユーダレウスは口をつけた。
「旅をなさってるんですよね、どちらへ向かわれているんです?」
「さあな」
ぶっきら棒に答えて眉間に皺を寄せたユーダレウスに、サラが委縮した。
「あ……すみません、不躾に……」
「いや、本当にただ決めてないだけだ。他意はない」
慌てて気にするなと手を振る。サラはそれを見て少し驚いた表情をしてから、可笑しそうに「ふふ」と笑った。
その時、どこからともなく、獣の遠吠えが聞こえた。それに呼応するように、別な方角からも似たようなもの悲しい声が響く。
「そろそろ獣の時間だな」
ユーダレウスの低い声に、パーシーは緊張したように手綱を握り直した。不安が伝わったのか、馬が神経質に鼻を鳴らした。
「今年は、アルイマベリーが豊作だとかで、クマと頻繁に出くわして困ると知り合いの木こりが言ってましたね……」
「アルイマベリーか……」
このアルイマの森でのみ自生する植物は、アルイマの巨木だけではない。アルイマベリーもその一つだ。春から初夏にかけての時期に実をつけ、甘く香り高い実は栄養価も高い。この辺りに生息するクマは、この実を好んで食べる。
サラは不安そうに御者席に座る夫に触れた。
「この街道の中なら問題ないんでしょ、あなた」
「ああ、大丈夫。心配ないよ」
安心させるために、にっこりと笑おうとして、傷が痛んだのか、パーシーは包帯の上から手をさする。誤魔化すように手綱を握り直すと「生憎、賊には会ってしまったけどね」と冗談めかして力なく笑った。
「でも、素敵な出会いもあったわ」
サラはユーダレウスを見て微笑むと、意気消沈した夫を労わるようにその腰をとんとんと柔く叩いた。
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