私の理想の異世界チート

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259.牢屋

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おかわり用にとテーブルの中央の皿に乗せた苺のミルフィーユケーキが、1人おかわり2個を食べ終わり、私のケーキ2個を残すばかりとなった時……

皆の視線が私に集まる……

「き…今日は、コレで私は満足かな……」

なんて口に出した途端、2個のケーキの争奪戦が9人で行われ、始めは口での応戦から次第にデザートフォークで応戦をしだした所で、ストップを掛け、争うならじゃんけんはどうかと提案すると、皆さん「じゃんけんとはなんだ?」と言うので、手の形から どれが勝ってどれが負けて、同じのが出たらあいこでもう一度と説明して、勝負して貰い……

じゃんけんでミュールラン様と双子の片割れのデール君が勝利し、負けた皆に見せ付けながら、満面の笑顔で食べ終わった。



そんな戦いをのんびりと傍から見ながら、今日も平和だなぁ…と思ったのがいけなかったのだろうか………

今……私は……
石造りで太い鉄格子の嵌まった、牢屋の様な場所で大きなベットの上に居た………


数時間前の事を思い返してみる____________________________________



苺のミルフィーユケーキを食べて、紅茶を飲み干した為 おかわりでも貰おうかと思って居た時に、式典の間の扉の外が俄に騒がしくなり、式典の間の扉が荒々しく叩かれたのだ…!

陛下が入室の許可をすると、1人の騎士が慌てて部屋に入って来て……

地下牢に捕えて居るカサンドラが、食事用のカトラリーで自分の首を浅くだが切り裂き、流れた血液で何かの魔法陣を描いて倒れて居るのが、先程 発見されたと報告された。

陛下はすぐに宮医者をカサンドラの治療に向かわせる指示と、魔導師にカサンドラの描いた魔法陣の解析をする様にと命令を下した。


その後 魔導師が魔法陣を解析したが、全容は解析は出来なかったが、描いたカサンドラが絶命すると共に発動する魔法陣だと解析結果が報告され……

宮医者からは カサンドラの容態は、出血は止められたが首の太い血管を傷付けているので、虫の息でいつ息を引き取ってもおかしくないと報告された……

その報告を陛下の側で聞いた私は……
自分の出す高級等ポーションを使えば、カサンドラが助かるのではないかと提案した。

それを聞いて陛下やエドが少しの間 悩み、最後は処刑の予定だが、カサンドラからはまだ聞き出す事があるし、頼めるか?と言われたので私は頷いた。

カサンドラの所にエドと向かおうとした時、突然!私の着ていたドレスのスカート部分の刺繍の模様が光を放ち、私の意識が薄れていった……


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