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本編
第170話
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タビトが突然出て行ってから数時間が経過した。時刻はすでに午後6時を回っている。
いつもよりゆっくりと帰り支度をしているうちに6時半近くになったが、玄関は静まり返ったままだ。
チカルは誰もいない内廊下に出てオートロックが閉まる音を聞き……そこでもすこしのあいだ待った。だが、彼が廊下の角を曲がってくることはなかった。
沈んだ気持ちのまま、踵を引きずり歩く。エレベーターホールに辿り着いてしまうと、壁に沿って備え付けてあるソファに座り、無意味にトートバッグの中を探った。エプロンを畳み直したり、ポーチの中身を整理してみたりとあれこれやって、また腕時計を見る。もうすぐ午後7時だ。
溜息をついて立ち上がりインジケーターを見れば、ふたつあるエレベーターのうちのひとつが上の階に向かって動いている。
トートバッグの持ち手を握りしめた手に、汗が滲んだ。
ここは15階だ。人を乗せているだろう箱が、じれったい速度で、しかし確実に上昇してくる。9、10、11、12、13……。15階で止まれ、と念じつつ階数のデジタル表示を見守りながら、もし彼が乗っていたら必ず謝ろうと心に決めた。強く抱きしめて、許しを乞い、いまのこの気持ちを洗いざらい伝えようと。
軽やかな到着音が響いた。扉が開く。
乗っていたのは、家族と思しき人々だった。小型犬を抱いた男と、大きなピクニックバスケットを腕にかけた女。そのふたりのあいだには、砂遊びの道具の入ったバケツを手に提げた小さな男の子が立っている。
女の方と目が合う。彼女は訝し気に眉をひそめてチカルを見た。そのときようやく、降りようとしている彼らの邪魔になっていることに気付いて、慌てて脇に避ける。
まず男の子が飛び出して、チカルの脇を駆け抜けていった。犬を抱いた男がそれを追いかける。遠くから響いてくる鈴のような笑い声が、立ち竦むチカルの耳に虚しく届いた。
気付けば、空になったエレベーターの扉が半分ほど閉まりかけている。慌ててボタンを押して、中に滑り込んだ。
音のない空間に佇み、チカルは手のひらで顔を拭った。深い深い溜息に肺を潰して、自分がタビトに放った言葉や可愛げのない態度を思う。スニーカーの爪先を睨むように見つめて、もう何度目かもわからない溜息をついた。
彼女は緩慢な動作でスマホを取り出すと、タビトの電話番号を画面に表示する。だが、発信ボタンをタップする覚悟が決まらない。アイコンの上を指先がさまよっているうちに、1階のロビーに到着してしまう。
滲んだ視界の端で扉が開いた。その瞬間、チカルは思い切って発信ボタンをタップする。スマホを耳に当てて視線を落としたまま、寄りかかっていた手すりから背中を離した。
そのとき突然大きな影が迫り来て足元が翳り、はっとして顔を上げる。
とっさのことで声も出せずにいるチカルを、マスク姿のタビトが見下ろしていた。彼の手のなかで、スマホが振動している。
チカルは愕然としたまま、スマホを耳から離した。
安堵と惨めさで胸がいっぱいになり、先ほどまでの覚悟が消し飛んでしまった彼女は、タビトの横をすり抜けてエレベーターの外に出ようとする。しかし彼はそれを許さない。すぐさま行く手を阻んで壁際に追い詰め、側面にある操作パネルのボタンを押した。
タビトの背後で扉が閉まる。ふたりを乗せた小さな箱が、ゆっくりと上昇しはじめた。
「もう帰っちゃっただろうなって思ってた」
「か、帰ります……帰らないと……」
「俺に会いたかったくせになに言ってんの……」
彼はやさしい声音で言うと、潤んだ目を逸らしたチカルにほほえみかける。
「待たせてごめんね」
「待ってなんか……」
「だってもう7時になるよ」スマホで時刻を確認して、再び彼女に視線を流す。「用事があるなんて嘘なんでしょ?」
チカルは黙って顔を俯かせた。それが答えとみたタビトは喉の奥で笑うと、覆いかぶさるようにして彼女を見下ろし壁に手をつく。距離がさらに縮まりほとんど密着した状態で、彼はささやくように言った。
「意地悪されちゃったな……嘘をつかれたし、別の女を呼べなんて言われて……傷ついたよ?」
謝罪したくて唇を開くも、細かな光を孕む妖艶な瞳に圧倒され言葉が出てこない。
「俺を試してるの?」
「そんなつもり、ない」
「ほんとかな……」
タビトから容赦ない圧をかけられ動揺する一方で、いつエレベーターの扉が開くかと、チカルは怯えている。
「試したって無駄だからね。どんなこと言われても、あてつけで別の女の人を呼ぶことなんて絶対しないし」
「わかった……わかりました。だから離れて。こんなところを誰かに見られたら……」
「見られたらアイドルとして終わるよね」
「危機感があるなら離れてください」
「てかさ……この状況だとアイドル生命絶たれるどころか犯罪者として捕まって人生そのものが終わっちゃいそう。監視カメラから見たらこれ、完全に襲ってるもん」
チカルは視線だけを斜め上に向けた。天井に、ドーム型のカメラが設置されている。タビトもまた彼女の視線の先を目だけで追って、
「まずいことになっちゃったな」
まるで他人事のように言う。それから彼は小首を傾げると、ほほえみを浮かべてチカルを見つめた。
「ね、チカルさんにお願いがあるんだけど。俺のこと抱きしめてくれない?」
「――なにを言って……」
「そうすれば恋人同士に見えるでしょ」
「だめ、できません……そんな……」
彼はマスクを顎の下に引き下げる。
「これで顔もわかっちゃったかな?逮捕されちゃうかも」
「なんて馬鹿なことを……!やめなさい!」
この角度ならばかろうじて顔は映らないはずだが――万が一を思うとチカルは震えた。慌ててマスクを戻そうとする彼女の手首を掴んで、
「早く……。もう着くし、すこしのあいだだけだから」
甘い声で催促し、大きな手で後頭部を包んでそっと引き寄せる。
「だめ……、……」
「俺を助けると思って……ね?」
逃れようとするチカルの体を腕でやわらかく絡めとり、耳元でささやいた。抵抗を完全に封じられてしまった彼女は目を白黒させるばかりだ。
「チカルさん……お願い」
腕の中で固まっている彼女の耳元で低くささやく。
もう一度カメラの存在を横目で確認し、彼女は真っ赤な顔で下唇を噛んだ。そして、おずおずとタビトの腰に手を回す。それを合図としたように強く抱きすくめられ、彼の胸に片頬が埋まる。
シュンヤ以外の男にこんなことをするのは初めてだ。タビトは彼よりも細い印象だったが、布越しに感じる体は驚くほどたくましい。少年のように無邪気な彼も、立派な大人の男なのだと思い知る。
「ありがと」
耳に響く彼の声は甘く優しく、チカルの頑なな心をすっかりほどいてしまう。
相手のペースに巻き込まれたら駄目だとわかっていたが、こうなってしまったらもう、抗うことはできなかった。隙間なく触れ合い、彼のかすかな香水の匂いに包まれながら、チカルはうっとりと目を潤ませる。得も言われぬ幸福感と安心感が胸にあふれ、自身を悩ませるつまらないプライドや意地が、重ね合うぬくもりの中に消えていくのが感じられた。
タビトはとろけてしまいそうなほどに弛緩した体を掻き抱き、柔い黒髪に頬を押し当てる。チカルはその優しい感触を味わいながら、消え入りそうな声で名を呼んだ。
「――タビト君……」
「ん?」
「私、……意地を張ってばかりで、素直になれなくて、」
目を伏せ、彼女は震える息に声を乗せる。
「ごめんなさい……」
苦しく眉根を寄せたまま、タビトの胸に頬ずりする。甘えるようなそのしぐさに心が揺さぶられるのを感じながら、彼は耳朶に残る傷痕に唇を寄せた。
「謝らないで……。素直じゃないところも、頑固で意地っ張りなところもぜんぶひっくるめて好きだよ」
チカルはまつげに光の粒をきらめかせ、抱きしめる腕に力を込める。それを感じ取り喜びに打ち震えながらタビトは、彼女の髪にそっとくちづけた。
「――好き。大好き……チカルさん……」
狂おしく囁かれ、彼女は恍惚とした表情で熱い吐息をこぼす。込み上げるせつなさに胸を染めて彼を見上げると、前髪にキスの雨が降ってきた。
彼の情熱的な抱擁、耳朶をなぞる甘美な声……そして、やさしく触れる唇の感触が、心の枯渇した部分を潤し満たしていく。この多幸感を抱いたまま、タビトの腕の中で泡のように消えてしまえたらどんなにいいだろう。そんなやるせない思いが胸によぎったとき、フロア到着を知らせる音が軽快に鳴り響いた。
いつもよりゆっくりと帰り支度をしているうちに6時半近くになったが、玄関は静まり返ったままだ。
チカルは誰もいない内廊下に出てオートロックが閉まる音を聞き……そこでもすこしのあいだ待った。だが、彼が廊下の角を曲がってくることはなかった。
沈んだ気持ちのまま、踵を引きずり歩く。エレベーターホールに辿り着いてしまうと、壁に沿って備え付けてあるソファに座り、無意味にトートバッグの中を探った。エプロンを畳み直したり、ポーチの中身を整理してみたりとあれこれやって、また腕時計を見る。もうすぐ午後7時だ。
溜息をついて立ち上がりインジケーターを見れば、ふたつあるエレベーターのうちのひとつが上の階に向かって動いている。
トートバッグの持ち手を握りしめた手に、汗が滲んだ。
ここは15階だ。人を乗せているだろう箱が、じれったい速度で、しかし確実に上昇してくる。9、10、11、12、13……。15階で止まれ、と念じつつ階数のデジタル表示を見守りながら、もし彼が乗っていたら必ず謝ろうと心に決めた。強く抱きしめて、許しを乞い、いまのこの気持ちを洗いざらい伝えようと。
軽やかな到着音が響いた。扉が開く。
乗っていたのは、家族と思しき人々だった。小型犬を抱いた男と、大きなピクニックバスケットを腕にかけた女。そのふたりのあいだには、砂遊びの道具の入ったバケツを手に提げた小さな男の子が立っている。
女の方と目が合う。彼女は訝し気に眉をひそめてチカルを見た。そのときようやく、降りようとしている彼らの邪魔になっていることに気付いて、慌てて脇に避ける。
まず男の子が飛び出して、チカルの脇を駆け抜けていった。犬を抱いた男がそれを追いかける。遠くから響いてくる鈴のような笑い声が、立ち竦むチカルの耳に虚しく届いた。
気付けば、空になったエレベーターの扉が半分ほど閉まりかけている。慌ててボタンを押して、中に滑り込んだ。
音のない空間に佇み、チカルは手のひらで顔を拭った。深い深い溜息に肺を潰して、自分がタビトに放った言葉や可愛げのない態度を思う。スニーカーの爪先を睨むように見つめて、もう何度目かもわからない溜息をついた。
彼女は緩慢な動作でスマホを取り出すと、タビトの電話番号を画面に表示する。だが、発信ボタンをタップする覚悟が決まらない。アイコンの上を指先がさまよっているうちに、1階のロビーに到着してしまう。
滲んだ視界の端で扉が開いた。その瞬間、チカルは思い切って発信ボタンをタップする。スマホを耳に当てて視線を落としたまま、寄りかかっていた手すりから背中を離した。
そのとき突然大きな影が迫り来て足元が翳り、はっとして顔を上げる。
とっさのことで声も出せずにいるチカルを、マスク姿のタビトが見下ろしていた。彼の手のなかで、スマホが振動している。
チカルは愕然としたまま、スマホを耳から離した。
安堵と惨めさで胸がいっぱいになり、先ほどまでの覚悟が消し飛んでしまった彼女は、タビトの横をすり抜けてエレベーターの外に出ようとする。しかし彼はそれを許さない。すぐさま行く手を阻んで壁際に追い詰め、側面にある操作パネルのボタンを押した。
タビトの背後で扉が閉まる。ふたりを乗せた小さな箱が、ゆっくりと上昇しはじめた。
「もう帰っちゃっただろうなって思ってた」
「か、帰ります……帰らないと……」
「俺に会いたかったくせになに言ってんの……」
彼はやさしい声音で言うと、潤んだ目を逸らしたチカルにほほえみかける。
「待たせてごめんね」
「待ってなんか……」
「だってもう7時になるよ」スマホで時刻を確認して、再び彼女に視線を流す。「用事があるなんて嘘なんでしょ?」
チカルは黙って顔を俯かせた。それが答えとみたタビトは喉の奥で笑うと、覆いかぶさるようにして彼女を見下ろし壁に手をつく。距離がさらに縮まりほとんど密着した状態で、彼はささやくように言った。
「意地悪されちゃったな……嘘をつかれたし、別の女を呼べなんて言われて……傷ついたよ?」
謝罪したくて唇を開くも、細かな光を孕む妖艶な瞳に圧倒され言葉が出てこない。
「俺を試してるの?」
「そんなつもり、ない」
「ほんとかな……」
タビトから容赦ない圧をかけられ動揺する一方で、いつエレベーターの扉が開くかと、チカルは怯えている。
「試したって無駄だからね。どんなこと言われても、あてつけで別の女の人を呼ぶことなんて絶対しないし」
「わかった……わかりました。だから離れて。こんなところを誰かに見られたら……」
「見られたらアイドルとして終わるよね」
「危機感があるなら離れてください」
「てかさ……この状況だとアイドル生命絶たれるどころか犯罪者として捕まって人生そのものが終わっちゃいそう。監視カメラから見たらこれ、完全に襲ってるもん」
チカルは視線だけを斜め上に向けた。天井に、ドーム型のカメラが設置されている。タビトもまた彼女の視線の先を目だけで追って、
「まずいことになっちゃったな」
まるで他人事のように言う。それから彼は小首を傾げると、ほほえみを浮かべてチカルを見つめた。
「ね、チカルさんにお願いがあるんだけど。俺のこと抱きしめてくれない?」
「――なにを言って……」
「そうすれば恋人同士に見えるでしょ」
「だめ、できません……そんな……」
彼はマスクを顎の下に引き下げる。
「これで顔もわかっちゃったかな?逮捕されちゃうかも」
「なんて馬鹿なことを……!やめなさい!」
この角度ならばかろうじて顔は映らないはずだが――万が一を思うとチカルは震えた。慌ててマスクを戻そうとする彼女の手首を掴んで、
「早く……。もう着くし、すこしのあいだだけだから」
甘い声で催促し、大きな手で後頭部を包んでそっと引き寄せる。
「だめ……、……」
「俺を助けると思って……ね?」
逃れようとするチカルの体を腕でやわらかく絡めとり、耳元でささやいた。抵抗を完全に封じられてしまった彼女は目を白黒させるばかりだ。
「チカルさん……お願い」
腕の中で固まっている彼女の耳元で低くささやく。
もう一度カメラの存在を横目で確認し、彼女は真っ赤な顔で下唇を噛んだ。そして、おずおずとタビトの腰に手を回す。それを合図としたように強く抱きすくめられ、彼の胸に片頬が埋まる。
シュンヤ以外の男にこんなことをするのは初めてだ。タビトは彼よりも細い印象だったが、布越しに感じる体は驚くほどたくましい。少年のように無邪気な彼も、立派な大人の男なのだと思い知る。
「ありがと」
耳に響く彼の声は甘く優しく、チカルの頑なな心をすっかりほどいてしまう。
相手のペースに巻き込まれたら駄目だとわかっていたが、こうなってしまったらもう、抗うことはできなかった。隙間なく触れ合い、彼のかすかな香水の匂いに包まれながら、チカルはうっとりと目を潤ませる。得も言われぬ幸福感と安心感が胸にあふれ、自身を悩ませるつまらないプライドや意地が、重ね合うぬくもりの中に消えていくのが感じられた。
タビトはとろけてしまいそうなほどに弛緩した体を掻き抱き、柔い黒髪に頬を押し当てる。チカルはその優しい感触を味わいながら、消え入りそうな声で名を呼んだ。
「――タビト君……」
「ん?」
「私、……意地を張ってばかりで、素直になれなくて、」
目を伏せ、彼女は震える息に声を乗せる。
「ごめんなさい……」
苦しく眉根を寄せたまま、タビトの胸に頬ずりする。甘えるようなそのしぐさに心が揺さぶられるのを感じながら、彼は耳朶に残る傷痕に唇を寄せた。
「謝らないで……。素直じゃないところも、頑固で意地っ張りなところもぜんぶひっくるめて好きだよ」
チカルはまつげに光の粒をきらめかせ、抱きしめる腕に力を込める。それを感じ取り喜びに打ち震えながらタビトは、彼女の髪にそっとくちづけた。
「――好き。大好き……チカルさん……」
狂おしく囁かれ、彼女は恍惚とした表情で熱い吐息をこぼす。込み上げるせつなさに胸を染めて彼を見上げると、前髪にキスの雨が降ってきた。
彼の情熱的な抱擁、耳朶をなぞる甘美な声……そして、やさしく触れる唇の感触が、心の枯渇した部分を潤し満たしていく。この多幸感を抱いたまま、タビトの腕の中で泡のように消えてしまえたらどんなにいいだろう。そんなやるせない思いが胸によぎったとき、フロア到着を知らせる音が軽快に鳴り響いた。
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