私の理想の異世界チート

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236.質問の意味

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3枚ある宝飾品のデザイン画が、まず……

・真珠とダイヤモンドを交互に配置してあり、デザインがV字、1連でも存在感があるのに、デザイン画では3連にしてあって、とても華やかに見える宝飾品セット。

・小粒の真珠のネックレスを3重にして、トルネードネックレスにしてあり、ネックレストップに、大きなダイヤモンドの竜の飾りがある宝飾品セット。

・中粒の真珠のネックレスを3連にして、右の片方にプラチナ台で花束を作り、その花束の花を、ダイヤモンドと真珠で作り上げた、豪華な宝飾品セット。

どれも魅力的で、私には甲乙を付けがたい。

「僕は……
竜の飾りが有る宝飾品か、花束が付いた真珠の3連の宝飾品が良いと思う。」

「うーん?……
竜人族のエドと結ばれるんだから、ちょっと恥ずかしいけれど、この際 竜の飾りの着いた宝飾品セットにしちゃおうか?!」

そんなやり取りで、トルネードネックレスの竜の飾りの着いた宝飾品セットに決まった。

「それではドミニクさん…
番の儀式に着る、ドレスの宝飾品セットは、こちらの竜の飾りのモノでお願い致します。」

「承知 致しました。
こちらでご用意致します。」


モニカが頃合いを見計らって、お茶とお茶菓子を机に用意してくれた。

お茶は紅茶。
お茶菓子は、パウンドケーキだった。

「ありがとうモニカ。」

「いえ…恐れ入ります。」

3着のドレスのデザイン画と、それぞれのドレスに合わせた宝飾品セットのデザイン画を、ドミニクさんが ひと組ずつ封筒に入れている姿をぼんやりと見つつ、紅茶のソーサーを片手で持ち上げ、カップを持ち 一口啜る。

温かい紅茶に、ホッと一息ついた……
少し緊張していたようだ。


「それで…お前は……デザイナーのドミニクだったか?!」

突然 エドがドミニクさんに話しかける。

「は…?…はい……エドラフェイルク殿下。」

声を掛けられると思って居なかったドミニクさんは、少し驚いていたが 返事を返す。

「お前は明日も登城して、ミユを呼び出すつもりか?!」

「えっ…?…あの……
質問の意味が解りかねますが…?…」

少し挙動不審になったドミニクさんが、エドに質問の意味を問う…

「ふんっ! 毎日毎日のドレスの確認の登城に、誰も何も思わぬとでも?!!」

「へっ?!…あっ…いや………

最高のドレスを作る為に、私は尽力させて頂いているだけですが…?!……

それの何か悪いのですかっ?!!」

心外だと言うように、顔を怒りで赤くしたドミニクさんが、エドに喰って掛かった……


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