私の理想の異世界チート

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202.お礼

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時刻は 16時10分…
そろそろエドの仕事場に向かわねばと、重い腰をエドと2人上げて、サロンからの退出の挨拶を家族の皆様にして、サロンを後にした。

皆さんとても良い笑顔で、ケーキや飲み物の感想やお礼を口々に言って下さり、執事や侍女の方々からも、感想と喜びを伝えられ、とても嬉しくなりました とココにご報告 致します。



さて サロンを後にして、騎士団の仕事場へと向かいつつ、エドに今日は騎士団で何をするのかと聞きました。

「今日は 少しの書類仕事と、前にミユにお願いした、魔法のイメージの仕方や訓練に付き合って貰おうと思って居るんだけど。」

と言われ……
少しばかり不安に思いつつも、頑張ろうと気合を入れました!


今回はサロンから出て遠回り等はせずに、一直線でやって来たので、灰色の石造りの背の高い壁に、早々に到着し 昨日と同じで、金属製の扉の両側に騎士の青年が2人立って居ます。

エドと私を見ると姿勢を正し 軽く頭を下げて、扉を押し開けてくれました。

扉を潜り中に入ろうとすると、青年2人が……

「エドラフェイルク様の番様、昨日 ケーキ頂きました。
ありがとうございました。」

「とても美味しかったです。
ありがとうございました。」

と声を掛けて貰えたので…

「お口に合って、良かったです。
態態 ありがとうございます。」

と こちらからも、声を掛けておきました。


中に入ると 広い訓練場では、昨日の朝よりは少ないですが、訓練をされている騎士達が沢山 居ました。

コチラに気が付いた騎士団員たちは、ペコリッと頭を下げてくれ、こちらからも軽くペコリッっと頭を下げて返すと……

「エドラフェイルク様の番様ー!!
ケーキありがとうございましたーーー!!」

と大きな声が聞こえ、皆さん深々と頭を下げてくれました。

なので…
手をひらひらと振って応えておきます。
(だって 騎士団員達まで距離が結構あったので、先程の青年みたいに大きな声では返せないなと、早々に諦めたんです……)

私の隣で、エドが……

…ブツブツ…「挨拶の時のお辞儀よりも、ミユへのお礼の時のお辞儀の方が、心も籠もってたし…
皆 一糸乱れずに揃ってたな……
明日の訓練メニューは、もっとハードなモノにしてやるか!!」…ブチブチ…

何か聞き取れない言葉を、ブツブツ呟く様に言いながら、 不穏な雰囲気を醸し出しつつ、顔が悪い子エドさんに変貌して居るのですが……
大丈夫なんでしょうか……?!

不安しか せり上がって来ませんよ……

そんな不穏な雰囲気のエドを横目に見つつ、煉瓦 造りの建物へと入って行きました。


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