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66.金色の小鳥
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「ミユー。ミユー。
何見てるの?」
「あっ。エド…
この一段高くなってるスポットライトの場所って、何する所なの?」
「ああ。そこはね 衣装を仕立てたりする時に乗って、お針子さん達が調節したりする時に使ったり、夜会の衣装の着付けをする為の場所だよ。」
「凄ーい!やっぱり王子様くらいになると、お店とかに行かずに お城でお針子さんが縫うんだね!
あっ エドは、用事 終わったの?」
「ああ 手紙 書き終わったよ。
その手紙を出すのに、ちょっと面白いモノを見せようかと思って、ミユを探してた。」
「何なにー?」
「ちょっとこっちに来て。」
最初に入って来た部屋に連れて来られた。
最初にエドの部屋に入った時の 部屋の事を聞くとリビングだったらしい。
リビングにある窓の方に向かうエド。
私も後ろを追いかけて行った。
エドは1つの窓へ行き 両開きの扉を、外側に押し開ける。
「ミユ。今から 僕がさっき書いていた手紙……
3人の婚約者への婚約破棄の手紙だったんだけど…
それを飛ばすから見てて。」
「えっ?!あっ…うん…」
服のお腹の横ポケットに入れていたらしい手紙を取り出すと…
3枚の手紙にブツブツ何かを唱えた。
すると手紙だった物が姿を変え、金色の小鳥の姿になったと思ったら、私達の頭の上を3週程 飛び回ってそれぞれバラバラの方向へと飛び立って行った…
「あのっ…エド…!
すっごく可愛い小鳥で飛び立つ様は凄かったんだけど…
婚約破棄って…手紙でっ?!!
私 てっきり 王様に挨拶したら、直接 婚約者達に会ってから、婚約破棄するモノだと……」
『前の世界で例えるなら、メールや電話で別れを告げるみたいで、何かモヤっとするような……』
「ミユっ!大丈夫っ!!安心して!
手紙で婚約破棄じゃなくて、婚約破棄するから城に来いって連絡だからっ!」
「えっ?!……あっ‥そうなんだ…それなら…まあ……いいのか??」
「僕がミユの事を守るからね!安心してて!」
「うん。期待してるね。」
どのくらいでやって来るのだろうか…と少し不安になったミユであった…
そこでタイミング良く リビングの扉から、コンコンコンコンッと4回 扉をノックする音がした。
「許可する 入れ!」
ガチャッ「失礼 致します。」
さっき王宮の庭で話し掛けてきた、エドの部下って人がリビングに入って来た。
「ああ。ザナート お前が来たのか。
別の部下に頼んでも良かったものを。」
「ハッ!エドラフェイルク様。
先程 仰せつかりました 謁見の件。
宰相閣下へ速やかに申請しました所、皆様 仕事の手を止めてまで お集まり頂けました。
早速ですが、王の間でお集まり頂いております。
番様をお連れになって、エドラフェイルク様もお越し下さい。」
何見てるの?」
「あっ。エド…
この一段高くなってるスポットライトの場所って、何する所なの?」
「ああ。そこはね 衣装を仕立てたりする時に乗って、お針子さん達が調節したりする時に使ったり、夜会の衣装の着付けをする為の場所だよ。」
「凄ーい!やっぱり王子様くらいになると、お店とかに行かずに お城でお針子さんが縫うんだね!
あっ エドは、用事 終わったの?」
「ああ 手紙 書き終わったよ。
その手紙を出すのに、ちょっと面白いモノを見せようかと思って、ミユを探してた。」
「何なにー?」
「ちょっとこっちに来て。」
最初に入って来た部屋に連れて来られた。
最初にエドの部屋に入った時の 部屋の事を聞くとリビングだったらしい。
リビングにある窓の方に向かうエド。
私も後ろを追いかけて行った。
エドは1つの窓へ行き 両開きの扉を、外側に押し開ける。
「ミユ。今から 僕がさっき書いていた手紙……
3人の婚約者への婚約破棄の手紙だったんだけど…
それを飛ばすから見てて。」
「えっ?!あっ…うん…」
服のお腹の横ポケットに入れていたらしい手紙を取り出すと…
3枚の手紙にブツブツ何かを唱えた。
すると手紙だった物が姿を変え、金色の小鳥の姿になったと思ったら、私達の頭の上を3週程 飛び回ってそれぞれバラバラの方向へと飛び立って行った…
「あのっ…エド…!
すっごく可愛い小鳥で飛び立つ様は凄かったんだけど…
婚約破棄って…手紙でっ?!!
私 てっきり 王様に挨拶したら、直接 婚約者達に会ってから、婚約破棄するモノだと……」
『前の世界で例えるなら、メールや電話で別れを告げるみたいで、何かモヤっとするような……』
「ミユっ!大丈夫っ!!安心して!
手紙で婚約破棄じゃなくて、婚約破棄するから城に来いって連絡だからっ!」
「えっ?!……あっ‥そうなんだ…それなら…まあ……いいのか??」
「僕がミユの事を守るからね!安心してて!」
「うん。期待してるね。」
どのくらいでやって来るのだろうか…と少し不安になったミユであった…
そこでタイミング良く リビングの扉から、コンコンコンコンッと4回 扉をノックする音がした。
「許可する 入れ!」
ガチャッ「失礼 致します。」
さっき王宮の庭で話し掛けてきた、エドの部下って人がリビングに入って来た。
「ああ。ザナート お前が来たのか。
別の部下に頼んでも良かったものを。」
「ハッ!エドラフェイルク様。
先程 仰せつかりました 謁見の件。
宰相閣下へ速やかに申請しました所、皆様 仕事の手を止めてまで お集まり頂けました。
早速ですが、王の間でお集まり頂いております。
番様をお連れになって、エドラフェイルク様もお越し下さい。」
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