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1話 始まりの話

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かつて敵同士だった種族、空人と海人が共存する世界。
空人と海人はそれぞれの特徴がある。
空人は空を飛ぶことができ、風を操る力と火を操れる力を持つ。
海人は泳ぎに長けていて、水を操る力と氷を生成する力を持つ。
そして、それぞれの派生として風や雷など、様々な力を操るものが増える。
敵同士だったのは昔の話で、今は空人海人共に協力して過ごしている。
ーそして、忘れてはならないもう一つの種族の存在ー
それは幻に近い種族で、世界の最高峰種族とされる。

ー《神》と言う種族ー

神の種族は普段、天界に住んでいるがごく稀に地上に来ることがある。
目にしたとしても、自ら声をかけてはならない、目の前に立ってはいけない。
もし、誰かに神の話をしようとすればその地に災いが起きる。
実際口外した者は「神の監獄」へ幽閉され二度と戻らなかった。
しかし100年前、一度だけ口外した種族が神の監獄から逃れたものがいる。

  これはその種族の末永が主人公の物語
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